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作業が捗る!クリエイティブワークが楽になる作業効率化「Tips」

2023.12.21 Thu2024.03.23 Sat

2023年SNS総決算:Twitter騒動、Threadsの登場、今後気になるFediverseという新概念まで

文・画像:塚本建未

今年を総括する時期がやって来ました。クリエイターに影響を与えるような2023年のIT業界の重大ニュースといえば、ChatGPTをはじめとした生成AI技術の興隆と、イーロン・マスク氏のTwitter買収による一連の騒動がまず挙げられるでしょう。

生成AIについては、サム・アルトマン氏のCEO退任劇から電撃復帰といったOpen AIのお家騒動があったもののChatGPTが一歩リードしている状況は続いており、ChatGPTを利用したさまざまなAI技術が開発されています。また、ChatGPTの有力な対抗馬であるGoogle Bardが新たな生成AI技術であるGeminiを搭載し、さらなる進化を遂げています。さらに、Metaをはじめとして、さまざまな企業が生成AIを開発・リリースしており、ますます目が離せない状況になっています。ただ、こうした生成AI技術は、開発者向けに有料のサービスとして提供されているものも多く、一般のユーザーが、その技術を十分に享受できるまでには、まだ少しタイムラグがあるように思えます。

そういう意味では、クリエイターにとってより身近な重大ニュースは、Twitter騒動であったのではないでしょうか。クリエイターにとっては、旧Twitterは重要な販促ツールの一つであり、クライアントやファンと交流する重要なコミュニケーションツールでした。Twitterを思いのままに変えていこうとする時代の寵児、イーロン・マスク氏の気まぐれに、イライラさせられたクリエイターも多いでしょう。そして、まだ先が読めない生成AI技術の開発競争とは対照的に、ポストTwitterをめぐる覇権争いは、ある程度決着が見えてきたようです。

そこで、今回は2023年SNS総決算として「Twitter騒動」から「Threadsの登場」までを振り返り、今後の展望として「Fediverseという新概念」についてを解説します。

過去:X(旧Twitter)騒動

TwitterからXへ

※買収等に関する時系列はニュース記事やプレスリリースなどでたどれる日付を筆者が確認したもので、あくまでも目安の情報として提示しています。正確性を保証するものではないことを予めご了承ください。

イーロン・マスクによる買収
Twitter買収に関する騒動のきっかけは、2022年4月14日にイーロン・マスク氏がTwitterの株式の9.1%を取得し最大株主となったことに遡ります。同月25日にTwitterの取締役会はマスク氏を取締役に任命することを決定したものの、翌々日の27日にマスク氏がTwitterの全株式を1株あたり54.20ドルで買収(買収総額は約440億ドル)すると発表したことにより、5月4日に取締役会はマスク氏の買収提案を拒否。マスク氏は取締役会を解任して買収を強行すると表明し、同月25日に取締役会はマスク氏の買収提案を受け入れることを発表。10月28日に買収を完了させ、同月31日付けでTwitterのCEOに就任すると同時に取締役を全員解任。さらに、同月4日には世界中の全従業員約7500人の半数、約3700人を大量解雇しています。買収によって多くのユーザーから反感を買ったマスク氏は、2022年末に開き直ったのか投稿で自分がCEOを続けるか否かをアンケート投票を行い、結果はCEOを退任するに多くの票が集まりました。これを受けて、X社の新しいCEOとして2023年5月にリンダ・ヤッカリーノ氏が就任します。
参照URL:マスク氏によるTwitter買収、ついに完了へ──二転三転したこれまでの経緯を時系列で見る
参照URL:Wikipedia イーロン・マスクによるTwitterの買収
参照URL:ツイッター次期CEOにヤッカリーノ氏、米NBCユニバーサル元幹部 マスク氏発表

ユーザーの混乱と炎上
2022年から始まったTwitter買収劇ですが、マスク氏が本格的にTwitterの機能・サービスの変更に着手し始めたのは2023年に入ってからです。マスク氏は、1月20日に、Twitterの社名を「X」に変更することを発表。2月には、Twitterの認証バッジを有料化する計画を発表。3月には、Twitterの閲覧数の制限を導入し、4月からはTwitterの引用リツイートの表示形式を変更しました。

