【ライフスタイル連載・デザインのある生活】第1回「DAYLILY」女性がヘルシーに生きることを応援する日本&台湾発の漢方ブランド | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

【ライフスタイル連載・デザインのある生活】第1回「DAYLILY」女性がヘルシーに生きることを応援する日本&台湾発の漢方ブランド

2020.5.27 WED

【ライフスタイル連載・デザインのある生活】
第1回「DAYLILY」女性がヘルシーに生きることを応援する日本&台湾発の漢方ブランド
デザインも中身も素敵なもの。そんなモノがいつも身近にあれば、日々の生活に潤いを与えてくれそうな予感……。そこで、編集部とライターが気になっているライフスタイル系のブランドを紹介していきます。第1回目は、「アジアの女の子はアジアの叡智でもっと美しくなれる」というフィロソフィーを持つ、漢方のライフスタイルブランド「DAYLILY」にフィーチャー。難しいイメージのある漢方を、女性が思わず手に取りたくなるデザインのアイテムで展開しています。

●構成・文:編集部、吉永美代

▼女性の暮らしに寄り添う漢方ライフスタイルブランド「DAYLILY」
2018年、日本人と台湾人の女の子が始めた漢方のライフスタイルブランド「DAYLILY」。従来の“漢方”のとっつきにくいイメージを一新するような洗練されたデザインと、 甘い薬膳茶やサプリメント、コスメ、台湾雑貨など、現代女性の暮らしの中でも取り入れやすいアイテム展開が特徴。公式オンラインストアのほか、台湾・台北と東京・日本橋、大阪・梅田のほか、有楽町にも新しいショップが2020年5月中旬にオープンする予定です。
▼日本と台湾の女子が作った“体温と気分を上げる”ブランド
小林さんと王さん

小林さんと王さん

台湾出身の王怡婷(Eri)さんと共同でブランドを立ち上げた、代表の小林百絵さんにお話を伺いました。

──「DAYLILY」を立ち上げたきっかけは……?


小林さん:私とEriは日本の大学院で知り合いました。台北で漢方薬局を営むご両親のもとに生まれた彼女から、台湾では漢方が日常の一部に溶け込んでいるという話を聞いて驚き、うらやましく思いました。逆に彼女は日本に来て、女性たちと漢方の間に距離があることにカルチャーショックを受けたようです。

その後、大学院を修了し私たちは別々の広告代理店で働いていたのですが、当時は働き方が議論されていた時期でもあり、「心身ともにヘルシーに生きること」について考えるようになりました。そしてどうしてもEriから聞いた漢方の話が忘れられず、一緒にブランドを始めようと相談をしたのです。

──「DAYLILY」はいわゆる漢方のイメージとは異りますね。ブランドのコンセプトについても詳しく教えてください。

小林さん:漢方は日本では”薬”のイメージが強いですが、もともとはライフスタイル全体を示すもの。だから「DAYLILY」は単なる漢方ブランドではなく、漢方というライフスタイルを軸に、女性たちのヘルシーな生き方を探求し、初潮から毎月の生理、結婚、出産、更年期、閉経まで、女性のさまざまなライフステージに寄り添えるブランドでありたい。そして「女性たちの体温と気分を上げていきたい」と思っています。

──ブランド名も印象的でした。どんな由来があるのでしょうか?

小林さん:「萱草(ワスレグサ 英名:Daylily)」という、オレンジ色のユリ科の花があります。百合は女の子を象徴する花であり、なかでも萱草は1日限りの花と考えられていたため「1日1日を精一杯に咲き輝く」という意味もあるそうです。「アジアの女の子たちがDAYLILYのように美しく、1日1日を輝けるよう応援したい」という想いから、この名前をつけました。

──ブランドの新キャッチコピーを公募されるなど、ユーザーとのブランド作りも意識されていますか?

私たちはお客さんともショップスタッフとも対等でありたいと考えているので、彼女たちのことみんなを「Sister」と呼んでいます。みんなで一緒にこれからのヘルシーのあり方、過ごし方を探求し、DAYLILYというライフスタイルを作っていきたいと思っています。
▼「ヘルシーに気持ちよく過ごすこと」にこだわったアイテム
──さまざまなアイテムがありますが、一貫したコンセプトがあるのでしょうか?

