
第11章 勝手広告クリエイター神酒大亮のライフハック
第3回 勝手広告的カンタン撮影術 準備篇
勝手に広告をつくるとはいっても、そんな簡単に撮影できるの?と思われる方も多いでしょう。はっきり言って、撮影は簡単じゃない(笑)。そういうことにしておかないと、私の仕事が無くなります。(苦笑)
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[プロフィール] 神酒 大亮(みき だいすけ) |
コンテと準備。
皆様、おもしろいアイディアは浮かびましたか。今回は撮影篇です。まずはあなたのアイディアを絵コンテや字コンテにまとめます。「書き方分かんないよ!」なんて難しく考える必要はありません。出版物ではないのですから、目の前の相手に伝わればOKです。
例えば字コンテはこのような書き方をします。
シーンの説明(ト書き)と、登場人物の台詞で構成します。
○時限爆弾が仕掛けられた部屋(朝)
爆弾処理班がうつぶせになって、爆弾を分解している。
男「ちっ!複雑にしてやがる。トイレに行きたいのに…」
↑ こんな感じで書きます。
不足な部分は口で説明します。
例えば字コンテはこのような書き方をします。
シーンの説明(ト書き)と、登場人物の台詞で構成します。
○時限爆弾が仕掛けられた部屋(朝)
爆弾処理班がうつぶせになって、爆弾を分解している。
男「ちっ!複雑にしてやがる。トイレに行きたいのに…」
↑ こんな感じで書きます。
不足な部分は口で説明します。

ファブ男の絵コンテ なぐり書きです
さらにコンテなんてめんどくさい! という人のための秘策があります。
それは見取り図です。不動産屋に貼ってある見取り図とおなじで、撮影場所のカンタンな図面に、出演者の配置や動き、カメラの配置を書き込みます。これを作るだけで、ぐっと撮影の現実味がわきます。
このコンテを持って、出演者や手伝ってくれるスタッフに熱意を伝えましょう。きっと手伝ってくれるはずです。気になるあの子へ声をかけるチャンスかもしれません。
それは見取り図です。不動産屋に貼ってある見取り図とおなじで、撮影場所のカンタンな図面に、出演者の配置や動き、カメラの配置を書き込みます。これを作るだけで、ぐっと撮影の現実味がわきます。
このコンテを持って、出演者や手伝ってくれるスタッフに熱意を伝えましょう。きっと手伝ってくれるはずです。気になるあの子へ声をかけるチャンスかもしれません。
Staff様
撮影には通常決まったスタッフがいます。監督、カメラ(撮影)、録音、照明、美術、ヘア&メイク、衣裳、制作、などなどその他たくさんのスタッフさん(クルー)がいます。勝手広告では、こんな立派な撮影はしませんし、できません。なので、2、3人でスタッフをこなす必要があります。

