デパートの化粧品売場には、赤やピンクの口紅がズラッと並んでいますが、あなたはそれぞれの色の「違い」を見分けることができますか? 男性は「赤は赤」「ピンクはピンク」で、どれもほとんど同じに見えるという方が多いのですが、女性は同じ赤系でも「微妙な違い」を区別しているからこそ、口紅を選んで買うことができるのです。
男性が一般的に思い浮かべるピンク色
こうした色に対する感覚の違いが一番わかりやすく表れるのがピンク色です。ひと口にピンクといっても、オレンジ色に近い落ち着いた色味の「暖色系のピンク」と、ショッキングピンクに代表される青みがかった「寒色系のピンク」の2系統があります。
男性のデザイナーが深く考えずに選ぶと、「いかにもピンク」な「寒色系のピンク」になりがちです。けれども、多くの女性が素直に「自分らしい」「しっくりくる」と感じられるのは、たいてい「暖色系のコーラルピンク」です。
そして、この微妙な色味の違いが、あなたが伝えたいメッセージ全体の印象を大きく左右してしまうことがあります
女性に嫌われないピンク色とは?
もちろん、「寒色系のピンク」のほうがイメージにぴったりの商品やサービスもあります。たとえば、子供向け、ギャル向け、可愛い系の商品や、男性目線を意識した「女性らしさ」を発揮したいときに使われる商品、あまり人目に触れない小物などであれば、女性たちも喜んで「寒色系のピンク」を選びます。
けれども、主に30代以上の女性に落ち着いた印象の商品として売りたいなら、違和感や嫌悪感を抱かれにくく、すんなり受け入れられやすい「暖色系のピンク」を使うほうが無難です。
とはいえ、「暖色系のピンク」にも限りなくバリエーションがあり、女性たちはその微妙な色の違いから、「自分に合いそうか」を一瞬で判断するのですから、一筋縄ではいきません。
けれど、色や細部のデザインこそが全体のイメージを決め、売り上げを左右するのです。女性向けの商品やサービスに関わる色を決めるときは、ぜひ女性の意見を聞きながら慎重に検討してください。
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2017.12.12 Tue