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Photoshopド定番チュートリアル

2023.02.06 Mon

簡単にフラクタルミラー風のクールなグラフィックを作る(写真をスライス/短冊状のグラフィック)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopで簡単にフラクタルミラー(鏡に対象物が分割して映り込むような表現)風のグラフィックを作る方法を紹介します。写真をスライスして、短冊状にしたりフラクタルミラー風にする演出は、ファッションやビューティー、映画のビジュアルなどで時おり見かけるパターン。クールな雰囲気を演出できます。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「長方形ツール」「スナップ」「移動ツール」「カラーオーバーレイ」「選択範囲」「水平方向に反転」

1.元となる写真素材を配置して前面に長方形を敷き詰める

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:1200ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、元となる写真素材を用意して配置する(図1)

図1

新規レイヤーを前面に作成したら、長方形ツールを選び、オプションバーで[ツールモード:ピクセル]に設定(図2)。[描画色]を黒にしたら画面上をドラッグして元写真の左端に縦長の長方形を描く(図3)

図2。オプションバーで[ツールモード:ピクセル]に設定する
図3

続いて表示メニュー→“スナップ”を選択してチェックを入れ(図4)、長方形のレイヤーを複製したあと、移動ツールで複製した方をドラッグして元の長方形にピッタリくっつくように右に移動する(図5)

図4。“スナップ”を選択してチェックを入れる。最初からチェックが入っている場合はそのままでOK
図5。“スナップ”にチェックが入っていると、オブジェクトを別のオブジェクトに近づけたときに自動的に吸着させることができる

複製した長方形のレイヤーを選択した状態のまま、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“カラーオーバーレイ...”を選び、[描画モード:通常]、[オーバーレイのカラー]を元の色とは異なるカラー(ここでは赤[R:255、G:0、B:0])、[不透明度:100%]で適用する(図6)(図7)

図6。[描画モード:通常]、[オーバーレイのカラー]を元の色とは異なるカラー(ここでは赤[R:255、G:0、B:0])、[不透明度:100%]に設定する。[オーバーレイのカラー]は仕上がりに影響しないため、元の長方形の色と区別しやすいカラーなら何色でもOK
図7

これら2色の長方形のレイヤーを複製して交互に並ぶよう配置する(図8)(図9)

図8
図9

2. 描いた長方形を利用して短冊状に選択範囲を作成する

ここからは、先ほど描いた長方形を利用して選択範囲を作成していく。まずレイヤーパネルで黒い長方形のレイヤーをすべて選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤーを結合”を実行してひとつのレイヤーにまとめる(図10)

図10。この時点のレイヤーの状態。黒い長方形のレイヤーを結合してひとつのレイヤーにまとめておく。ここでは分かりやすいよう、レイヤー名を「黒の長方形レイヤー/結合」と変更しておいた

続いて、赤い長方形のレイヤーをすべて削除する(図11)(図12)

図11
図12。この時点のレイヤーの状態。赤い長方形は黒い長方形を等間隔に並べる目安として描いたもので、この後の工程には必要ないため削除しておく

レイヤーパネルで黒い長方形のレイヤーのレイヤーサムネールをcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらクリックして選択範囲を作成したら(図13)、黒い長方形のレイヤーを非表示にしておく(図14)

図13。長方形の輪郭に沿って選択範囲を作成する
図14

3.選択範囲の画像を反転してグラフィックを仕上げる

画像を加工してグラフィックを仕上げていく。短冊状の選択範囲が作成された状態のまま、レイヤーパネルで元写真のレイヤーを選択してコピー&ペーストする。元写真のレイヤーを非表示にして選択範囲の画像のみペーストされていることを確認したら(図15)、再び元写真のレイヤーを表示させ、ペーストした方のレイヤーを選択して編集メニュー→“変形”→“水平方向に反転”を実行する(図16)

図15。元写真のレイヤーを非表示にした状態。長方形の選択範囲部分だけがペーストされていることがわかる
図16

この反転したレイヤーを複製し、移動ツールで少し右にドラッグして移動させる(図17)

図17。反転したレイヤーを複製し、それを少しずらすことでグラフィックにブレのような効果を加えた。フラクタルミラー風のビジュアルができた

ここでは、さらに文字要素などを配置して完成とした(図18)

図18。完成ビジュアル

以上、Photoshopで簡単にフラクタルミラー(鏡に対象物が分割して映り込むような表現)風のグラフィックを作る方法でした。写真のスライス(分割)や、鏡の反射をベースにするグラフィックはさまざまなパターンがあるので、ぜひいろいろとトライしてみてください。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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