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Photoshopド定番チュートリアル

2026.01.13 Tue

Photoshopのフィルター効果でグリッチノイズを表現する(グリッチノイズ/写真加工)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopの「波形」フィルターなどを使って写真にグリッチノイズ風の効果をつける方法を紹介します。以前の記事「Photoshopで部分的に映像が乱れたグリッチノイズ風のグラフィックをつくる」や「カラーグリッチノイズを作る方法」も併せて参考にしてみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能
「スマートオブジェクト」「波形」「スマートフィルターマスク」「長方形選択ツール」「ノイズを加える」「グラデーションマップ」

Photoshopのフィルター効果でグリッチノイズを表現: 
1.元写真を配置して短冊状に加工する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:1400ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、元となる写真素材(ここでは人物の写真)を用意して配置する(図1)

図1

次に、レイヤーパネルで元写真のレイヤーを選択して、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行する(図2)

図2。この時点のレイヤーの状態。元写真のレイヤーをスマートオブジェクトに変換しておく

続いて、フィルターメニュー→“変形”→“波形...”を、[波数:2]、[種類:矩形波]、[波長]を[最小:86、最大:552]、[振幅]を[最小:1]、[最大:98]、[比率]を[水平:100%、垂直:1%]、[未定義領域:端のピクセルを繰り返して埋める]で適用する(図3)(図4)。なお、「波形」ダイアログで[開始位置を乱数的に変化させる]をクリックするたびに効果のかかり方がランダムに変化するので、必要に応じてプレビューを参考にしながらクリックしてみてほしい。

図3。[波数:2]、[種類:矩形波]、[波長]を[最小:86、最大:552]、[振幅]を[最小:1]、[最大:98]、[比率]を[水平:100%、垂直:1%]、[未定義領域:端のピクセルを繰り返して埋める]に設定する。[開始位置を乱数的に変化させる]をクリックすると効果のかかり方がランダムに変化するので、必要に応じてプレビューを参考にしながらクリックしてみてほしい
図4

Photoshopのフィルター効果でグリッチノイズを表現: 
2.部分的にフィルターをかける前の状態に戻す

フィルター効果のかかり具合を調整する。まず、レイヤーパネルで元写真のスマートフィルターマスクサムネールをクリックして選択したら(図5)、長方形選択ツールで「波形」フィルターをかける前の状態に戻したい場所をドラッグして囲む。ここでは人物の目の部分に選択範囲を作成した(図6)

図5。この時点のレイヤーの状態。レイヤーパネルで元写真のスマートフィルターマスクサムネール(赤枠部分)をクリックして選択する
図6。「波形」フィルターをかける前の状態に戻したい部分に選択範囲を作成する

続いて[描画色]を黒に設定し、塗りつぶしツールで選択範囲の内側をクリック。これにより、選択範囲部分をマスクして「波形」フィルターをかける前の状態に戻すことができる(図7)。必要に応じてほかの部分も同様の手順で調整する。調整できたら、選択範囲は解除しておく(図8)

図7。塗りつぶしツールで選択範囲の内側をクリックする前
クリックした後。選択範囲部分がフィルターをかける前の状態に戻る
図8

Photoshopのフィルター効果でグリッチノイズを表現: 
3.質感と色を加えてビジュアルを仕上げる

ビジュアルを仕上げていく。元写真のレイヤーが選択された状態のまま、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行する(図9)

図9。この時点のレイヤーの状態。元写真のレイヤーを再度スマートオブジェクトに変換しておく

続いて、フィルターメニュー→“ノイズ”→“ノイズを加える…”を[量:10%]、[分布方法:均等に分布]、[グレースケールノイズ]で適用する(図10)(図11)

図10。[量:10%]、[分布方法:均等に分布]、[グレースケールノイズ]に設定する
図11

次に、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“グラデーションマップ...”を選択。「新規レイヤー」ダイアログが表示されるので、そのまま[OK]をクリックする(図12)

図12。「新規レイヤー」ダイアログが表示されたら、そのまま[OK]をクリックする

プロパティパネルのグラデーションサンプル(マウスポインターを合わせると「クリックでグラデーションを編集」とヒントが表示されるバー状のグラデーション見本)をクリックして(図13)、グラデーションエディターを開く。

図13。赤枠部分がグラデーションサンプル。バーの上をクリックするとグラデーションエディターを開くことができる 

グラデーションエディターが表示されたら、グラデーションサンプルのカラー分岐点を設定して黒、青緑、赤、黄色のグラデーションを作成して適用する(図14)(図15)

図14。グラデーションエディターでグラデーションサンプルの下辺をクリックしてカラー分岐点を2つ追加して合計4つとし、それぞれ[カラー]と[位置]を設定する。赤丸部分のような上辺に三角形が乗った小さな四角がカラー分岐点。ここでは、いちばん左の[カラー]を黒(16進数カラーコード[#000000])、[位置:10]に、左から2番目の[カラー]を青緑(16進数カラーコード[#29908f])、[位置:50]に、左から3番目の[カラー]を赤(16進数カラーコード[#ff0000])、[位置:65]に、いちばん右の[カラー]を黄色(16進数カラーコード[#ffea00])、[位置:100]に設定した 
図15

ここでは、さらに文字要素などを配置して完成とした(図16)

図16。完成ビジュアル

以上、Photoshopの「波形」フィルターなどを使って写真にグリッチノイズ風の効果をつける方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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