なかなか旅行できない今、おうちでご当地気分を味わいたい!そこで、素材だけでなく、パッケージデザインもその土地出身・在住の人が手がける、ご当地愛が詰まったコスメ&アロマを紹介します。おしゃれなパッケージで気分もきっと上がりそう。
おすすめのご当地コスメ&アロマ1
TBK「TBK ®︎ natural skin lotion」「TBK ®︎skin care oil」「TBK ®︎lip balm」
椿の種をモチーフにしたパッケージデザインが目を引く「TBK」。佐賀県北部玄界灘に浮かぶ小さな島・唐津島の「椿油」を原料にしたクリーンビューティーなスキンケアブランドです。
プロデュースしたのは、同県在住のグラフィックデザイナーで、「バーズ・プランニング」代表の松尾聡子さん。加唐島に自生する天然ヤブ椿油の品質の高さに着目し、TBKを立ち上げたのだそう。島民たちが集めた種を適正価格で買い取り、成分を壊さないように生搾りで搾油。オイルそのものの力を最大限引き出したスキンケアブランドは、肌に余分なものが一切入っていないピュアな成分と高い保湿力が魅力。デビュー5年にして、全国から地域の魅力あるコスメを集めて表彰する「ジャパンメイド・ビューティーアワード」で何度も優秀賞をとった実力派です。
ラインナップは、洗顔石鹸、スキンケアオイル、化粧水、バーム、リップバーム、入浴剤の6種。オイルベースなのにベタつき感はなく、さらさらとした使い心地。しっかりと浸透して肌はみずみずしく潤います。
松尾さん「椿オイルと聞くと花をイメージされる方が多いと思いますが、実は、オイルは種から抽出します。島の人たちも種をとても大切にしています。その想いをのせたくて、椿の種をモチーフにデザインしました。私のイチオシは石けん。ほかではありえないくらいオイルを贅沢に配合していて、洗うだけでも肌がもっちり!」
DATA
商品名(画像右) | TBK「TBK ®︎ natural skin lotion(150ml)」 |
価格 | 3,850円(税込) |
商品名(画像中央) | TBK「TBK ®︎lip balm」2本セット |
価格 | 2,200円(税込)※単品購入も可 |
商品名(画像左) | TBK「TBK ®︎skin care oil(30ml)」 |
価格 | 1,650円(税込) |
問い合わせ先 | 0955-82-1600 |
公式サイト | https://birds-planning.com/tbk/ |
通販サイト | https://tbk.theshop.jp |
おすすめのご当地コスメ&アロマ2
shu re「美容保湿クリーム」
石川県にある酒造メーカー・車多酒造が、新たな発見から作った大人のエイジングケアにぴったりの発酵コスメ「shu re」。
車多酒造といえば、清酒「天狗舞」が有名で、白山から湧き出る天然水や加賀平野に実る良米と大自然の恩恵を受ける有数の醸造元。そして、自分たちが作っているお酒の応用研究を重ねてきた中で、「α-EG」という日本酒に含まれている成分にコラーゲンの生産量を増やす働きを発見したのだそう。皮膚の真皮層にある、コラーゲン工場のような働きの線維芽細胞にα-EGを加えると、生産性がアップしより多くのコラーゲンを作ることができるのだとか。
このα-EGの含有量が高い純米酒を配合したのがshu reのフェイスクリーム。分子量が小さく、塗るだけで皮膚の角質層すみずみにα-EGが浸透。ハリのある肌へと導いてくれる。ふわりと漂う、日本酒の残り香も発酵コスメらしくていい感じ。
shu reは、シンプルでいて、どこかかわいらしさも感じさせるパッケージデザインも魅力的。こちらのアートディレクションは、東京のデザイン事務所「Hotchkiss」の金沢支社に在籍していた久松陽一さん(現在はandyo)。「shu reのネーミングは、お酒に入っているαEGで活性化していくところから、“shu(シュ)=酒 re(レ)=再び”を組み合わせたものになっています。ロゴマークは、shu reで肌がきれいになり笑みが出たときのポッとした表情でもあり、ほろ酔いで赤くなるほっぺでもあるという、どちらの意味も持たせた、まさにキャッチコピー“飲んで、つけて、笑って。”を表した目印になっています」
DATA
商品名 | shu re「美容保湿クリーム(30g)」 |
価格 | 6,000円(税込) |
問い合わせ先 | 076-275-1165 |
公式サイト | https://www.tengumai.co.jp/shure/ |
通販サイト | https://www.tengumai.co.jp/ |
おすすめのご当地コスメ&アロマ3
熊森オーガニクス「熊と森のバーム」
続いて紹介するのは、新潟県「熊森オーガニクス」の保湿バーム「熊と森のバーム」。愛らしい熊のイラストが描かれ、3色並べるとさらにかわいい!
