【気になるフォント、知りたいフォント。】 YouTube Originals アニメ『OBSOLETE』(2019.10.31) | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

【気になるフォント、知りたいフォント。】 YouTube Originals アニメ『OBSOLETE』(2019.10.31)

2019.11.14 THU

【プロのフォント使いを実例から解く】
気になるフォント、
知りたいフォント。
デザインの構成において、最も重要な要素の一つ「フォント」。本コーナーでは、無数の選択肢から導き出されるプロのフォント使いを、素敵な実例ベースで紹介していきます。
今回取り上げるのは、YouTube Originalsにて12月配信開始のアニメ『OBSOLETE』のポスターです。

2019年10月31日 取材・文 山口 優
『OBSOLETE』
アニメ/2019/YouTube Originals ©PROJECT OBSOLETE(URL
ポスタービジュアル

ポスタービジュアル

Web用ティザービジュアル

Web用ティザービジュアル

●Art Director+Designer:戸崎正浩(URL
ベーシックな文字を直線的に加工してメカっぽく
『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』などの作品で知られる虚淵玄(ニトロプラス)が原案・シリーズ構成を務め、新進気鋭のCGアニメーションスタジオ・武右ェ門が制作した完全オリジナル作品のポスタービジュアルおよびWeb用ティザービジュアル。

異星人との交易によってもたらされた2.5mの意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」が活躍する世界を描いたフルCGのリアルロボットアニメーションで、2019年12月よりYouTubeバンダイナムコアーツチャンネルにて配信開始。キービジュアルでは、メカっぽいモチーフやタイトルロゴ、ファッション性が感じられるレイアウトなどによって、ロボットアニメーションならではの男臭さを感じさせる作品世界が力強く印象的に表現されている。

使用フォント1(メインタイトル)
「Helvetica Neue Bold」

普遍的な書体を加工し
メカっぽい印象に

Helvetica Neue Bold

Helvetica Neue Bold

メインタイトルの「OBSOLETE」は「廃れた」や「使われなくなった」などを意味する。タイトルロゴは、その意味に通じる「何もない」や「ゼロ」をコンセプトに制作された。ベースとなっている書体はベーシックなサンセリフ体「Helvetica Neue Bold」(Linotype)で、頭文字の「O(オー)」をゼロに見立てて斜線を入れたり、画線の交差部分に直線的なアクセントをつけてゴツゴツした印象にしたりして、コンセプトやロボットアニメーションらしさを出す工夫がされている。

使用フォント2(キャッチコピー)
「見出ゴMB31」

タイトルロゴに合わせ
ベーシックなゴシック体に

見出ゴMB31

見出ゴMB31

キャッチコピー「エグゾフレームがもたらす世界」部分の文字は、字面が小さめで落ち着きのあるゴシック体「見出ゴMB31」(モリサワ)。タイトルロゴの文字とウェイトなどの印象が近く、ロゴ制作のコンセプトに合ったベーシックでクセのない書体だったため選択された。他の文字要素との差別化や、どっしりとした存在感を出すため、字間は広めにとられている。

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