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ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ

2022.05.31 Tue

17ボタン搭載ながら実売わずか4千円台、多ボタンマウスを探しているなら「REDRAGON M908-SE」

文:山口真弘

標準のボタンに加えて、割り当てが可能な多数のボタンを備えた、いわゆる多ボタンマウスは、便利である一方、お値段はそれなりにすることがほとんどです。特に10ボタン以上を備えた製品ともなると、1万円を超えるのが普通です。

今回紹介するREDRAGONの「M908」は、側面に12ボタン、上面に7ボタンを搭載しつつ、実売価格が4千円台というリーズナブルな価格設定が特徴です。国内代理店経由でヨドバシカメラなど量販店でも取り扱いがあるなど、素性不明の怪しい製品とは一線を画しているのも特徴です。早速購入して試してみました。

国内販売代理店はアイティプロテック
上面に3つ、側面に12個の拡張ボタンを搭載します
側面の3段×4列のボタンはすべて親指で操作します
底面。重量に比して滑りはあまりよくありません

結論から言うと、ボディはやや大きく重いものの、多ボタンの利便性は十分に高く、価格以上の一品といえます。

側面に設けられた3段×4列の拡張ボタンは、列ごとに角度が異なっており、指先の感触だけでボタンの種類を識別しやすくなっています。中段にあたるボタンは、最初は多少わかりづらいのですが、慣れてくるとそこそこ使えるようになります。順序としては、上段と下段に優先的に機能を割り当て、空きがなくなれば中段も利用するのがよいでしょう。

上面で特徴的なのは、ホイール手前にdpi切替の2ボタンを搭載することです。多くの製品はdpi切替は1ボタンで行いますが、押しすぎて目的のdpiを通り過ぎてしまい、もう一周ループすることになりがちです。本製品では「 dpi+」「dpi-」がそれぞれ割り当てられているので、行ったり来たりが容易です。dpi切替以外の別の機能を割り当てることもできます。

また底面にはウェイトを入れて好みの重量にすることもできます。ただしもともと138gとかなりの重さがあり、すべてのウェイトを除去して重く感じるほどなので、実用性は微妙です。ここに馴染めるかどうかが本製品の最大のポイントで、場合によってはソールを貼ったり、マウスパッドを交換するなどして、軽快に動かせるよう工夫する必要があります。

実際に握ったところ。マウスとしてはかなり大柄です
最大12400dpiに対応。ホイール手前の2ボタンで切り替えます
底面にはウェイトを入れるスペースがあります
2.4g×8個のウェイトで重量を調整できます

専用ユーティリティは英語で、かなり癖のあるインターフェイスですが、遅延を含むマクロを設定できるなど、機能は充実しています。設定はマウス内に保存されるため、別のデバイスに接続しても同様のボタン割り当てが使えるほか、書き出しにも対応しているので、バックアップして別の個体に移し替えることもできます。

設定画面。マクロの設定にも対応しています
各ボタンへの機能割当画面。操作性はやや独特です

使い始めてほぼ1ヶ月、筆者はこれまで使っていたマウスが軽く小さかったせいで大きさと重さに慣れるのに時間がかかりましたが、機能と価格からして非常に優秀な製品です。

ユーティリティは英語で日本語は非対応ですが、どれもひととおり使えばすぐ把握できます。多ボタンマウスに興味はあってもこれまで価格の問題でなかなか手が出せなかった人に、お勧めしたい逸品です。

初期状態ではこのようにカラフルにLEDが点灯しますが、ビジネスユースで使う場合は設定でオフにするとよいでしょう


 

DATA

製品名:REDRAGON M908-SE
実売価格:3,780円
発売元:REDRAGON
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B099ZSHC3R/

著者プロフィール

山口真弘
ITライター
PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など
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