バリエーション豊かな色彩や濃淡による絶妙な変化、個性あふれるボトルデザインで文房具好きの心をときめかせているインク。そこで今回は、ガラスペン、コレクションカードなど、インクをより楽しむための魅力的なツールを紹介します。すでにインク沼に落ちてしまった人はもちろん、これからインクにはまりそうな人も、機能性とデザイン性を兼ね備えたインクツールをチェックしてみて。

おすすめのインクツール1　カキモリ「kakimori ローラーボール」
透明軸でお気に入りのインクをより楽しむボールペン

付属のコンバーターに万年筆のインクを入れて使用できるボールペンは、蔵前の文具店「カキモリ」オリジナルのロングセラー商品。ボールペンながら、万年筆のように色の濃淡やなめらかな書き心地を味わうことができます。

せっかく手に入れたインクを使いたいけれど、まだ万年筆やつけペンを扱う自信がない……という人でも気軽にインクを楽しめる、“インク入門”にぴったりのアイテム。透明軸だから、中に入れたインクがひと目でわかるのもインク好きの方にはうれしいポイントです。

ペン先は0.5ミリと0.7ミリの2種類をラインナップ。毎日書くことがメンテナンスになるから、日記やメモなどで日常的に使い手書きの習慣をつけてみては？

おすすめのインクツール2　ハリオサイエンス「毎日使いたいガラスペン GROOM」ほか
シンプルで美しい！ガラスペンデビューにぴったりの1本

ハリオサイエンスの「毎日使いたいガラスペン GROOM」は、「ガラスペンは、装飾品ではなく、実用品であってほしい」という思いから、幅1cmの太い軸と持ち運びやすい長さ13cmに設計。

シンプルでコンパクトなデザインは、手の大きな人でも使いやすくできています。装飾がなく、利き手を問わない使い勝手のよさも魅力的。グリップ部分の膨らみが握りやすく、安定感のある書き心地なのでガラスペンデビューに選びたい1本です。

たっぷりあるインクを数日で使いたい分だけ移し替えられる、ガラス製の「インクポット」もインク好き必見のアイテム。付属のスポイトでポットの受皿に少量移し、ペン先だけにインクをつけられるので、軸にインクがついて手が汚れてしまう心配を軽減。使わないときにはフタをしておけばポット内の乾きも防止でき、いちごを飾ったケーキのようなデザインでデスクをかわいらしく彩ります。

おすすめのインクツール3　ツバメノート「インクコレクションカード」
コレクションカードで自分だけの“インク標本”を！

一度集め始めるとどんどん増えていくのがインク沼。集めたインクを記録しておけるツバメノートの「インクコレクションカード」は、インク愛好家必携の一品。薄手のカードが150枚入っていて、150色分の記録が可能です。

用紙は万年筆インクなどの水性インクと相性のいいツバメノート特製のツバメ中性紙フールスを使用し、書きやすくにじみにくいのが特徴。インクボトルと罫線、四角枠のすっきりとしたデザインに線や文字を自由に入れて楽しめます。

こまめに記録し、ファイリングして色見本として活用すれば、ますますインク収集が楽しくなりそう。銀の箔押しがされた上品な化粧箱も文具好きの心をくすぐります。

おすすめのインクツール4　呉竹「からっぽペン」ほか
好きなインクで自分だけの1本を作れるペンシリーズ

呉竹の「からっぽペン」シリーズは、お気に入りのインクでペンを作ることができる空容器。ペン先は線幅0.4mmのマーカータイプの「ほそ芯」と、ソフトな筆ペンのような書き味の「ほそふで芯」の2種類。綿芯に好みのインクを吸い上げ、ボディに入れてパーツを差し込むだけでOKと、組み立ても簡単です。

からっぽペン2本とインク5種、マドラーや調色用カップがセットになった「ink-café おうちで楽しむ私のカラーインク作りキット」も販売中。こちらは、基本となる透明・イエロー・ピンク・ブルー・グレイの5色を組み合わせてオリジナルのインク作りを楽しめるキット。混ぜてもきれいに発色する水性染料インクで、カラーバリエーションは無限大に。

インクの配合レシピも付いているので、インク初心者でも気軽に挑戦できそう！実験しているような感覚で、自分だけの特別なインクを作ってみて。