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最新アート&デザイン情報

2024.01.11 Thu

麻布台ヒルズでかなえるアート&デザイン体験!パブリックアート、ギャラリー、オリジナルグッズも

構成:編集部 取材・文:小森さちこ

大型複合施設「麻布台ヒルズ」が2023年11月にオープン。「緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街- Modern Urban  Village -」をコンセプトに、約8.1haの広大な敷地には、商業施設や文化施設をはじめ、中央広場、オフィス、住宅、ホテルなどが集結。

そこで今回は、アートやデザインが好きな人に向けて、アート発信の中核となる「麻布台ヒルズギャラリー」や、奈良美智氏の作品も展示されている「パブリックアート」、ギャラリーを併設した「大垣書店」など、麻布台ヒルズのおすすめ施設をご紹介。担当者のコメントもぜひ参考に。

麻布台ヒルズギャラリー
麻布台ヒルズのアート発信の中核となる大規模ギャラリー

《終わりなき研究》2005年
《瞬間の家》2010年

アート関連の施設が豊富な麻布台ヒルズ。なかでもガーデンプラザAのMB階に位置する「麻布台ヒルズギャラリー」は、約700㎡もの広さを誇るギャラリー。

現在はオープンに合わせ、開館記念展として『オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』が2024年3月31日(日)まで開催。世界初公開となる新作《呼吸のための空気》を含む、日本初公開の15作品が展示されています。会場内でドローイングを生成するドローイングマシン《終わりなき研究》や、暗闇の空間で水を用いた大型インスタレーション《瞬間の家》など、実際に動きを観察・体感できる展示に思わず見入ってしまうはず。

また、森JPタワーのオフィスロビーには、直径約3m、4連のインスタレーションがパブリックアートとしても展示。11面の多面体をモジュールとして接着させ作られた作品は、フライヤーのキービジュアルになっています。

2024年4月以降は、さまざまなジャンルの展覧会が開催されるそうなので、これからも目が離せません。

担当者からのコメント

パブリックアート作品にも使用されている再生亜鉛素材で作られた新作も展覧会の作品として展示されているので、展覧会、パブリックアートの両方をお楽しみください。

オラファー・エリアソン展;相互に繋がりあう瞬間が協和する周期

場所ガーデンプラザA MBF
開館時間日・月・水・木:10:00 〜 19:00
火:10:00 〜 17:00
金・土・祝前日:10:00 〜 20:00 
問い合わせ03-6402-5460
公式サイトhttps://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/olafureliasson-ex/
備考日時指定の予約制。予約は公式サイトより

麻布台ヒルズギャラリーカフェ
ギャラリーの展覧会と連動したフードメニューやグッズも

麻布台ヒルズギャラリー入口付近のエスカレーターで地下1階に降りると、「麻布台ヒルズギャラリーカフェ」が見えてきます。

ビュッフェスタイルランチ(サンブル画像) 3,850円(税込)編集部撮影

ギャラリーのサテライトスペースとして、展示会やイベントが実施されている期間中は、コラボレーションメニューを提供する特別なカフェとして営業。2024年3月31日(日)までの期間は「オラファー・エリアソン展」と連動し、オラファー・エリアソンがベルリンのスタジオに構えるキッチンとコラボレーションした「THE KITCEN」がオープンしています。

カフェスペースも 編集部撮影
「オラファー・エリアソン展」の図録 2,750円(税込)編集部撮影
麻布台ヒルズオリジナルの「エッグリング(栽培キット)」 編集部撮影
こちらも麻布台ヒルズオリジナルのステッカーやマグカップ  編集部撮影

カフェに隣接するスペースは、木目調のフロアでコツコツと響く足音も優しく穏やかな雰囲気。ギャラリーで開催された展覧会の図録や関連書籍、グッズなどをラインナップしたポップアップショップとして機能し、現在は「オラファー・エリアソン展」関連のアイテムや、麻布台ヒルズオリジナルのグッズを販売中。

担当者からのコメント

THE KITCHENは、スタジオ・オラファー・エリアソン キッチンと共同で考案した、和食や発酵文化を取り入れた特別メニューも用意しています。ヴィーガン、ベジタリアンに対応しており、可能な限り有機の食材を使用した、身体にも地球にも優しいラインナップが特徴です。

麻布台ヒルズギャラリーカフェ

場所ガーデンプラザA B1F
営業時間ランチ:10:00〜14:00 
カフェ:10:00〜21:00
ディナー:17:00〜21:00
問い合わせ03-6807-4805
Instagramhttps://www.instagram.com/azabudaihills_gallerycafe/

パブリックアート
奈良美智の作品も登場!広場でのアート散策が楽しい

中央広場は、約6,000㎡の広さに果樹園・菜園を内包した緑豊かなランドスケープ。森美術館がキュレーションを行ったパブリックアートも展示され、人々を出迎えてくれます。

ヘザウィック・スタジオが手がけた大屋根《The Cloud》は、麻布ヒルズのアイコン的な存在。麻布台ヒルズアリーナで行われるイベントやアクティビィティから流れるエネルギーを動的な雲として反映させた「吊るし雲」がモチーフに。

©️DBOX for Mori Building Co., Ltd. - Azabudai Hills
奈良美智《東京の森の子》 2023年

芝生エリアには、奈良美智氏の《東京の森の子》、ジャン・ワン《Artificial Rock. No.109》など、さまざまなアート作品が登場し、一つひとつ鑑賞して周るのも楽しい。