2、3人で制作
逆に、スタッフを10人も20人も集めるのはやめましょう。人数が多いと意思の疎通が隅々まで届かず、時間ばかりかかって収拾がつかなくなります。
監督兼カメラ、音声(マイクがあれば)、アシスタント。の3名でちょうど良いくらいです。アシスタントとは、スケジュール管理や「あれ? ガムテープがない!」という時に走ってもらう係です。
監督兼カメラ、音声(マイクがあれば)、アシスタント。の3名でちょうど良いくらいです。アシスタントとは、スケジュール管理や「あれ? ガムテープがない!」という時に走ってもらう係です。
監督
監督は自信を持って演出してください。いろんな人に口を挟まれると思いますが、人の意見を聞きすぎると混乱してしまいます。「船頭多くして船山にのぼる」です。監督は一人で物事を決めましょう。
スケジュールを切る
機材とネタ、仲間が集まったら、次はスケジュールを決めましょう! 予定を決める事はとても重要なポイントです。予定が決まっていないと、いつまでたってもダラダラとして準備も進みません。撮影内容が決定して、だいたい2週間後くらいに撮影するようにしましょう。
段取りとしては、撮影場所の確保、出演者+スタッフのスケジュール確保、衣裳の用意、その他小道具などを準備します。
衣裳は普段着でもパーティーグッズでも自由です。ただし、キャラクターものは意匠権があるので気をつけて下さい。
人より一歩先をゆく。
勝手広告では「わざと素人っぽく撮る」事があります。玄人っぽいより、素人の方がなぜか話題になり易いからです。監視カメラっぽく撮った作品はいま20万ビューを超えました。キレイに撮る事よりオモシロく撮ることが、たくさんのビューを稼ぐポイントなのかもしれません。
ちなみに私はPanasonicDVX-100か、SONY V1Jを使用しています。セミフィッシュレンズなどを取り付けて、魚眼効果でわざと隠し撮り風に見せる事もあります。
色使い。
オモシロそうに見せるには、色の選択も重要です。どんより暗い色は避けましょう。特に衣裳は画面の大半を埋める大切な色彩要素です。ですから、衣裳選びはデザイン性よりも色に注意してください。明るい色で、カメラに映り易い色がおすすめです。
また人物の背景にも気をつけてみてください。白い壁なのか、緑なのか。背景によって、衣裳の色が決まります。例えば出演者の役どころがスーツ姿だとして、背景が黒い(暗い)場合は黒いスーツでは同化してしまい、映りません。できればライトグレーのジャケットに色味のあるネクタイか、ジャケットは脱いでシャツだけなど、工夫が必要です。
衣裳に合わせて背景を変えることも検討しましょう。どんよりした背景にどんよりした衣裳にならないように気をつけます。

背景と衣装を考える
色使い ホワイトバランス
背景と衣裳の色合いで、メリハリがついたら少しマニアックなことを書いておきます。WB(ホワイトバランス)ってご存知でしょうか。わりとオート機能まかせで使われていない機能です。フルオートで撮れば、だいたいOKですからね。でもでも、他の人と違いを出すならWBを使いこなしましょう。
この機能は、たいていメニューの中に"WB"か、"チューリップに似たマーク"で記されています。本来、撮影場所の光の状態(タングステンライトやデイライト)に左右されないように、映像の色感を統一するために使う機能です。白い紙をレンズの前にかざし、マニュアル機能でホワイトバランスをカメラに記憶させます。文章で書くとうまく伝えられませんが、実際にカメラで使ってみて下さい。操作方法はお持ちのカメラの説明書をご覧ください。
この機能は、たいていメニューの中に"WB"か、"チューリップに似たマーク"で記されています。本来、撮影場所の光の状態(タングステンライトやデイライト)に左右されないように、映像の色感を統一するために使う機能です。白い紙をレンズの前にかざし、マニュアル機能でホワイトバランスをカメラに記憶させます。文章で書くとうまく伝えられませんが、実際にカメラで使ってみて下さい。操作方法はお持ちのカメラの説明書をご覧ください。

Panasonicのカメラのホワイトバランス
で、ここからがミソです。
ホワイトバランス機能に嘘を教えます! 本来白色の紙をカメラにかざすべきですが、緑や、青、赤、黄色のデタラメな紙を白色だと教え込む事で、カメラが肉眼と違う色彩の世界を写し取ります。赤なら青っぽい世界、紫なら黄金っぽい世界になります。
素人っぽい映像なのに、こういうところで凝ってみる。ウェブ動画は奥が深いのです。
ホワイトバランス機能に嘘を教えます! 本来白色の紙をカメラにかざすべきですが、緑や、青、赤、黄色のデタラメな紙を白色だと教え込む事で、カメラが肉眼と違う色彩の世界を写し取ります。赤なら青っぽい世界、紫なら黄金っぽい世界になります。
素人っぽい映像なのに、こういうところで凝ってみる。ウェブ動画は奥が深いのです。
演技、演出
衣裳に背景、カメラ設定ができたらいよいよ撮影本番です。出演者はプロの役者さんではないでしょう。でも大丈夫。
シロウト出演者の演出方法はまた次回!
シロウト出演者の演出方法はまた次回!