マスク氏は、Twitterが長い間確立してきたブランドイメージも自身の思いのままにしようと、手始めにTwitterのロゴを4月4日にドッジという愛称でも親しまれてる犬の「かぼす」に変更しました。この変更についてはユーザーにはネタ的に消化された感じもあり、マスク氏らしいと笑って受け止めていた人も多かったように思います。しかし、何の告知もなく8月18日にTwitterという名称をXに改め、長年親しまれてきたTwitterのロゴである「青い鳥」をXのロゴに変更します。このあたりから、マスク氏に好意的なユーザーの中にも、Twitterを言論の自由のもとで改善するのではなく、自分の思い通りに思いつきで改悪していると考える人が増えてきたように思います。マスク氏は、CEOこそ退任したものの会長兼CTOとしての役職は残っています。度重なる炎上にもマスク氏は堪える様子はなく、Xのオーナーとして現在も改悪と思われる気まぐれな機能変更を続けています。

クリエイターへの影響
こうした機能改悪があっても、多くのクリエイターはX(旧Twitter)を使い続けています。それは、すでに獲得しているフォロワーや、アカウントの持つ影響力に拠るところが大きいでしょう。どんなに魅力的な代替SNSが登場しても、よほどの著名人やインフルエンサーでもない限りフォロワー数は一朝一夕に増えていくものではありません。Xに名称を変更したあたりから、本格的に他のSNSへ移行を検討するアカウントも増えてきましたが、クリエイターが使いやすいSNSの移行先としては、明確な答えが出せていない人が多かったのではないでしょうか。

大企業の広告撤退・アカウント運用停止
昨年始まったロシアのウクライナ軍事侵攻に続き、2023年はパレスチナにおけるイスラエル・ハマスの衝突が勃発したことも非常に重大なニュースです。こうした世界情勢も、今後のSNSについて予測する上で無縁ではありません。11月15日にマスク氏が「ユダヤ人が白人への憎悪をかき立てている」とする内容の投稿に賛同し、「真実を語っている」と返信したことから波紋が広がりました。こうしたマスク氏の言動に、ホワイトハウスなどから強い反発が起こり、後に謝罪したものの、Apple、IBM、ウォルト・ディズニーといった大企業がXへの広告の出稿を停止。マスク氏の発言は、パレスチナ支持を表明したというよりユダヤ人へのヘイトも含んだ親ナチス的であると捉えられため問題視されたようです。
参照URL:ロイター マスク氏、反ユダヤ投稿に反省の弁 Xから撤退の広告主は罵倒

Threadsの記事にて、Twitterが「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」や、アメリカ版の5ちゃんねるである「4chan」のようにアンダーグランド化し、社会的な問題を引き起こす可能性も大いにあり得るといった見立てもあると述べましたが、これも現実になりつつあるようです。例えば、パリのイダルゴ市長は「巨大な世界規模の下水道と化した」と痛烈にXの現状を嘆き退会してアカウントを削除すると発表しました※。
参照URL:産経新聞 パリ市長、Xを退会 有害な「世界規模の下水道と化した」

代替ツールとして注目されたSNS
Twitterの良さが失われていく中で、代替SNSを探すユーザーが増えていきます。こうした代替SNSとして注目されたツールには「Mastodon」「Reddit」「TikTok.」「LINE」「WeChat」「Pinterest」「Discord」といった既存のSNSもありました。この中でも、特に分散型SNSの代表格である「Mastodon」とTwitterとよく似たシステムの「Reddit」は、再び脚光を浴びました。また、ジャック・ドーシーが開発した「Bluesky」、分散マイクロブログSNSの「Misskey」などをはじめとした魅力的な新SNSが続々と登場し、ポストTwitterをめぐる覇権争いが熾烈になっていったのです。

現在:Meta「Threads」の登場

Threadsの登場

短文投稿型SNSの新たな可能性
こうした、ポストTwitterをめぐる争いの中で、ひときわ注目を集めたのがMetaが開発したThreadsです。マスク氏がAPI呼び出し回数制限による閲覧制限をかけTwitterユーザーが不安を感じ始めたタイミングを見計らったかのように、Metaは7月にテキストベースの新SNS「Threads」を前倒しでリリースします。(Threadsの詳しい機能や使い方などは、本連載の「Twitterの代替ツールとして期待高まるMetaが開発した新SNS「Threads」を試してみよう!」でも紹介していますので、参照してみてください)

