Illustratorはイラストを描くうえでかかせないアプリケーションです。その機能や操作は数限りなくありますが、はじめからすべてをマスターするのではなく、まずは基本的な機能を集中しておぼえていきましょう。Illustratorの基本的な機能を確実にマスターすることが、Illustrator上達の近道と言えます。
第9章 文字の基本(2) |
●型に文字を流し込む
(2)図形の色がなくなり、図形に文字が流し込める状態になりました。
(3)テキストを流し込むと、文字が型に沿って配置されました。
●型の外側に文字を流し込む
(1)文字ツールから「パス上文字ツール」を選択し、図形の輪郭上でクリックします。マウスポインタの形状が(図)になっていればクリックしてください。
(2)図形の外側に文字を流し込むことができます。この作業は、通常の文字ツールのままでも図形の輪郭に合わせたときにoptionキーを押しながらクリックすると同様の作業が行えます。
●文字をアウトライン化する
(1)文字を選択します。
(2)書式メニュー→“アウトラインを作成”を選択します。
(3)文字の属性がなくなり、一文字ずつオブジェクトになりました。
(4)文字をアウトライン化することで、加工することが可能になります。
●袋文字を作成する
(1)アウトライン化した文字を選択して、オブジェクトメニュー→“パス”→“パスのオフセット”を選択します。
(2)オフセットの大きさを入力し、OKします。
(3)文字の周りに一回り大きくなった文字のアウトラインが作成されました。
(4)グループ選択ツールなどで作成されたオブジェクトだけを選択します。
(5)線を設定し、塗りに色を入れると、袋文字が完成します。文字自体とパスのオフセットでできたオブジェクトはバラバラになっているので、位置をずらしたり、[パスファインダ]などで合体させたりして、いろいろな袋文字を作成することができます。
第1章 基本のツール 1>2>3
第2章 ベジェ曲線を操ろう! 1>2>3
第3章 図形だけで作る模様 1>2>3
第4章 塗りと線しくみ 1>2
第5章 透明効果
第6章 グラデーションとグラデーションメッシュ 1>2
第7章 マスク機能
第8章 ブレンド機能
第9章 文字の基本 1>2
第10章 パスファインダと整列 1>2