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Photoshopド定番チュートリアル

2025.03.11 Tue

【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る手法(レトロ/3D/ロゴ)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopで文字を加工し、レトロで味のある3Dロゴを作るテクニックを紹介します。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「塗りつぶしツール」「横書き文字ツール」「移動ツール」「塗りつぶしレイヤー」「はね」「選択とマスク」「ハイパス」「描画モード」

【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る: 
1.元となる文字を用意する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:900ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、[描画色]を青(ここでは16進数カラーコード[#286089])にし、塗りつぶしツールでカンバス上をクリックして背景レイヤーを塗りつぶす(図1)

図1

次に横書き文字ツールで元になる文字列(ここでは「SHADOW PLAY JOURNEY」)を入力したら、文字パネルでフォントやフォントサイズなどを設定。ここではフォントはアドビのオリジナル書体「Poplar Std Black」に、フォントカラーは白に設定した(図2)

図2。ここではフォントはAdobe Fontsで提供されているアドビのオリジナル書体「Poplar Std Black」に、フォントカラーは白に設定した

レイヤーパネルでcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながら文字のレイヤーのレイヤーサムネールをクリックして選択範囲を作成する(図3)(図4)

図3。この時点のレイヤーの状態。commandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらマウスポインターをレイヤーサムネールに近づけると、ポインターの形が図のように変わる。その状態でレイヤーサムネールをクリックする
図4。文字の輪郭に沿って選択範囲が作成される

続いて、[描画色]を黒にしたら、新規レイヤーを作成して塗りつぶしツールで選択部分をクリックして黒く塗りつぶす(図5)

図5

文字を黒く塗りつぶせたら、command+Dキー(Macの場合。WindowsではCtrl+Dキー)で選択を解除し、レイヤーパネルで元の文字レイヤーの背面に配置しておく(図6)(図7)

図6。黒く塗りつぶしたレイヤーが背面に隠れるため、元の白い文字が見えている状態になる
図7。この時点のレイヤーの状態。黒く塗りつぶしたレイヤーを元の文字のレイヤーの背面に配置しておく

【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る: 
2.文字に影をつけて立体的に表現する

文字に影をつけていく。移動ツールを選んだら、レイヤーパネルで、先ほど塗りつぶした方のレイヤーを選択したあと、下矢印(↓)キーを1回、左矢印(←)キーを1回押して左下に少し移動させる(図8)(図9)

図8。塗りつぶした方のレイヤーを移動する前
図9。塗りつぶした方のレイヤーを移動した後。移動ツールを選んだあとレイヤーを選択して矢印キーを押すと、ピクセル単位でそのレイヤーを移動させることができる

白い文字の左下に細い影ができているのを確認したら、移動したレイヤーを複製してその背面に配置し、先ほどと同じ要領で下矢印キーと左矢印キーで左下に少し移動させる(図10)

図10

同様の作業を繰り返して影を伸ばしていく(図11)(図12)(図13)

図11
図12
図13

ある程度影が伸びたら、レイヤーパネルで影のレイヤーをすべて選択し、レイヤーメニュー→“レイヤーを結合”を実行して1枚にまとめる(図14)(図15)

図14。この時点のレイヤーの状態。影のレイヤーをすべて選択する
図15。この時点のレイヤーの状態。影のレイヤーを結合してひとつにまとめておく

続いて、この結合したレイヤーを複製し、ずれないように気をつけながら移動ツールで元の影の左下に移動させる(図16)

図16。元の影に付け加えて厚みをつける

同様の手順を繰り返して表現したいイメージ通りの分厚い影になったら、これらの影のレイヤーをすべて選択して、レイヤーメニュー→“レイヤーを結合”を実行して1枚にまとめておく(図17)(図18)

