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Twitter創業者のジャック・ドーシーが発案した分散型SNS「Bluesky」を使ってみよう!
Blueskyの基本的な機能
Blueskyの主な機能を確認しておきましょう。
ホーム
ホームではフォローしたすべてのアカウントのタイムライン(フィード)が表示されます。
検索
検索では、検索欄に任意のテキストを入力することで、Bluesky内の投稿内容、フィード、ユーザー名などの検索ができます。
フィード
Blueskyでは、特定のユーザーリストによって作成されたタイムラインのことを「フィード」と呼びます。このフィードを複数選択してマイフィードを作成することで、自分だけのタイムラインをカスタマイズできます。
通知
通知では、「フォロー」や「いいね」などに関する通知を確認できます。
リスト
リストでは、自由にユーザーリストを作成し、独自のフィードを作成できます。
モデレーション
モデレーションでは、コンテンツのフィルタリングや、ミュート・ブロックに関する設定などができます。
プロフィール
プロフィールは、自分のアカウントのプロフィールと、投稿内容を確認できます。
設定
設定では、アクセシビリティや外観など各種設定ができます。
以下はBlueskyの仕様や基本機能を、ThreadsとX(旧Twitter)との比較でまとめた表です。
Bluesky、Threads、X(旧Twitter)の主な機能比較表
項目 | Bluesky | Threads | X(旧Twitter) |
---|---|---|---|
1投稿の最大文字数 | 300文字 | 500文字 | 140文字(プレミアムプランは2000文字) |
画像投稿数 | 最大4枚 | 最大10枚 | 最大4枚 |
画像以外のコンテンツ | なし | 動画、GIF動画、アンケート、音声 | 動画、GIF動画、アンケート、音声 |
動画投稿の長さ | なし | 最大5分 | 最大140秒 |
引用投稿機能 | あり | あり | あり |
再投稿機能 | あり | あり | あり |
いいね機能 | あり | あり | あり |
DM機能 | なし | なし | あり |
ハッシュタグ/タグ機能 | なし(搭載予定との報道あり) | あり | あり |
鍵アカウント/非公開プロフィール機能 | なし | あり | あり |
ブックマーク機能 | なし | あり(自分のいいねを確認する機能が搭載) | あり |
リスト機能 | あり | なし | あり |
トレンド機能 | なし | 搭載予定 | あり |
複数アカウント | 作成可能 | 作成可能 | 作成可能 |
今後、様々な機能が追加されると予測されますが、現状は機能に制限がありますので、この点はよく留意しておきましょう。
メリット・デメリット
▶Blueskyのメリット
1.アルゴリズムの透明性
Blueskyは、オープンソースのアルゴリズムを採用しています。したがって、誰でもそのアルゴリズムがどのように機能するかを確認することが可能であり、透明性の高いシステムで運用されていると言えます。
2.カスタマイズ性が高い
Blueskyは、ユーザー独自のフィードを表示できる機能、ヌードなどの性的コンテンツや暴力表現などを表示・非表示設定が可能なフィルタリング設定機能など、カスタマイズ性が高いのが特徴です。
3.匿名性が高い
Blueskyは、X(旧Twitter)のように匿名でアカウントを作成できるSNSです。X(旧Twitter)から、Threadsへ移行するのをためらう要因の一つに、アカウントセンターでInstagramやFacebookと連携してしまうために匿名性が守られないという点がありますが、Blueskyではこうした懸念はありません。また、複数アカウントでの運用も可能になっているので、仕事用とプライベート用でアカウントを使い分けることも可能です。
4.分散型SNSであるためゾーニングが可能
Blueskyでは、利用規約やコミュニティガイドラインにおいて、ヘイトスピーチや差別といった投稿への規制、性的コンテンツへの規制などに関するポリシーが示されています。旧Twitterのポリシーと踏襲していると思われ、全体的な傾向として一般的なSNSと同様の欧米基準の規制はあると思われます。
ただし、フィルタリング機能が搭載されているため性的なコンテンツも投稿は可能になっています。また、分散型SNSのメリットの1つは、ユーザーが独自のフィード(タイムライン)を管理できるので、ゾーニングが可能です。したがって、一般的な分散型SNSの傾向と同様に各ユーザーやコミュニティに委ねられている部分が大きいと考えられますので、性的コンテンツの扱いについても、各フィードやコミュニティによって異なると考えるのが妥当かもしれません。
Bluesky公式にある利用規約のページ
Bluesky公式にあるコミュニティガイドラインのページ
5.分散型SNS初心者に最適
分散型SNSは、中央集権型SNSと比べて設定等が複雑であるという特徴があります。しかし、BlueskyはX(旧Twitter)に似たUIや機能を持つSNSで、X(旧Twitter)のユーザーであれば、すぐに使い方を理解できるため、初めて分散型SNSを利用するとったユーザーにもおすすめです。
6.旧Twitterの代替ツールとして最適でTwitter草創期を追体験できる
ブルーのテーマカラーや蝶のロゴ、UIデザインなどが、旧Twitterを彷彿とさせる部分がありXからの移行先として最適なツールの一つであると言えます。現在は機能が限定的な部分も、殺伐としていなかったTwitter草創期を追体験しているようで、ある層には刺さる部分かもしれません。
▶Blueskyのデメリット
1.いかに収益化するかという経営面の問題
Blueskyは公益法人によって運営されているため、収益化は第一義的な目標ではありません。しかし、SNSのプラットフォームを運営していくためには、収益化は不可欠です。広告や有料プランの提供など、将来的にどのように収益化していくのか、具体的な方法が確立していない点は、懸念材料と言えるでしょう。また、グラバー氏やドーシー氏をはじめとした経営陣が、Twitterの二の舞いにならないようにSNS運営を成功に導ける手腕を持っているかどうかという点も、今後は問われていくでしょう。
2.開発段階で機能が限定されている
Blueskyは、まだ開発段階で機能が限定されています。現時点で「動画投稿は不可」「ハッシュタグは搭載されていない」「アカウントに鍵がかけられない」といった状況があります。もし仮に炎上した場合に、アカウントに鍵をかけられないというのは少し不安に感じる人もいるでしょう。
3.Z世代の動向
現時点での機能制限が、Z世代をはじめとした若い世代ににどのように受け取られるかという懸念があります。特に「動画が投稿できない」「アカウントに鍵がかけられない」といった部分はZ世代にとってはマイナスなポイントだと思います。
また、若い世代には、Twitterに対しての思い入れやノスタルジーは、それほどないはずですので、古き良き時代のTwitterを彷彿とされるBlueskyが特別視されることはないでしょう。むしろ、「Z世代のSNS疲れ」といった記事もよく見られるようになってきましたので、若い世代はSNS以外のコミュニケーション・スタイルを模索しているのかもしれません。
参照URL:ダイアモンド・オンライン|忘れ去られた「Tumblr」に復活の兆し──大手SNSに疲れたZ世代の避難場所として利用急増
2024.02.16 Fri2024.03.14 Thu