文房具好きとして知られる女優でモデルの三戸なつめさんと、東京都内の文房具店で見つけた心ときめくアイテムをご紹介します。今回足を運んだのは、日本橋駅からすぐの「榛原（はいばら）」。

榛原は、日本橋の街で200年以上続く伝統の和紙舗。和紙やオリジナルデザインの千代紙を日常使いできる小物として多数販売しています。今回三戸さんが選んだのは、華やかな雪輪紋が描かれた千代紙、イラストレーターコラボの蛇腹メモ、榛原の魅力を詰め込んだギフトセットの3点です。

榛原で見つけた文房具＆雑貨その1「榛原千代紙　六花・青」
使い方いろいろ！愛らしい雪輪紋がきらめく千代紙

「榛原千代紙」は、明治・大正期に榛原で販売していた千代紙を元にデザインされたもの。こちらの「六花」はさまざまな雪の形が描かれた色鮮やかな一枚。雪は清浄さの象徴であると同時に、水となり翌年の豊作に繋がることから繁栄の兆しとなる縁起物とされていたそう。

三戸さん「千代紙の中でも高貴な感じで特別な雰囲気。少しラメが入ったような色みで、光にかざすと色々な表情が見えてきます。そのまま壁に貼ってもいいし、小さく切って手帳の透明なカバーに挟んでみたりしてもかわいいと思います。他の千代紙と入れ替えたりしても楽しめそう」。

青色のほかに、同柄の赤色もラインナップ。プレゼントの包装に使ったり、小物にアレンジしたりと使い方は自由自在です。

榛原で見つけた文房具＆雑貨その2「蛇腹メモグラム　波に子等」ほか
ますこえりさんとコラボ！絵柄がかわいい蛇腹メモ帳

蛇腹状の折り目にミシン目が入り、好きな場所で切り離すことができる新感覚のメモ帳「蛇腹メモグラム」。今回選んだのは、人気イラストレーターのますこえりさんとコラボレーションしたシリーズ。「波に子等」は、伝統的な「青海波」という波の柄をタイヤの遊具に見立て、楽しく遊ぶ子どもたちが描かれています。

三戸さん「伝統的な模様と現代のイラストレーターさんがコラボされていて、レトロさもありつつ今っぽいです！色合いもポップでかわいいですよね」。

柄の取り都合で表紙の絵柄がアイテムごとに異なるのもおもしろいポイント。同じ絵柄で朱印帖やノート、手鏡や六角筆筒にもアレンジされているので、シリーズでアイテムをそろえる楽しみも。

榛原で見つけた文房具＆雑貨その3「榛原製 文箱詰め合わせ」
ギフトセットは、渡す相手の幸せを願って……

榛原の千代紙を使った千代箱に、ミシン目に沿って切り取れる蛇腹便箋や、榛原のデザイナーを勤めていた竹久夢二さん意匠の一筆箋、ユニークな絵柄のポチ袋を詰め合わせたギフトセット。

オンラインストアではセット内容が固定されていますが、店頭では一点ずつ好きなアイテムを選ぶことができます。

三戸さん「まず家にそのまま置いても馴染んでくれそうな紺色の箱から選びました。便箋は伝統的な和柄のうさぎ、一筆箋はきゅうり柄で意外性をプラス！全体的に青系でまとまったので、招き猫のオレンジを差し色にしました。“渡した相手に良いことが起きるように”というメッセージを込めています。お店全体がそういう幸せを願うモチーフのものが多く、プレゼント選びがすごく楽しいです」。

今回訪れたのは「榛原」

榛原は、文化3年（1806年）に日本橋で創業した和紙舗。日本の伝統文化である和紙をベースに、便箋や金封、和小物などの加工製品を多数展開。“和紙のある暮らし”を提案し続けています。詳しくは、華やかな千代紙に、おしゃれな便箋・レターセットも！日本橋で200年以上続く和紙舗「榛原」