図17
図18。この時点のレイヤーの状態。影のレイヤーを結合してひとつにまとめておく。ここでは分かりやすいよう、結合した後でレイヤー名を「影」に変更しておいた

【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る: 
3.文字と影に色を着けてロゴのベースを作る

ロゴのベースを作っていく。まず、レイヤーパネルでcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながら文字のレイヤーのレイヤーサムネールをクリックして選択範囲を作成する(図19)。続いて、文字のレイヤーを非表示にしたあと(図20)、影のレイヤーを選択してdeleteキーを押して選択部分を消去する(図21)

図19。文字の輪郭に沿って選択範囲を作成する
図20
図21

次に、選択範囲を解除したら、文字のレイヤーを表示して選択し、移動ツールで少しだけ右上に移動させる(図22)

図22。文字と影の間に少し隙間が生まれるように移動させる

再度、レイヤーパネルでcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながら文字のレイヤーのレイヤーサムネールをクリックして選択範囲を作成したら(図23)、文字のレイヤーを非表示にし(図24)、レイヤーメニュー→“新規塗りつぶしレイヤー”→“べた塗り...”を選択。「新規レイヤー」ダイアログが表示されるので[OK]をクリックし(図25)、「カラーピッカー(べた塗りのカラー)」ダイアログで赤(ここでは16進数カラーコード[#e05252])に設定して適用する(図26)(図27)

図23。再度、文字の輪郭に沿って選択範囲を作成する
図24
図25。デフォルトのまま[OK]をクリックする
図26。ここでは[#]の欄に赤の16進数カラーコード[e05252]を入力して色を設定した
図27

同様に、影のレイヤーを選択したあと、commandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらレイヤーサムネールをクリックして選択範囲を作成し(図28)、影のレイヤーを非表示にして(図29)、レイヤーメニュー→“新規塗りつぶしレイヤー”→“べた塗り...”を選び、カラーピッカーで濃いグレー(ここでは16進数カラーコード[#2d2d2d])に設定して適用する(図30)

図28
図29
図30

【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る: 
4.文字と影を加工してレトロな雰囲気に

ロゴを仕上げていく。レイヤーパネルで赤の塗りつぶしレイヤーの方を選んだら、レイヤーマスクサムネールをクリックして選択された状態(サムネールの周囲に白い線が表示された状態)にする(図31)

図31。この時点のレイヤーの状態。レイヤーマスクサムネールを選択して、周囲に白い線が表示された状態にしておく

続いて、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[ブラシストローク]の[はね]を[スプレー半径:10]、[滑らかさ:15]で適用(図32)(図33)

図32。[ブラシストローク]の[はね]を[スプレー半径:10]、[滑らかさ:15]に設定する
図33

プロパティパネルで[選択とマスク...]をクリックし、属性パネルで[グローバル調整]の項目を[滑らかに:40]、[ぼかし:0px]、[コントラスト:50%]、[エッジをシフト:0%]に設定して適用する(図34)(図35)

図34。プロパティパネルで[選択とマスク...]をクリックし(上)、属性パネルで[グローバル調整]の項目を[滑らかに:40]、[ぼかし:0px]、[コントラスト:50%]、[エッジをシフト:0%]に設定する(右)
図35

同様に、濃いグレーの塗りつぶしレイヤーも「はね」フィルターとプロパティパネルの[選択とマスク…]でマスクを加工する(図36)

図36

最後に、古い紙のテクスチャ素材を用意して最前面に配置したら(図37)、フィルターメニュー→“その他”→“ハイパス...”を[半径:1000pixel]で適用し(図38)(図39)、レイヤーパネルでこのテクスチャのレイヤーを[描画モード:ビビッドライト]に変更して完成とした(図40)(図41)

図37
図38。[半径:1000pixel]に設定する
図39
図40。完成ビジュアル
図41。この時点のレイヤーの状態。テクスチャのレイヤーを[描画モード:ビビッドライト]に変更する

以上、Photoshopで文字を加工し、レトロで味のある3Dロゴを作る方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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