
第11章 勝手広告クリエイター神酒大亮のライフハック
最終回 怪しいプロデューサーに気をつけろ!
好きなところに住みながら、仕事は東京と変わらないくらい入ってきて、悠々自適に暮らしたい。そう書いたけど、理想や自己満足的欲求じゃなくても、いろんな事情で田舎に帰らざるを得ない日が来るかもしれません。年老いた親とか、結婚とか、病気とか。クリエイターという職業で、厳しい現実と戦っていくためには、いつの日かあの一番苦手な仕事をする必要が出てきます。クリエイターの苦手な仕事といえば、そう・・・
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[プロフィール] 神酒 大亮(みき だいすけ) |
上手な営業方法
まったくもって、興味の無い方もいらっしゃるでしょう。大きな会社であれば、営業部の方が仕事を持ってきてくれて、自分はクリエイティブで応えればいい。でも、まんがいちこの不況で会社が傾いたら・・・。営業さんが独立したら・・・。諸事情であなたが田舎に引っ越すことになったらどうしますか。クリエイターも営業方法を覚えることが必要な時代になってきています。
営業の3つのポイント
1. 需要をさがす
2. 値付け
3. 自分で営業しない
営業の3つのポイント
1. 需要をさがす
2. 値付け
3. 自分で営業しない
1.需要を探す
あなたの個性的な作品を必要としている会社(個人)を探します。まず、あなたの作品が果たす役割を見極めます。「癒し」「ショック」「笑い」などいろんな作風があると思います。自分の作風と違うものを欲しているところに売り込むと、後で苦しくなります。
売り込み対象は、すでに別のサービスを利用している人を探すのが早いです。例えば、最近はやりのデジタルサイネージ。どこの電子看板も似たような内容だから、私のアニメがあれば他と差がつくし、業者の制作費よりも安く仕上がります!など。
こっちの方が便利、安い、早い、効果的などのセールスポイントがあれば、それを資料にまとめて集中的に売り込みをかけます。
欲しがっていない人に無理矢理売るよりも、必要としている人を見つけた方が遥かに効率的です。特に制作において、業者は個人より値段が高くなってしまいがちです。不況なので発注者も安くて効率的なものを探しています。安く早く制作できる個人は有利。不況は積極的に売り込んだ者勝ち!
また、売り込むときに「何でもできます」はやめた方が良いです。人間には、選択できる数が決まっています。選択肢を3つ用意して、その中から選べるように準備しておきましょう。よく言われる話ですが、人は選択肢が7つを超えると選べなくなると言います。決めきれず次回に回されないよう、選択肢を3つに絞りましょう。
売り込み対象は、すでに別のサービスを利用している人を探すのが早いです。例えば、最近はやりのデジタルサイネージ。どこの電子看板も似たような内容だから、私のアニメがあれば他と差がつくし、業者の制作費よりも安く仕上がります!など。
こっちの方が便利、安い、早い、効果的などのセールスポイントがあれば、それを資料にまとめて集中的に売り込みをかけます。
欲しがっていない人に無理矢理売るよりも、必要としている人を見つけた方が遥かに効率的です。特に制作において、業者は個人より値段が高くなってしまいがちです。不況なので発注者も安くて効率的なものを探しています。安く早く制作できる個人は有利。不況は積極的に売り込んだ者勝ち!
また、売り込むときに「何でもできます」はやめた方が良いです。人間には、選択できる数が決まっています。選択肢を3つ用意して、その中から選べるように準備しておきましょう。よく言われる話ですが、人は選択肢が7つを超えると選べなくなると言います。決めきれず次回に回されないよう、選択肢を3つに絞りましょう。
2.値付け
本当に一番難しいのはここです。自分の作品に料金をつける。楽しいようで苦しい作業。若い人の中には「お金=時給」になっちゃってる人がいます。時給も値付けの基準になることは間違いありません。でも、時給以外の発想も必要です。まずは市場価格を知ることから始めましょう。広告の場合、広告制作料金基準表というものがあります。こういった資料を参考にすると良いでしょう。また、業界以外の制作費を基準にすることもできます。例えば、折り込み広告の制作配布費と映像広告の比較にするなど、ジャンル違いの媒体との比較で料金を決めることもできます。
ただし、安すぎる設定はやめましょう。安くして受注を受けるのは簡単です。初めのうちは業者より安めの値段で始めるのは悪くありません。でもセールスポイントが安さだけになってしまい、価格競争に入ってしまうとより安い業者に負けてしまいます。安く安くとやっているうちに、無料のところが出て来るなんてことも。クリエイティブに自信があるのなら、敢えて他より高い値段から始めましょう。良いから高い。これなら値下がりする心配はありません。
ただし、安すぎる設定はやめましょう。安くして受注を受けるのは簡単です。初めのうちは業者より安めの値段で始めるのは悪くありません。でもセールスポイントが安さだけになってしまい、価格競争に入ってしまうとより安い業者に負けてしまいます。安く安くとやっているうちに、無料のところが出て来るなんてことも。クリエイティブに自信があるのなら、敢えて他より高い値段から始めましょう。良いから高い。これなら値下がりする心配はありません。

3.自分で営業しない
これまでと矛盾しているみたいですが、クリエイターの人ってなぜか営業に向いていません。まず覚えておかなければいけないのは、営業とは「1円でも高く売る仕事」ということです。そのためには自分自身の技量やセンスを自分で褒めて価値を高めなければいけません。
売り込み先の目の前で自画自賛をするわけですから、「高慢ちきなヤツ」「テングになってる」などと誤解を生んでしまいます。
だからあなたの代わりに、あなたを褒めて高く売ってくれる人が必要になります。こういった営業代理のことをエージェントと言います。アメリカでは定着しているようですが、日本でもチラホラ、エージェント会社が出てきました。でも、そのほとんどが実情は就職斡旋で、就職先を紹介して終わり。細かい営業を代理してくれているわけではありません。また、プロデューサーと呼ばれている人達がいます。いろんな現場を歩いてきて、制作から売り込みまで知り尽くしていて、あちこち走り回ってくれるプロです。こういったプロを見つけることがとても大切です。プロデューサーと一緒に自分の作風に合った売り込み方を話し合い、実際に売り込みに行ってもらいます。
売り込み先の目の前で自画自賛をするわけですから、「高慢ちきなヤツ」「テングになってる」などと誤解を生んでしまいます。
だからあなたの代わりに、あなたを褒めて高く売ってくれる人が必要になります。こういった営業代理のことをエージェントと言います。アメリカでは定着しているようですが、日本でもチラホラ、エージェント会社が出てきました。でも、そのほとんどが実情は就職斡旋で、就職先を紹介して終わり。細かい営業を代理してくれているわけではありません。また、プロデューサーと呼ばれている人達がいます。いろんな現場を歩いてきて、制作から売り込みまで知り尽くしていて、あちこち走り回ってくれるプロです。こういったプロを見つけることがとても大切です。プロデューサーと一緒に自分の作風に合った売り込み方を話し合い、実際に売り込みに行ってもらいます。
怪しいプロデューサーに気をつけろ!
