第26回　STEP 2　パストラックAPIとは?

2009.10.29 THU

ゼロからのWebサービス制作も自由自在　WEB API PROGRAMMING!

　STEP 2　パストラックAPIとは?

パストラックでは、パストラックのWebサイトに表示している集計したサイトごとのランキングデータを取得できるパストラックAPIを公開している。今回は、このパストラックAPIを使っていろいろなニュースやWebサイトのランキングを取得するプログラムを作成しながら、パストラックAPIについて解説していく。

パストラックAPIは、無料で利用できるWebAPIである。パストラックAPIの情報は、パストラックサイトの開発者向け情報にまとめられている［5］。パストラックAPIについての新着情報は、パストラックの開発者の奥一穂氏のブログに公開されているので、気になる読者はチェックしてみるとよいだろう［6］。

さて、このパストラックAPIは、現在合計6種類のWeb APIが提供されている［7］。ニュースランキング取得APIは、パストラックのサイトにある人気のニュースランキング［8］とまったく同じ情報を取得することができるAPIである。詳しくは次のSTEP3で解説する。カテゴリランキング取得APIは、政治やスポーツやゲームなどのパストラックによって区分されたカテゴリ別のランキングを取得するAPIである。詳しくはSTEP4で解説する。［9］は、パストラックのサイトでの「社会／政治」のカテゴリの人気ページランキングである。キーワード・URL検索APIは、パストラックのサイトの検索機能とまったく同じ機能を提供するAPIである［10］。詳しくはSTEP4で解説する。URL正規化APIは、同一リソースを指すURLをシンプルな形に変換して取得できるAPIである。これはパストラックの内部で使われている機能をAPIとして提供している。ページカウンタAPIとページチャートAPIは、時系列単位でのURLごとのアクセス数を取得するAPIである。［11］は、大手検索サイトをパストラックのデータを基に比較したチャートグラフである。URL正規化API、ページカウンタAPI、ページチャートAPIは、STEP5で解説する。

パストラックAPIを利用するには、アクセスキーはないのですぐに利用できる。ただし、パストラックAPIを利用したサイト上に「パストラック」または「Pathtraq」と言う文言を含むアンカーテキストに「パストラックのトップページ」（pathtraq.com/）をリンクする必要がある。詳しくは、パストラックサイトの開発者向け情報の「免責事項」と「クレジット表示について」の項目と利用規約を確認しておこう［12］。

これでパストラックAPIを使う上での必要な情報はすべてそろったので、次のステップから具体的なパストラックAPIを利用方法について解説していく。