PC周りの環境が充実するに伴って、電源タップの口が足りなくなるのはよくある話。増設に増設を重ねて、複数の電源タップが数珠つなぎになっているという人は多いことでしょう。
今回紹介するエレコムの「ECT-2025BK」は、全長約54.5cmというロングボディ、さらに2.5mと余裕のあるケーブル長を備え、将来的な周辺機器の追加にも余裕をもって対応できる電源タップです。
本製品は、50cmを超えるロングボディに、10個もの差込口を備えています。これだけの全長がありながらたった10個というのは逆に少なく感じますが、そのうち3つは横向きにしか挿せないACアダプタでも支障なく取り付けられるよう、隣の差込口と57mmもの間隔を空けて配置されています。
またそれ以外の差込口も、隣との間隔は36mmと、一般的な電源タップに比べるとはるかに余裕があります。同じ10個口でも、ボディのコンパクトさを売りにした電源タップは、いざ使ってみると隣の差込口と干渉して1口置きにしか挿せないこともしばしばですが、本製品ならばそうした問題も起こりにくくなっています。
さらにボディの先端には、USB AポートとUSB Type-Cポートがそれぞれ1基ずつ搭載されています。珍しいのは、こうした電源タップ内蔵のUSB Type-Cポートとしては珍しく、急速充電規格のUSB PDにもきちんと対応していることで、最大20W(9V/2.22A)での充電が行なえます。この先端部が手元側に来るよう配置すれば、スマホなどを急速充電するのに重宝するというわけです。
そんな本製品の最大の特徴は、フックに引っ掛けるためのパーツがボディの両端に配置されており、壁面に引っ掛けたり、あるいは木製天板の裏面にネジ止めできることです。
電源タップゆえ、取り付けにあたっては放熱の問題などに十分配慮する必要があるのは当然ですが、完全に固定してしまえることによって、片手での電源プラグの抜き差しが容易になる利点は見逃せません。頻繁に電源プラグを着脱する家電製品との相性も抜群です。
唯一気をつけたいのは、本製品はこの種の電源タップとしては珍しく、マグネットを内蔵しないことです。こうしたロングタイプの電源タップは、スチール面に吸着させるためにマグネットを内蔵していることが多いのですが、本製品はフックでぶら下げる機構は搭載しているものの、マグネットは非搭載です。
実際のところ、これだけのボディサイズと、そこに取り付けるACアダプタの重量を考えると、マグネットがどれだけ強力でも動かないよう固定するのはかなり難しく、またマグネットを増やしすぎるとそれ自体が重量増につながったり、さらに電子機器に悪影響を与える懸念もあります。従ってマグネットを搭載しないのは、正しい判断と言えます。
ただ、このことを知らずに買ってしまうと、予定していた設置場所、例えばスチールデスクの側面や、電動昇降デスクの脚部に取り付けられず、困ることになる可能性があります。あくまでもフック掛けを前提とした製品であることは、購入前に知っておくべきと言えそうです。
なお本製品はUSB Aポート+USB Type-Cポートという2ポートの代わりに、USB A×4ポートを搭載したバリエーションもあります。こちらはブラック以外にホワイトモデルもありますので、利用環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
- DATA
製品名:ECT-2025BK
実売価格:3,732円
発売元:エレコム
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B09LQNTNG9/
2023.01.10 Tue