当初は大きな期待もあって、リリースから1日で、100万人以上のユーザーが新規にダウンロードされ、過去最大の増加率を記録しました。しかし、この時点では、Twitterの代替SNSとして十分な機能は搭載されておらず、急激にアクティブユーザー数が落ちたことで、期待外れだったと感じるTwitterユーザーも多かったようです。

ハッシュタグなど新機能が続々搭載
ザッカーバーグCEOは、SNSというサービスがどのように成長していくのかを、おそらく熟知しているのでしょう。アクティブユーザー数が落ちても、少しづつ着実にThreadsはアップデートされていきます。

PCからの利用、複数アカウントの切り替え、アンケート機能、検索機能などTwitterに搭載された機能に近い機能を徐々に追加してきたThreadsですが、先日ついにハッシュタグ機能に該当する「タグ機能」が搭載されました。このタグ機能は慎重に検討されて開発されたようで、1つの投稿に対して1つのタグしか付与することができません。これは、スパム投稿などを防止するための対応であると言われています。まだ一部のアカウントではタグ機能が実装されていない状況もあるようですが、日本でも大半のユーザーがタグ機能を利用できるようになりました。こうした新機能の追加によって、再びユーザー数が増加しはじめ、Appストアのダウンロードランキングでも上位に入ってきています。

これまでは、若年層や普及学におけるイノベーターやアーリーアダプターといった新製品に対して先進的な行動をとるグループが参加する段階であったのが、一定の評価が定まってから比較的早い段階で新製品を取り入れるアーリーマジョリティというグループが参加する段階へと移行しはじめたとも考えられます。Twitterは40代〜60代の中高齢の年齢層であるユーザーも多いSNSであり、新製品に対して保守的な行動を取るグループであるとされるレイトマジョリティからラガードに属する層も多いと考えられますが、これらのグループが参加しはじめるのも時間の問題かと思われます。

EUでも提供開始
7月にアメリカで提供が開始されたThreadsは、その後すぐに日本を含む広い地域でも利用できるようになりましたが、EUとイギリスに関しては、まだ提供されていませんでした。しかし、ザッカーバーグCEOは、12月14日から欧州でThreadsを提供すると自身のThreadsアカウントで投稿し、サービスがスタートしています。

今後のIT業界の動きを見ていくときにかなり重要になってくるのがEUの法的な規制です。生成AIにおける著作権の問題、SNSにおけるヘイトスピーチや誹謗中傷といった人権の問題など、アメリカや日本に比べてかなり厳しい規制があるように思います。本記事を作成中にも、AdobeのFigma買収についてEUの規制当局が独占禁止法違反で訴訟起こす動きがあり買収が破談になったというニュースや、欧州委員会がEU新法DSA(Digital Services Act:デジタルサービス法)に基づき、X(旧Twitter)に対してヘイトスピーチなどの違法コンテンツおよび偽情報への対処義務違反などに関する違法行為調査の手続きを開始したというニュースが入ってきています。

参照URL:Figma and Adobe are abandoning our proposed merger
参照URL:時事エクティ EU、Xを正式調査=偽情報対策で違法性確認へ

欧州での提供が遅くなったのには、こうした強い規制があるためです。2022年7月に可決されたDMA(Digital Markets Act:デジタル市場法)によって、EUはMetaをゲートキーパー(欧州のデジタル市場において影響力を持ち、他の事業者や消費者に不利益を与える可能性のある大企業)に指定し、これを受けてMetaが異議申し立てを行うといった経緯もありました。ハッシュタグや検索機能などの機能に関する開発をThreadsが慎重に時間をかけて行っていた理由も、こうした要因が絡んでいると思われます。EUにおいて万全の備えでサービス提供をスタートさせたThreadsですが、それが成功したか否かは、厳しい規制との関係と、欧州におけるThreadsのユーザー数の増え方や、芸能人やスポーツ選手といったセレブと政治家を含めた著名人、行政機関などがどれだけ参加するかといった動向に鍵があるように思われます。

