あればあるほど便利なのか、電源タップの差し込み口です。PCやその周辺機器を数多く接続している環境では、電源タップの差し込み口は、どれだけあっても困ることはありません。
もっとも、あまりにも差し込み口の間隔が狭いと、隣の口に干渉して、電源プラグが差せなくなってしまいます。特にACアダプタを使っている場合は、こうしたケースはよく起こります。最近のスリムさをアピールするタップでは、こうした問題が起こりがちです。
こうした場合に便利なのが、今回紹介するタワー型の電源タップです。今回はエレコムから新たに発売された、USB Type-Cポート付きのタワー型タップをメーカーから借用して試してみました。
これは、円柱型のボディの全方位にコンセントの口を配置した電源タップです。ボディは上中下と3層に分かれており、「中」「下」にあたる部分に、電源プラグを差し込めます。口は4方向を向いていますので、大柄なACアダプタであっても、隣の口と干渉することはまずありません。
また最上段、「上」の層には、USB Standard Aポートが4つと、USB Type-Cポートが2つ搭載されています。最近はUSBでの給電が普及し、電源タップに差し込んでいる機器のほとんどがUSB充電器ということもあります。最初からこれらのポートが搭載されているのは、給電を直接行うのに重宝します。
また、USB Type-Cポートは、最大45WのUSB PDでの急速充電に対応しますので、スマホはもちろんのこと、ノートPCの充電にも対応します。まさしくオールインワンの電源タップと言ってよいでしょう。
ところで、根本的な話として、こうしたタワー型のタップは使いやすいのでしょうか。結論から言うと、用途と環境をかなり選ぶというのが、しばらく試してみた上での評価です。
本製品の大きなメリットは、さまざまな方向から電源ケーブルを挿せることです。例えば会議室のテーブルを中央に本製品を置き、出席者がそれぞれのノートPCの電源ケーブルを挿すといった用途にはぴったりです。
また本製品はネジを用いてテーブルの裏側に取り付け、その存在が目に触れないようにして使うこともできます。大型のACアダプタを直接挿しても隣の口に干渉しにくいため、これらを一括して挿しつつ、なおかつ目に触れないよう隠したい場合に向いています。
その一方で、ボディが大きいことに加えて、ケーブルが四方に伸びることから、それなりの設置スペースは必要になります。部屋の隅に置いて使うのなら、本製品ではなく一般的なスティック型の電源タップのほうが向いています。
また、デスク上で使う場合も一定の場所を取りますので、雑然としたデスク上に置くと、さらにそのカオスさを助長してしまいかねません。使い勝手と美観、どちらをを取るかは、使う人によって意見が分かれるでしょう。設置スペースに余裕があり、かつACアダプタが干渉するストレスをなるべく排除したい人には、本製品は見るべきところがある製品と言えそうです。
なお本製品は、上中下と区切られたボディを見る限り、それぞれのパートが水平方向に回転しそうに見えますが、実際には固定されており、背面の口をぐるりと回して手前に持ってくるといったことはできません。実際に使ってみて初めてわかる意外なポイントで、使い方に影響を及ぼす可能性もありますので、導入を考えている人は要注意です。
また今回はブラックのモデルを使用していますが、この色だとデスク上でかなりの威圧感があります。テーブルの天板裏に取り付けるなら問題ありませんが、デスク上に置いて使うのであれば、ホワイトモデルの導入も併せて検討することをおすすめします。
- DATA
製品名:ECT-2120BK
実売価格:6,199円
発売元:エレコム
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B09LQDK99G/
2022.04.12 Tue