デジタルがどれだけ進歩しても、業務を滞りなく進行させるには、アナログなツールが有効な場面は数多くあります。何でもデジタルに置き換えようとこだわりすぎると、効率を落としてしまうことも少なくありません。
こうしたアナログツールの中でも、オフィスでの円滑なコミュニケーションに欠かせないのが、付箋です。今回は、ユニークな発想で業務を助けてくれる3つの付箋を紹介します。
【その1】1枚書くと3枚に増える!? 転写が可能な付箋「メモッ多」
最初に紹介するのは、重ねて書くことで、数枚への複写が可能な付箋です。見た目は一般的な付箋なのですが、いわゆる複写紙と同じ仕組みで、軽く書けば3枚程度、筆圧を強くすれば5枚程度まで、同じ内容が複写されるというユニークな製品です。
オフィスで伝言などを伝える場合に、同じ内容を何枚も書かなくてはいけないことはよくあります。例えば昼休み明けの会議の場所が変更になったことを、離席していてこれから戻ってくるスタッフに伝えるために、デスクの上に貼って回る場合などです。
こうした時に、同じ内容を何枚もの付箋に書くのは手間がかかりますが、この付箋なら労力を大幅に減らせます。またそれ以外にも、付箋に書いた内容を控えで持っておきたい場合にも重宝します。重ねて書くにあたっては何枚複写するか先に決め、下に台紙を挟むことだけは、忘れないように気をつけましょう。
- DATA
製品名:MUS-TRLF132BK
実売価格:4,647円
発売元:ナカバヤシ
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07MZ3HJM8/
【その2】時間管理に便利、デスク上で目に留まり易い「立てられるふせん」
次に紹介するのは、スケジュール管理に使える付箋です。この付箋には、一般的なタスク管理帳と異なり、開始時間を書き込むための、時計の文字盤が印刷されています。ここにタスクとともに開始時間を書き込んでおけば、その日の中で予定を実行する時間が、ひとめで分かるようになるというわけです。
またスタンド形式で立てて使えるため、デスク上で予定が目に留まりやすいほか、付箋をはがして手帳やノートに貼り付けることで、そのままスケジュールを持ち歩くことができます。忘れては困る会議や打ち合わせの時間を管理するにはぴったりです。
この「立てられるふせん」シリーズは、ほかにも一般的なTODOや、ふきだしを使ったメモなどのバリエーションが用意されています。いずれもスタンド付きでデスク上に立てておけるため、忘れっぽい人にはぴったりです。たたんで本体ごと持ち歩くこともできるなど、マルチに使える製品としておすすめできます。
- DATA
製品名:STAND FUSEN MEMO 立つふせん 時間管理(UTN117)
実売価格:440円
発売元:ヒサゴ
【その3】端をちぎると処理済みになるふせん「Piri−it!(ピリット)」
最後に紹介するのは、「LOOK!」という英単語が印刷された半透明の付箋です。相手に書類をチェックしてもらう時に使うこの付箋、ユニークなのは「LOOK!」の先頭の「LO」の部分を切り取れるように点線が入っており、それをちぎると「OK!」に変わることです。
つまり、チェックが必要な箇所(LOOK!)を見終わったら、先頭部分をちぎることで確認済み(OK!)という意味に変わり、自分はもちろん返す相手にとっても、処理が終わっていることが一目瞭然で伝わるというわけです。なかなかのアイデアものです。
本製品は、この「LOOK!」以外にもさまざまなシリーズがあり、どれも先端をちぎることによって書かれた意味が変わる仕組みになっています。付箋ひとつで円滑なコミュニケーションが取れるこの便利なツール、処理の取りこぼしを防ぐ上でも、もってこいといえそうです。
- DATAD
実売価格:418円
発売元:サンスター文具
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B01LZJZ3A3/
2021.08.24 Tue