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【美術館・博物館/2020年春の展覧会情報】京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」

2020.4.8 WED

【美術館・博物館/2020年春の展覧会情報】vol.5
アール・ヌーヴォーからアニメまで。20世紀チェコ・デザインを振り返る

京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」
2020年春の展覧会情報。今回は、京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」を紹介します。見どころ、ライターが選んだ注目の作品も。ぜひ参考にしてみてくださいね。※最新の開館状況は公式サイトにて確認をお願いします※

●文:中村美枝(JAM SESSION)

ラジスラフ・ストナル 《耐熱ガラスのティーセット》 1931年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

ラジスラフ・ストナル 《耐熱ガラスのティーセット》 1931年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

独特な色使いやフォルム。モダンでありながら、どこか素朴で心をほっと和ませるチェコ発のさまざまデザイン。とりわけ20世紀のチェコは、アール・ヌーヴォーの旗手となった芸術家アルフォンス・ミュシャが生まれ、フランス絵画から影響を受けたチェコ・キュビスムと呼ばれる独自の芸術様式や、ユニークでいてかわいいアニメやおもちゃなども誕生。戦争、占領、政変といった国家の情勢に翻弄されながらも、今もなお世界を魅了するさまざまなデザインを生み出した。

本展では、チェコ国立プラハ工芸美術館の所蔵作品を中心に、19世紀末から現代までのチェコのデザインを展示。100年の歴史をたどりながら、絵画、ポスター、家具、プロダクト、アニメ、おもちゃなど約250点を紹介していく。

ライターが選んだ「チェコ・デザイン 100年の旅」注目の作品
パヴェル・ヤナーク 《クリスタル(結晶)型小物入れ》 1911年  チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

パヴェル・ヤナーク 《クリスタル(結晶)型小物入れ》 1911年  チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

展覧会は歴史に沿って8つの章で構成。第2章「1910-14年:チェコ・キュビスム幾何学的形態からキュビスムへ」では、アール・ヌーヴォーの影響が長く続く中で生まれた幾何学的な形に単純化した独自の様式がチェコ・キュビスムに発展していく流れを《クリスタル(結晶)型小物入れ》などを通して紹介。
ヴァーツラフ・シュパーラ 《小箱《悪魔》》 1921年  チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

ヴァーツラフ・シュパーラ 《小箱《悪魔》》 1921年  チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

本展では8つの章に加え、チェコのおもちゃとアニメについてもテーマ展示。テーマ1では、民衆の手作り品を起源とし、20世紀に木材加工の副産物として発展したおもちゃをクローズアップ。20世紀に入ると抽象的な傾向がみられるものの、「子どもの空想を支え、それにより子どもの創造性も支える」という思いは守り継がれた。
※最新の開館状況は公式サイトにて確認をお願いします※

チェコ・デザイン 100年の旅

会期:~2020年5月10日(日)
開催時間:9:30~17:00(金、土は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月 ※5月4日は開館
場所:京都国立近代美術館
問い合わせ先:075-761-4111
観覧料:一般1,400円、大学生1,000円、高校生500円、中学生以下無料
https://www.momak.go.jp/Japanese/

三菱一号館美術館の「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」や、東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」など、春の展覧会の一覧ページはこちらから。

2020年の春は、アートを感じるお出かけを楽しもう。美術館&博物館の展覧会情報をはじめ、アートなお花見、とびきりおしゃれな写真が撮れるカメラ、旅のおともにしたいご朱印帳など、MdNならではの切り口で、情報を発信します!ぜひ参考にしてみてくださいね。特集はこちらから。
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