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瀬尾先生に学ぶ!クリエイティブ力を高める、気功レッスン

2023.02.24 Fri

【番外編】山菜を食べる、足を温めるetc.冬から春へと向かう“木の芽時”に行いたい心身の養生法

構成:編集部 取材・文:水澤舞衣子 取材協力:瀬尾港二[アキュサリュート高輪] イラスト:中野[蛙亭]

冬から春へと移り変わっていくこの時期。体調を崩したり、気持ちが不安定になってしまったりすることはありませんか?気温の変化によって体温の調節がうまくできず、「気」のバランスが崩れているのかも。今回は番外編として、鍼灸院「アキュサリュート高輪」院長の瀬尾港二先生に、季節の変わり目に行いたい心身の整え方をお聞きしました。イラストはお笑いコンビ蛙亭の中野さんです!

冬から春へ。季節の変わり目に取り入れたい養生法

2月頭の立春から3月後半の春分の頃までの時期は、気候が暖かくなり草木が芽生え始めることから「木の芽時」と呼ばれています。気温の変化に身体がついていけず、体調を崩しやすい時期でもあるため、心身の調子を整えるように昔から意識されてきました。

そこで今回は、今すぐできる心身の養生法に注目します。気軽に取り入れやすいものばかりですので、試してみてくださいね。もちろんこれらの方法だけでなく、自律神経を整えてくれる気功を実践するのもおすすめです。

香りの強いものを食べる

この時期は、陽の気が上がることで、のぼせやすくなります。そんなときは、苦味のあるものを摂ることで、体内の気を上手に降ろすのがおすすめ。

ふきのとう、タラの芽、わらびといった山菜もそのひとつ。独特の香りと苦味がある山菜ですが、新陳代謝を促し老廃物を排出してくれる効果があります。食べ方はいろいろありますが、「ふきのとう味噌」「タラの芽のおひたし」がおすすめです。

また、温州みかんの皮を干して乾燥させた「陳皮」もおすすめ。胃腸を整えてくれるほか、気持ちをリフレッシュさせてくれる効果も。陳皮は紅茶に入れるなど、お茶などの飲み物に入れてみてください。

飲み物では、バラ科のハマナスの蕾を乾燥させた「玫瑰花(マイカイカ)」にお湯を注いで飲むのがいいでしょう。熱湯では雑味が出るので、80度ぐらいのお湯がいいです。水出しがおすすめです。気血の巡りをよくし、ストレス、イライラ、胃痛、食欲不振、PMSなどにも効果のある万能な花です。見た目もかわいく、ぜひお茶として楽しんでみてください。

足元をしっかりと温める

暖かくなり始めたばかりのシーズンは、寒さも残り、どんな格好をするか悩んでしまう人も多いのでは?陽の気が上がっているので、のぼせないように身体を冷やし始めたいのですが、足元はまだ寒い状態です。そこで、頭を涼しく、足元はしっかりと温めるような服装でバランスをとるのがおすすめです。衣替えの時季に急に薄着にするのでなく、徐々に切り替えていきましょう。冷えが気になる方は足湯をするのも効果的です。

今回は、冬から春、季節の変わり目の養生を教えてもらいました。先ほど紹介した方法のほか、アロマなどの香りで気を巡らせるもいいそうです。手軽に取り入れられるものばかりなので、ぜひ自分を労って上げてください。

プロフィール

瀬尾港二
アキュサリュート高輪院長
1960年宮崎生まれ。ICU理学科卒業後、北京中医学院(現北京中医薬大学)針灸推拿学部に入学。在学中から気功や武術の大家に師事。92年卒業。2010年にアキュサリュート高輪を開設。一般社団法人日本中医薬学会理事・事務局長、神奈川衛生学園専門学校非常勤講師、東京医科歯科大学非常勤講師。著書に「図解 よくわかる東洋医学―漢方薬・ツボ・食事、3つの養生法で治す」「家庭でできる漢方〈4〉不眠症―原因・タイプ別 眠れるからだに体質改善!」など。
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