【美術館・博物館/2020年春の展覧会情報】府中市美術館『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション』 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

【美術館・博物館/2020年春の展覧会情報】府中市美術館『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション』

2020.4.8 WED

【美術館・博物館/2020年春の展覧会情報】vol.6
江戸絵画の“ふつう”を改めてじっくり探る

府中市美術館『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション』
2020年春の展覧会情報。今回は、府中市美術館『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション』を紹介します。見どころ、ライターが選んだ注目の作品、展覧会オリジナルグッズなど、情報満載。ぜひ参考にしてみてくださいね。※最新の開館状況は公式サイトにて確認をお願いします※

●文:中村美枝(JAM SESSION)

岸駒《猛虎図》敦賀市立博物館蔵(後期展示)

岸駒《猛虎図》敦賀市立博物館蔵(後期展示)

2005年から府中市美術館で毎年春に開催されている江戸絵画の展覧会。2012年からは「春の江戸絵画まつり」とシリーズ化され、遠方からもファンが訪れる恒例企画となっている。16回目を迎える今年のテーマは「ふつうの系譜」。展覧会を担当するのは、「かわいい江戸絵画」「へそまがり日本美術」など、ユニークな視点で美術展を企画し、江戸絵画の楽しい著書も多い同館の名物学芸員・金子信久さん。

江戸絵画と言えば、近年は伊藤若冲や曽我蕭白といった“奇想の画家”が人気だが、本展では、やまと絵、土佐派、円山派、狩野派など古くからの画派に属した“ふつうの画家”に着目。普遍的な美しさにこだわって収集した敦賀市立博物館の江戸絵画コレクションを中心に、「ふつうの系譜」として紹介していく。当時の日本美術ではメインストリームだった画家たちの作品。そんな“ふつう”を知れば、江戸絵画がもっと楽しくなりそうだ。

ライターが選んだ『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション』注目の作品
円山応挙《狗子図》敦賀市立博物館蔵(前期展示)

円山応挙《狗子図》敦賀市立博物館蔵(前期展示)

江戸時代の動物絵画も登場する本展。この作品を描いたのは、写生を重視した絵師として知られ、身近な題材を繰り返し描いた円山応挙。ころんとした子犬たちのやわらかそうな毛並み、なにげない表情とポーズは愛らしさいっぱい。人の心を癒す“かわいい”は今も昔も変わらないのかもしれない。
土佐光起《伊勢図》(部分)敦賀市立博物館蔵(後期展示)

土佐光起《伊勢図》(部分)敦賀市立博物館蔵(後期展示)

本展では、敦賀市立博物館の江戸絵画コレクションから、“美しい”作品も厳選。土佐派を代表する絵師・土佐光起の《伊勢図》は、平安時代の女流歌人・伊勢が描かれており、色鮮やかな衣装に目を奪われる。顔の大きさは3cmほどと小さいが、目鼻立ちの緻密な描写が見事。展覧会ポスターのメインビジュアルにもなっている。

こちらもチェック!展覧会オリジナルグッズとお得な割引券
ミュージアムショップ

ミュージアムショップ

松村景文《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》敦賀市立博物館蔵(前期展示)

松村景文《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》敦賀市立博物館蔵(前期展示)

画像左)館内のミュージアムショップと企画展ロビーの特設ショップでは、展覧会のオリジナルグッズを販売。担当キュレーター金子さんが100%満足の仕上がりという展覧会図録や、A4とA5のクリアファイルのほか、金沢の人気菓子店「まめや金澤萬久」とコラボした豆菓子も登場。

画像右)4月12日(日)までの前期と、4月14日(火)~5月10日(日)の後期で展示作品を大幅に入れ替え。観覧券には、2度目は半額になる割引券付き(本展1回限り有効)。前期、後期ともに50点以上の作品が入れ替えになるので、どちらもお得にしっかり楽しみたい。
※最新の開館状況は公式サイトにて確認をお願いします※

春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション
会期:~2020年5月10日(日)
開催時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月 ※5月4日は開館
場所:府中市美術館
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般700円、大学生・高校生350円、中学生・小学生150円、未就学児無料
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/futsu.html

三菱一号館美術館の「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」や、東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」など、春の展覧会の一覧ページはこちらから。

2020年の春は、アートを感じるお出かけを楽しもう。美術館&博物館の展覧会情報をはじめ、アートなお花見、とびきりおしゃれな写真が撮れるカメラ、旅のおともにしたいご朱印帳など、MdNならではの切り口で、情報を発信します!ぜひ参考にしてみてくださいね。特集はこちらから。
twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS

こんな記事も読まれています

この連載のすべての記事

アクセスランキング

3.30-4.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在