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Photoshopド定番チュートリアル

2022.09.26 Mon

文字をモチーフの前後に重ねて立体的に合成する

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

今回はPhotoshopで文字をモチーフ(葉っぱ)の前後に重ねて立体的に合成する方法です。文字の一部をマスクして(隠して)、文字が後ろにあるように見せる合成は基本手法の一つで、かなり応用も効くのでぜひトライしてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「横書き文字ツール」「レイヤーマスク」「レイヤーの不透明度」「ブラシツール」「ドロップシャドウ」

1.合成の元となる写真と文字を用意する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:1200ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、元となる写真を配置する(図1)。続いて、横書き文字ツールで元になる文字(ここでは「NATURAL ABSORPTION」)を入力し、文字パネルでフォントやフォントサイズなどを設定(図2)

図1
図2

次に、レイヤーパネルで文字のレイヤーを選択したあと、パネル下部の[レイヤーマスクを追加]ボタンをクリックしてレイヤーマスクを追加。さらにこのレイヤーを[不透明度:50%]に設定する(図3)(図4)

図3
図4。この時点のレイヤーの状態。文字のレイヤーにレイヤーマスクを追加して[不透明度:50%]に変更しておく。なお[不透明度]を変更したのはレイヤーマスクを編集しやすくするため

2.文字を部分的にマスクしてモチーフの後ろに隠れたような効果をつける

文字と写真を合成していく。まずはレイヤーパネルで文字のレイヤーのレイヤーマスクサムネールが選択されているか確認し、選択されていない場合はクリックして選択しておく。

次にブラシツールを選び、オプションバーのブラシプリセットピッカーから[ハード円ブラシ]を選択(図5)。[直径]のサイズを調節しながら、モチーフ(ここでは植物の葉)の形にブラシを加えていく(図6)(図7)

図5。[ハード円ブラシ]を選択。ブラシの[直径]はモチーフのエッジに沿ってきれいにマスクが作成できるよう、適宜調節する。ここでは[直径:7px]程度に調節してブラシを加えていった
図6。ブラシを加える前
図7。ブラシを加えた後。ブラシを加えた部分がマスクされ(隠され)、背面にあるモチーフが前面に見えるようになる

同様に文字をマスクしたい部分にブラシを加えたら(図8)、レイヤーパネルで文字のレイヤーを[不透明度:100%]に戻しておく(図9)(図10)

図8。適宜文字を隠した全体図(なおこの図はわかりやすいように文字部分を拡大している)
図9
図10。この時点のレイヤーの状態。文字のレイヤーを[不透明度:100%]に戻しておく

3.文字やモチーフに影をつけて立体感を出す

ここからは文字やモチーフに影をつけて立体感を出していく。まず、レイヤーパネルで文字のレイヤーを選択し、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“ドロップシャドウ...”を[描画モード:通常]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:45%]、[角度:90°]、[距離:0px]、[スプレッド:19%]、[サイズ:49px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]に設定して適用する(図11)(図12)

図11。[描画モード:通常]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:45%]、[角度:90°]、[距離:0px]、[スプレッド:19%]、[サイズ:49px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]に設定する
図12。ドロップシャドウで文字のエッジにうすく影をつけた

次に文字のレイヤーのレイヤーサムネールをcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらクリックして選択範囲を作成する(図13)

図13

続いて新規レイヤーを最前面に作成したら、ブラシツールを選び、オプションバーのブラシプリセットピッカーから[ソフト円ブラシ]を選択。[描画色]を黒に設定して、ブラシを加えてモチーフの影を表現していく(図14)(図15)

図14。モチーフの影が文字に落ちて見えるようにブラシで調整する
図15

全体に影をつけたら(図16)、レイヤーパネルでこの影のレイヤーを[不透明度:50%]に変更してなじませる(図17)(図18)

図16。モチーフの影ができたが少し濃い
図17。不透明度で影を薄くしてリアルな影に見えるよう調整する
図18。この時点のレイヤーの状態。影のレイヤーを[不透明度:50%]に変更しておく

ここでは、さらに他の文字要素などを配置して完成とした(図19)

図19。文字をモチーフの前後に重ねて立体的に合成するビジュアルの完成

以上、Photoshopで文字をモチーフの前後に重ねて立体的に合成する方法でした。ポイントは文字を適度にマスクすることと、ていねいに影を加えることです。ぜひトライしてみてください。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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