バームの製造工場は、下越地方・阿賀野市にある障がい者就労支援施設「あおぞらソラシード」の中に。もともと他社の仕事を手伝っていたのが、東日本大震災を経て業務が激変。オリジナルプロダクトの製造に乗り出したそう。それを後押ししたのが同じく新潟を拠点とするクリエイティブ集団「ヒッコリースリートラベラーズ」。中央区の上古町商店街にオフィスを構え、「日常を楽しむ」を提案する彼らにとって、あおぞらソラシードの人たちは応援したい仲間。
「長年いっしょにいろいろ取り組んでいるあおぞらさん。香りもいいし、みんなでがんばってコツコツつくっているのが大好きです。せっかくだから、かわいいほうがいいよねってことで、使ってかわいい、人にもあげたくなるようなイラストとカラーにしています。僕もお気に入りのくまさんたちです」
デザインはもちろん、中身のバームにもこだわりが。バームの素材は、新潟産の越後杉を水蒸気蒸留した水に植物由来の精油とミツロウを配合。肌にやさしい成分のみで作られています。体温でとろけるなめらかさなのに、塗った後はベタつかずしっとりさらさら。香りは、ラベンダー、レモングラス、ローズマリーの3種類。摘み取ったハーブそのもののようなナチュラルな香りは、スーッと気持ちを楽にしてくれそうです。
ちなみに、「熊と森」というネーミングは、森の中に施設があり、熊のように元気な人たちがたくさんいるからだそう。微笑ましい理由に思わずほっこり。熊のかわいいイラスト&サイズ感もちょうどよく、ちょっとしたプレゼントにもおすすめ。
DATA
商品名 | 熊森オーガニクス「熊と森のバーム(保湿スキンバーム)」 画像左からレモングラス、ラベンダー、ローズマリー |
価格 | 各1,320円(税込) |
問い合わせ先 | 0250-47-7152 |
公式・通販サイト | https://kumatomorino.thebase.in |
おすすめのご当地コスメ&アロマ4
Relation Kaori Labo「tsuruka 花換の頬染めブレンドスプレー」「tsuruka 気比の兆しブレンドスプレー」「tsuruka 水面の灯りブレンドスプレー」「tsuruka 水島の渚ブレンドスプレー」
福井県敦賀市にある香りの工房「Relation Kaori Labo」。こちらのルームスプレー「tsuruka」は、北陸の日本海に面した越前海岸で栽培される「東浦みかん」のアロマが香ります。
東浦みかんの精油は、生産者から廃棄される皮をゆずり受け自家蒸留で抽出。ラベンダーやライムなどと掛け合わせ、敦賀をイメージする4つの香りを制作。夏の青みのあるみかんはグリーン系の爽やかな海辺の香りに、秋の完熟みかんは敦賀の杜や祭事によせた甘酸っぱい香りと、みかんの旬を活かした香りの設計もご当地ならでは。
蒸留した後の残りカスはふたたび堆肥と混ぜて土に帰すことで土壌が良くなり、翌年もおいしいみかんが育つという、まさに敦賀愛あふれるアップサイクルなプロダクトです。
空間にひと吹きしたり、マスクやハンカチにまとわせたり。緊張や疲れをときほぐしてくれるみずみずしい柑橘のアロマは、リフレッシュやリラックスしたいときにもぴったりです。
デザインは同じく福井県を拠点に活動するクリエイティブカンパニー「TSUGI」が担当。「敦賀の持つ歴史や自然などの土地性を意識してコンセプトを設計。また、敦賀らしいキーワードからそれぞれの香りのイメージが膨らんでいくよう、手作り感のあるデザインを意識しました」とTSUGIの新山さん。
DATA
商品名 | Relation Kaori Labo 「tsuruka 花換の頬染めブレンドスプレー 30ml」 「tsuruka 気比の兆しブレンドスプレー30ml」 「tsuruka 水面の灯りブレンドスプレー30ml」 「tsuruka 水島の渚ブレンドスプレー30ml」 |
価格 | 各2,750円(税込) |
販売箇所 | コトコトな暮らしのお店、敦賀かわと、日々是好日、若州窯、 TOURISTORE、カフェ コトノハ、三本日和sanbonbiyori、 うるかふぇ。、aroma drop.アロマドロップほか |
問い合わせ先 | 0770-36-2100 |
公式サイト | https://www.relation358.jp |
通販サイト | https://relationkaorilabo.stores.jp |
2022.03.07 Mon