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Photoshopド定番チュートリアル

2021.12.13 Mon

ザラッとしたノイズのある質感でアブストラクト模様を作る

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopの機能だけでザラッとしたノイジーな質感で、アブストラクト模様を作る方法をご紹介。ジャンルを問わずさまざまなビジュアルイメージに活用できる抽象的な素材です。*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「グラデーションオーバーレイ」「ノイズを加える」「楕円形ツール」「光彩(内側)」「光彩(外側)」「ドロップシャドウ」

1.グラデーションの背景を作成する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:1200ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成する。次に、描画色をスモーキーピンク(ここでは[R:224、G:179、B:173])に変更したら、新規レイヤーを作成し、編集メニュー→“塗りつぶし...”を[内容:描画色]で実行(図1)

図1。新規レイヤーをスモーキーピンクで塗りつぶす

続いてレイヤーパネルでスモーキーピンクに塗りつぶしたレイヤーを選択したあと、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“グラデーションオーバーレイ...”を[描画モード:乗算]、[不透明度:100%]、[グラデーション:紫_22]、[スタイル:円形]、[逆方向]にチェックを入れて適用する(図2)(図3)

図2。[描画モード:乗算]、[不透明度:100%]、[スタイル:円形]、[逆方向]にチェックを入れ、[グラデーション]のプルダウンメニューから[紫色系]を開き、[紫_22]を選ぶ
図3。全体に円形グラデーションがかかる

レイヤーパネルでこのレイヤーを選択して、レイヤーメニュー→“ラスタライズ”→“レイヤースタイル”を実行したあと、フィルターメニュー→“ノイズ”→“ノイズを加える...”を[量:10%]、[分布方法:均等に分布]で実行してザラッとした質感を与える(図4)(図5)

図4。[量:10%]、[分布方法:均等に分布]で実行する
図5。円形グラデーションにノイズの質感が加わった

2.楕円形ツールで正円を描いて配置する

新規レイヤーを作成したら楕円形ツールを選択し、オプションバーで[ツールモード:シェイプ]、[塗り:オレンジ]、[線:なし]に設定(図6)。shiftキーを押しながら画面上をドラッグして正円をひとつ描画する(図7)

図6。[ツールモード:シェイプ]、[塗り]をオレンジ(ここでは[R:255、G:102、B:0])、[線:なし]に設定する
図7

レイヤーパネルでこの正円のレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“光彩(内側)...”を[描画モード:乗算]、[不透明度:100%]、[ノイズ:40%]、[光彩のカラー:茶色]、[テクニック:さらにソフトに]、[ソース:エッジ]、[チョーク:0%]、[サイズ:150px]に設定する(図8)

図8。[描画モード:乗算]、[不透明度:100%]、[ノイズ:40%]、[光彩のカラー]を茶色(ここでは[R:165、G:66、B:0])、[テクニック:さらにソフトに]、[ソース:エッジ]、[チョーク:0%]、[サイズ:150px]に設定

続いて、レイヤースタイルの[光彩(外側)]を選択して[描画モード:ハードライト]、[不透明度:100%]、[ノイズ:100%]、[光彩のカラー:紫]、[テクニック:さらにソフトに]、[スプレッド:0%]、[サイズ:100px]に設定(図9)

図9。[描画モード:ハードライト]、[不透明度:100%]、[ノイズ:100%]、[光彩のカラー]を紫(ここでは[R:147、G:59、B:130])、[テクニック:さらにソフトに]、[スプレッド:0%]、[サイズ:100px]に設定する

さらに、レイヤースタイルの[ドロップシャドウ]を選択して、[描画モード:通常]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:125°]、[距離:151px]、[スプレッド:0%]、[サイズ:215px]に設定して適用する(図10)(図11)

図10。[描画モード:通常]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:125°]、[距離:151px]、[スプレッド:0%]、[サイズ:215px]に設定する
図11

3.形の異なるモチーフを散りばめて印象的に

移動ツールを選択し、optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を押しながら正円のオブジェクトをドラッグして複製する(図12)。同じ要領でさらに2つオブジェクトを複製してそれぞれ配置していく(図13)

図12。移動ツールでoptionキーを押しながらオブジェクトをドラッグすると、好みの位置にそのオブジェクトを複製できる
図13

同様の手順で長方形や三角形などを描いてレイヤースタイルでザラついた効果を与え(図14)(図15)、ランダムに配置すればアブストラクト模様が作成できる(図16)

図14。長方形ツールで細長い長方形を描画する
図15。正円オブジェクトと同様に、レイヤースタイルの[光彩(内側)]や[光彩(外側)]、[ドロップシャドウ]を設定してザラついた質感を与えた
図16。完成したメインビジュアル

ここでは、さらに文字要素を加えて完成とした(図17)。

図17。最後に文字要素を足して完成

以上、Photoshopの機能だけでザラッとしたノイジーな質感で、アブストラクト模様を作る方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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