参照URL:ITメディアニュース MetaのThreads、欧州での提供開始
参照URL:ロイター メタ、EUのゲートキーパー指定に異議 メッセンジャーなど

XからThreadsへ移行する著名人や行政機関
前述のイーロン・マスク氏の反ユダヤ発言を受けてXでの広告出稿を取りやめたり、アカウントの運用を停止する企業が増えてきました。XからThreadsへソーシャルマーケティングの活動を移行する企業も増えてきており、ビジネスにおいても利用価値のあるSNSになりつつあります。また、ジョー・バイデン大統領やカマラ・ハリス副大統領、ホワイトハウスの公式アカウントが開設され、短期間で多くのフォロワーを獲得しています。こうした動向から、自然災害やパンデミックといった公共性の高い情報発信という意味でもThreadsがTwitterに代替となるSNSとなりつつあります。
参照URL:ライブドアニュース ついにジョー・バイデン大統領やホワイトハウスが公式Threadsアカウントを開設、今後はX(旧Twitter)と併用していく予定

クリエイターへのメリット
Threadsは現状Instagramのアカウント開設が必須であり、これはクリエイターにとって懸念材料の一つでした。InstagramがTwitterよりも性的な表現に厳しいことや、Metaの個人情報の扱いなども不安材料であるといったことも背景にあるでしょう。また、俗っぽい言い方にはなりますが「陰キャ向けのTwitterから陽キャ向けのInstagramへの移行は無理」といった反応も少なくないように思えました。

しかし、機能面ではThreadsは、クリエイターの情報発信や販促の場として、かなり優秀であるように思います。例えば、1投稿に対し画像は最大10枚まで動画は最大5分までポストできます。また、複数投稿された画像は右から左へスクロールすることでページをめくるように画像を送ることができ、漫画などのストーリー性をもったコンテンツにも最適な画像投稿形式になっています。全体のユーザー数が増え、こうした側面が広く伝わっていくことで、Threadsを魅力的なツールであると感じはじめるクリエイターも増えていくことでしょう。

未来:Fediverse(フェディバース)という新概念

Fediverse (フェディバース)

Fediverseとは
Fediverse (フェディバース)とは、「federation(連合)」と「universe(世界)」を組み合わせたSNSに関する新しい概念です。具体的には、SNS・ミニブログ・ブログなどを含むWebサイトが、それぞれの独立性を保ったまま公開やファイルホスティング(ファイルをクラウド上にアップロードし管理するためのサービス)などが行えるように相互接続されたサーバーの集合体のことを指します。この相互接続は、「ActivityPub」や「OStatus」といったオープン標準の通信プロトコルを使ってネットワークが形成されています。

このFediverseは基本的には分散型SNSを主体に、その仕組みが構成されており、分散型SNSの弱点を補完する側面ももっています。中央集権型SNSとも連携は可能ですが、ActivityPubやOStatusといった通信プロトコルに対応していないサービスとは直接連携できません。

中央集権型SNSとFediverseを連携するには、ブリッジと呼ばれる仲介的なツールやサービスが必要になります。例えば、Mastodonと中央集権型SNSを連携する「Moa」「Crossposter」「Birdsite」といったツールが存在します。しかし、「ActivityPub」や「OStatus」と比べて、これらブリッジは完全に連携できる訳ではなく、制限も多くあるのです。

Fediverseの盟主として注目される「Threads」
先日、Threadsの投稿でマーク・ザッカーバーグCEOが「ThreadsでActivityPubインテグレーションのテストを開始した」と告知がありました。また、InstagramとThreadsの責任者でデザイナーでもあるAdam Mosseri氏も、同様の投稿をしています。すでに、ThreadsとMastodonで連携の準備が始まっており、正式にThreadsがFediverseに参加することが表明されたと考えられます。

ThreadsもInstagramやX(旧Twitter)と同様に分散型SNSではなく中央集権型SNSです。しかし、マーク・ザッカーバーグ氏をはじめとしたMataの役員たちがSNSなどでポストしている通り、ActivityPubを使えるように計画しているのは、オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークを目指しているからです。

広告収入や高いインプレッション数を期待できる中央集権型SNSがFediverseに参入することにより、それぞれの分散型SNSの価値も相乗して高まってゆくと予測されます。ポストTwitterをめぐる覇権争いは、ThreadsがFediverseの盟主となることにより、ある種の終焉を迎えることになるのかもしれません。

