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【お菓子連載・甘いときめき、小さな宝箱】第9回「POMOLOGY」パッケージ、味わいからも果物のおいしさと美しさが伝わるブランド

2020.11.24 TUE

【お菓子連載・甘いときめき、小さな宝箱】
第9回「POMOLOGY」パッケージ、味わいからもフルーツのおいしさ、美しさが伝わるスイーツブランド
人気のデザイナーやイラストレーターを起用したお菓子のパッケージは、まるで小さな宝箱。デザインに込められた想い、ストーリー、そしてお菓子は宝石のようにきらきらと輝きます……。そこで、コンセプトから、味、デザインに至るまで、こだわりがギュッと詰まったブランドをピックアップ。今回はこの春デビューした三越伊勢丹のスイーツブランド「POMOLOGY」。フルーツを主役にした商品には、フルーツへのあたたかな思いがちりばめられていました。

●取材・文:中村美枝(JAM SESSION) ●撮影:YUKO CHIBA

▼POMOLOGYの成り立ち、コンセプトについて
今回は、伊勢丹新宿店の本館地下1階「カフェ エ シュクレ」で取り扱う「POMOLOGY」担当の戸張さんにお話しを聞きました。

──ブランド誕生のきっかけと、名前の由来を教えてください。

戸張さん:「POMOLOGY」はフルーツが主役のお菓子を作るフルーツキッチンです。さまざまな個性を持つ、季節のフルーツをもっと身近に楽しんでいただきたい思いから生まれました。

ブランド名の「POMOLOGY」は英語で「果実学」という意味。「POMOLOGY」のお菓子をきっかけに、多くの方々に個性的なフルーツの魅力を深く知っていただきたいですね。

──生菓子、焼き菓子を取り扱っていますが、コンセプトはどのように設定されましたか?

戸張さん:生菓子は「自宅に花を飾る感覚で、季節のケーキを楽しむ」、焼き菓子は「お菓子によって、フルーツの魅力にあらためて出会う」がテーマ。「POMOLOGY」では「都市で暮らす人にとって、フルーツは最も身近な自然のひとつ」と考えています。

フルーツの顔ぶれは畑しだい。気候や仕入れ状況にもよりますが、生菓子は季節によって主役のフルーツが入れ替わります。「POMOLOGY」のショウケースを覗いたとき、つぼみをつける街角の花に季節の始まりを感じるような感覚で、かすかな季節の移ろいを感じていただけたら。

──素敵なテーマですね。ターゲットはどのような方たちなのでしょうか?

戸張さん:はっきりとした年齢や性別は設けていませんが、自然を大切に思う、インテリア、デザイン、ファッションが好きな方に届けることをイメージしてブランドを構築。そして、仕事やライフイベントで、お菓子を求める方に寄り添う工夫も。クッキーボックスのクッキーは「甘いものを少しずつ食べたい」という大人の要望に応えられるよう大きすぎないサイズ感を目指しました。

ホールケーキをそのままミニチュアにしたような「POMOLOGY(ショートケーキ)」は「365日のホールケーキ」というテーマで形やサイズを設計。いいことがあったら、一年に何度でもお祝いしたいですし、“してほしい”という思いがありますから、このケーキがそのきっかけになれたらうれしいですね。
▼POMOLOGYの商品・アートワークについて
──素材選びや、製法のこだわりについて教えてください。

戸張さん:生菓子でとくに大切にしているのは、旬のフルーツが持つ自然な甘みを最大に引き出すこと。卵の配合を増やし、沖縄県産サトウキビの本和香糖で甘さ控えめに仕上げた特製のスポンジ、マスカルポーネチーズで甘さを抑えたクリームなど、フルーツをおいしく味わっていただくための素材選び、調理方法に目を配っています。

──パッケージのイラストはイラストレーターの三宅瑠人さんが担当されていますね。起用されたきっかけは?

戸張さん:パッケージデザインのほか、コンセプト・商品の開発、さらにお菓子のサイズ、デザインにいたるまで、「日本デザインセンター」のデザインチームと共同で進めています。「POMOLOGY」の根底にはフルーツへの尊敬のような気持ちがあります。その思いを丁寧に美しく表現してくださるイラストレーターとして三宅瑠人さんに力をお借りしました。

──デザインを進めていく上で、大切にされたことはなんでしょうか?

戸張さん:誰かに贈りたくなるような、そして自分へのご褒美として買いたくなるようなパッケージにすることを大切にしています。果物を丁寧に描いたイラストで、フルーツのおいしさ、美しさを伝えられたら。また、「POMOLOGY」のアイコンである「お皿にのったフルーツとお菓子」を、今後いろいろなフルーツで展開できたらいいなと思っています。
▼ギャラリー
セミドライフィグのアイスボックスクッキー、フィグジャムをサンドしたジャムクッキー、北海道産小麦のバニラクッキーが楽しめる「クッキーボックス フィグ」1,728円(税込)。「パッケージデザインの“お皿にのったフルーツとお菓子”はPOMOLOGYのアイコン。このデザインは紙袋にも使用されています」(戸張さん)

セミドライフィグのアイスボックスクッキー、フィグジャムをサンドしたジャムクッキー、北海道産小麦のバニラクッキーが楽しめる「クッキーボックス フィグ」1,728円(税込)。「パッケージデザインの“お皿にのったフルーツとお菓子”はPOMOLOGYのアイコン。このデザインは紙袋にも使用されています」(戸張さん)

「クッキーボックス ベリーズ」1,728円(税込)はドライクランベリーのアイスボックスクッキー、いちごのチュイール、北海道産小麦のバニラクッキーを詰め合わせ。「クッキーボックスは“おいしいものをすこしだけ”という大人の気持ちに寄り添い、小さく食べやすいサイズにしました」(同上)

「クッキーボックス ベリーズ」1,728円(税込)はドライクランベリーのアイスボックスクッキー、いちごのチュイール、北海道産小麦のバニラクッキーを詰め合わせ。「クッキーボックスは“おいしいものをすこしだけ”という大人の気持ちに寄り添い、小さく食べやすいサイズにしました」(同上)

「フルーツバー」1個 270円、4個入1,080円、6個入1,620円、8個入2,160円、12個入3,240円は、主役のフルーツとさまざまな素材の組み合わせが楽しいベイクドケーキ。「フルーツの絵柄のパッケージはとても人気で、それぞれのフルーツが丁寧に描かれています。単品でも販売しており、1個でもプチギフトになるようにしています」(同上)

「フルーツバー」1個 270円、4個入1,080円、6個入1,620円、8個入2,160円、12個入3,240円は、主役のフルーツとさまざまな素材の組み合わせが楽しいベイクドケーキ。「フルーツの絵柄のパッケージはとても人気で、それぞれのフルーツが丁寧に描かれています。単品でも販売しており、1個でもプチギフトになるようにしています」(同上)

糖度の高い国産のふじりんごのセミドライフルーツを使った「国産りんごのプチパイ」6個入 1,080円(税込)。「風味豊かなフランス産AOPバターのパイ生地にごろごろと包み、さっくりと焼きあげました。12個入、18個入もご用意。いずれも個包装なので、集まりや職場などで召し上がるにもおすすめです」(同上)

糖度の高い国産のふじりんごのセミドライフルーツを使った「国産りんごのプチパイ」6個入 1,080円(税込)。「風味豊かなフランス産AOPバターのパイ生地にごろごろと包み、さっくりと焼きあげました。12個入、18個入もご用意。いずれも個包装なので、集まりや職場などで召し上がるにもおすすめです」(同上)

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