• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

インク、いろとりどり見本帳

2023.01.24 Tue

万年筆のインク図鑑&見本帳 vol.13 プラチナ万年筆「クラシックインク」#44 フォレストブラック【緑色のインク】

構成:編集部 取材・文: 水澤舞衣子 撮影:YUKO CHIBA

美しい色彩、味わい深い濃淡のグラデーション、個性豊かな名前やボトルデザイン……。一度知り始めたらどんどんハマってしまう“インク沼”。近年の万年筆ブームにより、魅力的なインクは益々増えています。ボトルが並んでいるところを見るだけで心が躍るという人も多いのでは?そんなインクの見本帳となる連載をスタート。2023年2月は、前回に引き続き幅広いバリエーションを楽しめるグリーン系カラーに注目します。

今回紹介するグリーン系のインクは……
プラチナ万年筆「クラシックインク」#44 フォレストブラック
ナカバヤシ「TACCIA すなおいろ・インク」鶯
文具館タキザワ「雪彩-sessai-」美人林

プラチナ万年筆「クラシックインク」について
色の変化に着目した“黒”を感じさせるインク

「プラチナ万年筆」の「クラシックインク」は、伝統的なインクが時間の経過とともに筆跡が黒く変化していくという点に注目して開発されたインクシリーズ。そのため、書き始めは染料の鮮やかなカラーが見えますが、乾いてくると徐々にシックな黒色を帯びてきます。

現在は6色がラインナップし、「カシスブラック」や「シトラスブラック」など、色名でも黒を感じるインクであることが示されています。濃淡がつきやすいインクで、一筆の中にもナチュラルなグラデーションが生まれ、味わい深い文字や線を描くことができます。耐水性や長期保存性にこだわり、滲みにくく裏写りもしないため大切な書類や手帳などの筆記にもぴったりです。また、インクリザーバー付きなのも嬉しいポイント。

グリーン系のインク「#44 フォレストブラック」の魅力
次第に黒へと近づいていく深い森のような緑色

今回は色彩豊かなブラックの中から、グリーンを感じる「#44 フォレストブラック」をセレクト。

書き始めは濃いグリーンですが、段々とブラックに近づいていく様子がまさしく深い森の中に進んでいくようなカラー。上品で大人っぽく、落ち着きを感じられる一色です。

とても伸びが良く筆記がしやすいので、日記や創作など、集中して文字を書きたいときにも活躍します。深い色みは使うシーンを選ばないので、仕事でのシーンだったり、手紙を書いたり、幅広く使うことができそう。インク好きの方はぜひ6色そろえてそれぞれの違いを楽しんでみてください。

画用紙
ルーズリーフ用紙(ツルツルの紙)

広報担当の山新田さん「基本となる製法は当社1919年創業以来変わらず、古典インクとも呼ばれます。色の変化を楽しめるインクで、原稿用紙1枚書き終える頃には、書き始めの文字が黒くなり出します。時間と共に耐光・耐水性に優れ長期保存に適した特徴もあり、日記やお手紙などに最適なインクです。濃淡が出来やすい筆跡は文章全体に表情が出て、筆記時も時間が過ぎた後も色の変化で万年筆の良さが楽しめるインクです」

※インクの色に関して、モニターなど使用されている環境によって色の見え方に違いがある可能性がございます。その点ご了承くださいませ

万年筆インク DATA

商品名プラチナ万年筆「クラシックインク」#44 フォレストブラック(60ml)
価格2,200円(税込)
問い合わせ0120-875-760(お客様相談係)
公式サイトhttps://www.platinum-pen.co.jp/products/ink/2832/

そのほかのグリーン系インク
ナカバヤシ「TACCIA すなおいろ・インク」鶯
文具館タキザワ「雪彩-sessai-」美人林

読込中...

Follow us!

SNSで最新情報をCheck!

Photoshop、Ilustratorなどのアプリの
使いこなし技や、HTML、CSSの入門から応用まで!
現役デザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人、
デザインをしなくてはならない人にも役に立つ
最新情報をいち早くお届け!

  • Instagram