主な分散型SNS一覧
Twitterの代替SNSとして分散型SNSへ活動の場を移行したクリエイターの方も多いでしょう。しかし、その多くがユーザー数の増加に伸び悩んでおり、コミュニケーションツールとして魅力的である一方で、集客や販促用のツールとしての側面はThreadsには遠く及ばない状況です。これらの問題も、ThreadsのFediverseへの参加により、各SNSがお互いがシェアを奪い合う状況から、相互に保管し合う段階へと移行してきています。分散型SNSとThreadsをはじめとした中央集権型SNSを組み合わせることによって、旧Twitterに変わる集客・販促用ツールを手に入れられるかもしれません。以下は、代表的な分散型SNSの一覧表です。Threadsでは満足できていないクリエイターは、これらの分散型SNSにもアカウントを作成してみましょう。

主な分散型SNSの一覧

名前説明
Mastodon(マストドン)代表的な分散型SNS。誰でも自由に開設できるインスタンスと呼ばれる複数のサーバーで構成される
Bluesky(ブルースカイ)Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏らが開発した分散型SNS。招待制であるため招待コードがある人のみ参加可能。※BlueskyはActivityPubではなくAT Protocolという独自のプロトコルを採用しているためのでActivityPubを使ったFediverseには連携されません。
Misskey(ミスキー)日本発の分散型マイクロブログSNS。イラストレーターや漫画家などにも人気が高い。
Damus(ダムス)Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が開発した分散型SNS。Nostr(ノストラ)という分散型ソーシャルプロトコルをベースに開発されている。
Steemit(スティーミット)ブロックチェーン技術をベースにしたソーシャルニュースサービス。
Odysee(オディシー)YouTubeの対抗馬になると目されている動画プラットフォーム。
Friend.Tech(フレンドテック)独自トークンを発行できるブロックチェーン技術を活用した分散型SNS
Pixelfed(ピクセルフェッド)分散型SNSの中でInstagramのような立ち位置にある写真共有プラットフォーム。
PeerTube(ピアチューブ)フリーかつオープンソースの分散型動画共有プラットフォーム
Pleroma(プレーローマ)TwitterやMastodonに似たマイクロブログプラットフォーム。
kbin(クビン)モジュール型の分散型マイクロブログプラットフォーム
Lemmy(レミー)自己ホスト型のソーシャルニュースサービス
WriteFreely(ライトフリーリー)Markdownベースのオープンソースのマイクロブログサービス
BookWyrm(ブックワーム)Fediverseに基づくオープンソースのソーシャル読書プラットフォーム
Friendica(フレンディカ)無料オープンソースの分散型SNS。分散型SNSの中でFacebookのような立ち位置にある。
Funkwhale(ファンクウェイル)音楽やポッドキャストを共有できるホスティングプラットフォーム。FediverseにおいてSpotify、Bandcamp、Soundcloudなどの置き換えになっている
Diaspora(ディアスポラ)プライバシーに配慮した設計のオープンソースの分散型SNS

参照URL:joinfediverse.wiki

まとめ

2023年は、皆さんにとってどんな年だったでしょうか。SNSへの投稿は、日記のような側面もあり、1年を振り返る上でも重要なツールであると思います。私たちは、この1年イーロン・マスク氏に大きく振り回された訳ですが、現代社会においてSNSが社会インフラとしていかに重要なものとなっているかということ、その重要な社会インフラを独裁的な権力者に明け渡してはいけないということなど、そこから得られた教訓も多くあったように思います。

世界中の人々と繋がりコミュニケーションが取れるSNSは、使い方次第で多様な生き方・考え方を包括し共存できる人類共通のコミュニティを作ることもできるでしょう。悪いニュースばかり目立つようにも感じる2023年でしたが、クリエイターの方々が生み出すコンテンツがSNSで発信されることで、救われた人々も多いはずです。本記事を参考にして、今後もぜひ魅力的なコンテンツや情報発信を続けていただければと思います。

私個人としては今年の1月からスタートした本連載が、1年間続けられたことがとても重要な事柄でした。これからも、クリエイターの皆さんの作業効率化に貢献できるような情報をお届けできたらと思っていますので、引き続きご愛読いただけたらと思います。

著者プロフィール

塚本 建未
ライター・編集者・イラストレーター
フリーランスのライター・編集者・イラストレーター。高校はデザイン科を卒業し、大学は、文学部とスポーツ科学部の2つの学部を卒業。フィットネス・トレーニング関連の専門誌で編集者・ライターとしてキャリアを積む。メインの活動の場をWebメディアに移行してからは、ITツール紹介やWebマーケティング分野などを得意領域として活動を続けている。
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