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Photoshopド定番チュートリアル

2022.09.12 Mon

人物写真を油絵風・絵画風のグラフィックに加工する

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

今回はPhotoshopで人物写真を油絵風・絵画風に加工する方法をご紹介します。イラストは描けないけどイラスト風のビジュアルを使いたい場合など、ぜひ油絵風加工を試してみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「自動トーン補正」「油彩」「スマートシャープ」「光彩拡散」「アンシャープマスク」「描画モード」「ハイパス」「彩度を下げる」「階調の反転」「ぼかし(ガウス)」「レイヤーの不透明度」

1.元となる写真を配置して油彩風の質感に加工する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:800ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、元となる写真を配置する(図1)

図1

次に、レイヤーパネルで元写真のレイヤーを前面に複製したあと、複製した方を選択してイメージメニュー→“自動トーン補正”を適用(図2)。続いてフィルターメニュー→“表現手法”→“油彩...”を[形態:6]、[クリーン度:2]、[拡大・縮小:0.1]、[密度の詳細:0]、[光源]のチェックを外して実行する(図3)(図4)

図2
図3。[形態:6]、[クリーン度:2]、[拡大・縮小:0.1]、[密度の詳細:0]に設定し、[光源]のチェックは外しておく
図4。写真が油彩風の質感に変換される

さらにフィルターメニュー→“シャープ”→“スマートシャープ...”を[量:100%]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]で実行する(図5)(図6)

図5。[量:100%]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]に設定する
図6

2.絵筆のタッチを強調してより油絵らしく加工する

絵筆のタッチを際立たせていく。レイヤーパネルで複製した方のレイヤーを選択した状態のまま、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[変形]の[光彩拡散]を[きめの度合い:1]、[光彩度:3]、[透明度:19]で適用する(図7)(図8)

図7。[変形]の[光彩拡散]を[きめの度合い:1]、[光彩度:3]、[透明度:19]に設定する
図8

レイヤーパネルでこのレイヤーを前面に複製したあと、複製した方を選択してフィルターメニュー→“シャープ”→“スマートシャープ...”を[量:100%]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]で実行する(図9)(図10)

図9。[量:100%]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]に設定する
図10

さらに、フィルターメニュー→“シャープ”→“アンシャープマスク...”を[量:45%]、[半径:3pixel]、[しきい値:0レベル]で実行する(図11)(図12)

図11。[量:45%]、[半径:3pixel]、[しきい値:0レベル]に設定する
図12

3.油絵風の効果を効かせてグラフィックを仕上げる

ここからはさらに油絵風の効果を際立たせていく。まず、レイヤーパネルで先ほど“アンシャープマスク...”を適用したレイヤーを前面に複製したら、複製した方を選択して[描画モード:オーバーレイ]に変更する(図13)(図14)

図13
図14。この時点のレイヤーの状態。レイヤーを複製して[描画モード:オーバーレイ]に変更する

続いて、フィルターメニュー→“その他”→“ハイパス...”を[半径:1.5pixel]程度で適用する(図15)(図16)

図15。ここでは[半径:1.5pixel]に設定した。画像によって最適な数値が異なるので、プレビューの画像の輪郭が際立つよう調節してみてほしい
図16

レイヤーパネルでこのレイヤーの背面のレイヤーを複製して選択し(図17)、イメージメニュー→“色調補正”→“彩度を下げる”を実行(図18)。さらに、イメージメニュー→“色調補正”→“階調の反転”を実行する(図19)

図17。この時点のレイヤーの状態。前面からふたつ目のレイヤー(ここでは「元写真 のコピー2」レイヤー)を複製し、複製した方(ここでは「元写真 のコピー4」レイヤー)を選択する
図18
図19

このレイヤーに対し、フィルターメニュー→“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”を[半径:5pixel]で適用する(図20)(図21)

図20。[半径:5pixel]に設定する
図21

最後に、レイヤーパネルでこのレイヤーを[描画モード:オーバーレイ]、[不透明度:30%]程度に変更する(図22)(図23)

図22。これで人物写真の油絵風・絵画風加工が完了
図23。この時点のレイヤーの状態。レイヤーを[描画モード:オーバーレイ]、[不透明度:30%]程度に変更する

ここでは、さらに文字要素などを配置して完成とした(図24)

図24。完成ビジュアル

以上、Photoshopで人物写真を油絵風・絵画風に加工する方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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