担当者からのコメント

「森の子」の8体目となる本作は、高さ約7mと、シリーズ過去最大のサイズです。都内初常設となる、奈良さんのパブリックアートを緑豊かな中央広場の空気のなかで楽しんでいただけたらと思います。

パブリックアート

場所中央広場ほか
公式サイトhttps://www.azabudai-hills.com/art/publicart/index.html

麻布台ヒルズ キオスク
ユニークなデザインのキオスクで、限定グッズをゲット

編集部撮影

緑豊かな中央広場には、3つの屋台「麻布台ヒルズ キオスク」が点在しています。いずれもヘザウィック・スタジオと、虎ノ門ヒルズステーションタワーのデザインを担当した建築家の重松象平氏が手がけたもので、ユニークな建築デザインが目を引きます。

キオスクでは、クレープやソフトクリームと、片手で食べやすいスイーツを販売しているので、パブリックアートを眺めながら味わうのもおすすめ。

また、一際エッジの効いた台車付きのキオスクでは、麻布台ヒルズの限定グッズを販売。麻布台ヒルズのキーカラーであるグリーンカラーのトートバッグ(1,800円・税込)や、ロゴ入りのウォーターボトル(500ml 2,500円、300ml 2,000円、すべて税込)、ヘザウィック・スタジオによるペーパークラフト(1,500円・税込)など、洗練されたアイテムがラインナップ。

麻布台ヒルズ キオスク

場所中央広場
営業時間11:00 〜 19:00  ※天候やイベントの開催状況により変動する可能性あり
問い合わせクレープ :050-1731-1700
ソフトクリーム:050-1731-1600
グッズ:03-6433-8100
公式サイトhttps://www.azabudai-hills.com/shop_list/2000.html

集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー
待望の常設ギャラリーがオープン!マンガアートの世界へ

麻布台ヒルズギャラリーカフェと同じくガーデンプラザA の地下1階には、「マンガを受け継がれていくべきアートに」というビジョンのもと展開されている「集英社マンガアートヘリテージ」のリアルギャラリーも。印刷機の中を紙が通る様子をイメージした空間、掛軸作品などを展示するための茶室、さらに購入する作品を選ぶためのラウンジがあります。

オープンから2月29日(木)(12月28日〜1月3日は休廊)までは、尾田栄一郎「ONE PIECE / Regenesis」、久保帯人「BLEACH / The Millennium」と、ふたつの作品のマンガアートを展示、販売。最良のマテリアルと技術を用い、マンガ家と版元が監修した妥協のないアートプリントが並び、作品の魅力を堪能できるファンにはたまらない贅沢な空間に。ラウンジは予約制なので、公式サイトを忘れずにチェックして。

担当者からのコメント

ラウンジスペースでは、ご購入可能なプリント作品を、アクリルなしで間近でご覧いただけます。公式サイトよりご予約ください。

集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー

場所ガーデンプラザA B1F
営業時間11:00〜20:00
定休日月曜 ※月が祝日の場合は火曜
問い合わせ03-6625-4473
公式サイトhttps://mangaart.jp/
備考ラウンジスペースは予約制。公式サイトよりご予約ください

大垣書店
京都初の書店が東京初進出!カフェやギャラリー空間も

タワープラザ4階には、昭和17年に京都で創業した地域密着型の書店「大垣書店」が東京初進出。「本と人とをつなぐ書店」をコンセプトに、約1,000㎡の広々とした店内では、書籍、雑誌、雑貨の販売のほか、カフェとギャラリースペースを併設しています。

ぬくもりを感じさせるカフェ「Slow page(スローページ)」では、サイフォン式で淹れるコーヒーや、ビール、ウィスキー、京都産の抹茶などのドリンク類が揃い、喫茶店風のカレーも楽しめるそう。書店で購入した本とともに、豊かな時間を過ごせるはず。

店内に設けられた4つのギャラリースペース「NEUTRAL(ニュートラル)」では、約3週間ごとに展示やイベントを開催する予定。そのほかにも、読書会や講演会、クラフト制作といった体験イベントも開催されるそうで、こちらも注目です。

担当者からのコメント

ギャラリー展示、アートから建築、人文、歴史、ビジネス、ガーデニング、料理、コミックといった幅広い品揃えです。写真映えするような店内デザインとなっており、一冊一冊が主役となるような棚のライティングに工夫しています。店内全体で60席程度あり、座る場所も多くリラックスしてお過ごしいただけます。本に囲まれながらゆっくり本をお選びください。

カフェでは、気軽にアルコールからサイフォンコーヒーまでお楽しみいただけ、テイクアウトで「DENLibrary」内でもごゆっくりお過ごしいただけます。

特に絵本ギャラリーではたくさんの絵本を揃えています。少し隠れた空間でお子様ともごゆっくりお過ごしいただけます。

書籍についてお気軽にご相談ください。さまざまなイベントも準備しています。

大垣書店

場所タワープラザ4F
営業時間11:00〜20:00
問い合わせ03-5570-1700
公式サイトhttps://www.books-ogaki.co.jp/

麻布台ヒルズ

住所:東京都港区麻布台麻布台1-3-1、他
アクセス:東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」2番出口徒歩4分、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口直結ほか
営業時間:施設により異なる(詳しくはこちら
問い合わせ:03-6433-8100(麻布台ヒルズ 総合インフォメーション、10:00〜21:00)
公式サイト:https://www.azabudai-hills.com/index.html
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