あなたが金になる!と思ったら、いろんなプロデューサーが声をかけてきます。ぜひ話を聞いてみてください。ただし、自称プロデューサーの怪しい人物が世の中にはたくさんいます。怪しいプロデューサーの見分け方を書いておきます。
1. 元○○を語る。 元大企業のエリートという方。人脈はあるのですが独立した後は普通の人。円満退社しているのかどうかしっかり探りましょう。
2. 企画ばかりで働かない。 頭は良いのですが、プロデューサーとは走り回る仕事でもあります。アドバイスだけで、あとはクリエイター任せ。受注金の上澄みをかすめ取るだけの人がいます。
3. 値段がかわる。 話し合ったことが翌週には変わっている人がいます。作品の方向性が変わったり、ひどいときには値段設定まで無断で変えられます。作品の原案権が盗られそうになったなんて話しも聞きます。要注意です。
「自分は大丈夫」なんて甘いです。ぜひ注意してください。あと、契約書ないしは覚書を必ず交わしておきましょう。
1. 元○○を語る。 元大企業のエリートという方。人脈はあるのですが独立した後は普通の人。円満退社しているのかどうかしっかり探りましょう。
2. 企画ばかりで働かない。 頭は良いのですが、プロデューサーとは走り回る仕事でもあります。アドバイスだけで、あとはクリエイター任せ。受注金の上澄みをかすめ取るだけの人がいます。
3. 値段がかわる。 話し合ったことが翌週には変わっている人がいます。作品の方向性が変わったり、ひどいときには値段設定まで無断で変えられます。作品の原案権が盗られそうになったなんて話しも聞きます。要注意です。
「自分は大丈夫」なんて甘いです。ぜひ注意してください。あと、契約書ないしは覚書を必ず交わしておきましょう。
1億総クリエイター? んなアホな
最近「1億総クリエイター」なんてことばを聞きます。1億総クリエイター?そんなアホな。たしかに、前にも書いたように安い機材で、アイディア次第で誰でも映像作家になれる時代です。でも紙とペンが安く手に入るからといって、誰でも小説家になれるわけではない。そこを混同してはいけない。私たちの作る作品は、犬や猫をただ映したものではありません。美術・芸術の勉強をしたけど、そっち方面で就職できなかった、家庭の事情、健康の問題でそういう仕事に就けなかったという人がたくさんおられると思います。そういう人がもう一度クリエイティブに戻れるチャンスだと思います。
不況というピンチは、クリエイターにとってチャンスになる可能性があると何度も書いてきました。オンリーワンの才能が必要となるからです。勝手広告でも何でもいいから目立って、自分をアピールする。
気概のあるプロデューサーは地方発のコンテンツを全国に販売し始めています。世の中のニーズがこれまでのテレビ番組と同じような総合編成(デパート)型ではなく、専門型にシフトしはじめていて個性的なコンテンツが必要となってきています。仕事は沢山あります。東京に集中していた仕事を再分配する時期が来たと感じています。
世の中のいろんなツールを利用して、熱意と感性を持ったクリエイターだと宣言しましょう。私もあなたのところまで会いにいきます。
不況というピンチは、クリエイターにとってチャンスになる可能性があると何度も書いてきました。オンリーワンの才能が必要となるからです。勝手広告でも何でもいいから目立って、自分をアピールする。
気概のあるプロデューサーは地方発のコンテンツを全国に販売し始めています。世の中のニーズがこれまでのテレビ番組と同じような総合編成(デパート)型ではなく、専門型にシフトしはじめていて個性的なコンテンツが必要となってきています。仕事は沢山あります。東京に集中していた仕事を再分配する時期が来たと感じています。
世の中のいろんなツールを利用して、熱意と感性を持ったクリエイターだと宣言しましょう。私もあなたのところまで会いにいきます。

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ご連絡お待ちしています!
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今回で最終回です。有難うございました!




