【最新のデザインを毎週ダイジェストでお届け】
|Webサイト『船場センタービル50周年記念 DEEPな船場をディグろう』
|商品パッケージ『クラシックフルーツケーキ』
|書籍カバー『村田沙耶香/生命式』
書籍、パッケージ、Webなど魅力的な最新のデザインを毎週お届けする連載。デザイン担当者のコメントが読める場合も! 今週は、Webサイト『船場センタービル50周年記念 DEEPな船場をディグろう』、商品パッケージ『クラシックフルーツケーキ』、書籍カバー『村田沙耶香/生命式』の3点を紹介。デザインの狙いやこだわりをチェックして、デザインの理解度アップに役立てましょう。
ロゴ、Webサイト、ポスター
『船場センタービル50周年記念 DEEPな船場をディグろう』
●Art Director & Copy Writer:松島遥奈
●Art Director & Designer:GOO CHOKI PAR
2019/船場センタービル
大阪地下鉄3路線が乗り入れ、繊維問屋や、アパレル、雑貨、飲食店など、さまざまなジャンルの店舗を有するショッピングモール。今年で誕生50周年を迎え、「DEEPな船場をディグろう」をコンセプトに特設サイトをオープン。ショップや、そこを訪れ商品を探す目、50周年を祝う太陽などが描かれており、ビビッドカラーと、幾何学的でサイケデリック調のイラスト、文字が強いインパクトを与える。デザインはGOO CHOKI PARによるもの。
商品パッケージ、ショッパー、包装紙
『クラシックフルーツケーキ』『クラシック抹茶&マロンケーキ』など、資生堂パーラー 銀座本店ショップ限定品
●Art Director+Designer:仲條正義
●Designer:浜田佐知子、白鳥奈津子
●Creative Director:新田里子
2019/資生堂パーラー
銀座の老舗・資生堂パーラー 銀座本店のリニューアルオープンを機に、同ショップの限定品もデザインを一新。また新商品として、『クラシックフルーツケーキ』『クラシック抹茶&マロンケーキ』の2種が登場した。グラフィックデザイナーの仲條正義がアートディレクターを務め、資生堂すべての発祥の地であり原点の銀座八丁目を強調するべく「銀座八丁目物語」をコンセプトに、昭和らしさのある千鳥格子、メリハリのある配色を用いた、シックでいて力強さも兼ね備えたアイテムに。
書籍カバー
村田沙耶香『生命式』
●Designer:鈴木成一
●Cover Objet:髙橋涼子
2019 / 河出書房新社
三島賞、芥川賞を受賞した作家、村田沙耶香による短編集『生命式』。作家自身が作品をセレクトし、死んだ人間を食べる新たな葬式を描いた表題作を含む、危険に満ちた12篇が収録されている。カバーデザインは装丁家の鈴木成一が手掛けた。命の流れを感じさせる丸みを帯びた柔らかなフォントと、造形作家の髙橋涼子による人毛、燭台のオブジェが印象的な装丁となっている。静寂の中に、ミステリアスさ、ダークさを漂わせる美しいデザイン。
2019.11.27 Wed2024.04.24 Wed