本、ポスター、パッケージ、映像作品、Webなど、魅力的な最新のデザインを毎週ダイジェストでお届け。今回は、CDジャケット『scent of memory／SEKAI NO OWARI』、商品パッケージ『昭和の味　純喫茶グミ　レモンスカッシュ味』、書籍カバー『誰にも奪われたくない／凸撃／児玉雨子』を紹介します。

CDジャケット／SEKAI NO OWARI『scent of memory』

●Art Director：Dai Ikeda
●Designer：united lounge tokyo
●Illustrator：Tatsuya Kondo
2021
ユニバーサル ミュージック

SEKAI NO OWARIが、2021年7月に『scent of memory』をリリース。通算6枚目となるオリジナルアルバムで、最新シングル「silent」、ファンクラブ限定のオンラインイベントで発表した「tears」など、全12曲が収録されている。CDジャケットは、アートディレクションをDai Ikeda、デザインをunited lounge tokyo、イラストをTatsuyaKondoが手がけた。レトロな解剖図を用いた独特の世界観が美しいアートワーク。

商品パッケージ／『昭和の味　純喫茶グミ　レモンスカッシュ味』

●制作：アイデアパッケージ
2021
ジェイアール西日本デイリーサービスネット

「昭和の味 純喫茶」シリーズの第3弾として、『昭和の味　純喫茶グミ　レモンスカッシュ味』が数量限定で新登場。夏にぴったりの甘酸っぱく爽やかな味わいのグミで、ＪＲ西日本の駅ナカ限定で展開されている。“昔懐かしい純喫茶のレモンスカッシュ”をテーマにしており、昭和感のあるフォントや真っ赤なチェリーをトッピングしたドリンクの写真など、商品パッケージもレトロな趣に。制作はパッケージデザインの制作会社、アイデアパッケージ。

書籍カバー／児玉雨子『誰にも奪われたくない／凸撃』

●Designer：佐藤亜沙美
●Illustrator：北村英理
2021
河出書房新社

作詞家である児玉雨子の初小説『誰にも奪われたくない／凸撃』。「どうして私たちは、ひとりきりで存在できないの」。業界関係者の新年会で知り合った作曲家のレイカとアイドルの真子は、倦んだ日々からこぼれる本当の言葉を分け合っていく……。装丁はグラフィックデザイナーの佐藤亜沙美、装画はイラストレーターの北村英理が担当している。物憂げな表情の女性、淡く透明感を感じさせる色・フォント使いにも引き込まれるような書籍カバーだ。