小林さん:女性のライフステージごとのお悩みに寄り添うもの、そして「ヘルシーに気持ちよく過ごす」ということを軸にしています。漢方のドリンクや薬膳茶に加え、漢方のフェイスマスクシート、真珠粉のサプリメントなど、台湾で日常的に取り入れられているものをそろえています。

──誠品生活日本橋店、大丸梅田店ではカウンセリングもされていますが、どのように行っていますか?

小林さん:日本のこれまでの漢方薬局のように座ってしっかりカウンセリングを行うというよりは、お友達と立ち話をするような気軽な感じで、気になっていることやお悩み、日常の過ごし方などを伺っています。また漢方に「おいしくない」というイメージを持つ方も多いので、実際に試飲や試食をしていただいて、そのイメージを払拭しています。
──ドリンクやコスメだけではなく、ファッション雑貨を販売しているのもユニークですね。

小林さん:これもやはり「ヘルシーに気持ちよく過ごす」を軸にしたライフスタイルブランドだからです。例えばチャイナシューズは、私自身が台湾で初めて履いたとき、布でできたペタンコの靴の履き心地のよさに感激し、ぜひみなさんにもお届けしたいと思って扱うことを決めました。
▼オレンジカラーのパッケージに秘められた想いとは……?
──商品パッケージや店舗の内装などのビジュアルにもこだわりを感じました。どのようなコンセプトがあるのでしょうか?

小林さん:DAYLILYの花の色のオレンジをブランドカラーとし、女性が手にとるだけで気分も体温も上がるようなデザインを目指しています。ビジュアルアイデンティティ、プロダクトデザイン、空間デザイン、アートディレクションまで、現CDOであるデザイナーの河ノ剛史と、私、Eriの3人で考えています。

私とEriの好みのバランスを取りつつ、暮らしになじむ抜け感が出せる人として思い浮かんだのが、以前からの知人だったデザイナーの河ノでした。単に美しいだけではなく、幅広い層が手に取りたくなり、長く愛されるデザインになるよう、河ノにコンセプト作りから入ってもらい、議論を重ねました。
イメージビジュアル

イメージビジュアル

──イメージビジュアルもおしゃれですね。

小林さん:いかにも漢方という感じではなく、漢方のこれまでのイメージを変えられるもの、女性が「生活に取り入れたい!」と思えるようなイメージを目指しています。
▼女性のヘルシーな生き方を探求!「DAYLILY」の今後の展開
Eat Beau-Tea ~ Lovely Day

Eat Beau-Tea ~ Lovely Day

──仕事やプライベートでストレスを感じる女性におすすめの商品はありますか?

小林さん:ストレスは「気」の滞りからくることが多いです。「洛神花」と「山査子」を使った食べる薬膳茶「Eat Beau-Tea ~ Lovely Day」は、気の巡りをよくするのでおすすめです。色もピンクでかわいいですし、甘酸っぱい味わいで気分がすっきり。お花も山査子も食べられます。
大丸梅田店

大丸梅田店

──有楽町マルイにショップをオープン予定だそうですが、そのほかには今後どのような展開を考えていますか?

小林さん:「DAYLILY」のショップは、台湾の漢方薬局のように、体調によらず毎月ふらりと訪れたくなるお店にしていけたらと考えています。また、これまでに引き続き、女性と「ヘルシーな生き方」を一緒に探求していきたいです。生理やPMSを気持ちよく過ごすためのサブスクリプションや、産後や更年期をケアする商品なども開発して、女性の一生に寄り添えるアイテムを増やしていきたいです。

──それでは最後に。出店されている大丸梅田店の「michi kake(ミチカケ)」ゾーンをはじめ、ここ数年、“女性に寄り添う”ことをテーマにしたブランドやショップが増えてきていますね。このことをどう考えていますか?

小林さん:そうですね、素晴らしい流れだと思っています。お互いを比較したり、競ったりするのではなく、みんなで女性がヘルシーに生きるということを一緒に探求し、選択肢を増やしていけたらと考えています。
twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS

こんな記事も読まれています

この連載のすべての記事

アクセスランキング

5.18-5.24

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在