涼しくて快適な秋の夜は、ついつい遅くまで起きていたくなる……。そこで「大人時間」をテーマに、夜ふかしが楽しくなるアイテムを集めました。ミステリー小説を没頭するもよし、ほろ酔いするもよし、誰にも邪魔されない自分だけの贅沢なひとときを堪能して。

河出書房新社「名画小説／深水黎一郎」

涼しくて静かな夜は、じっくり読書をするのもいい。長編大作、歴史小説、話題の漫画……といろいろあるけれど、なかでも、一度読み始めたらハラハラドキドキで止まらなくなるミステリー小説は、大人の夜時間にぴったり。編集部のおすすめは、読者が犯人という驚きのヒット作「最後のトリック」の作家・深水黎一郎さんによる「名画小説」。

芸術に造詣が深い著者が、ドミニク・アングル《グランド・オダリスク》、藤田嗣治《つばめと子供》など、実在する13枚の絵をモチーフに短編でいながら濃度の濃い物語を綴っています。モチーフとなった絵画の図版も掲載されているので、より物語に引き込まれるはず。アートの秋も、読書の秋も一度に堪能できる贅沢な一冊です。大倉真一郎さんの装丁、荻原美里さんの装画も素敵。

担当編集さん「ミステリーだけでなく、ホラー、幻想小説、少しユーモラスなものなどいろいろなタイプの作品が詰まっているので、お気に入りの一篇を見つけてください！私のお気に入りは学園の怪談『旧校舎の踊り場』です」

料理の本棚「アペロ フランスのふだん着のおつまみ／若山曜子」

ワインも恋しくなる秋。バルのようなおつまみがあれば、晩酌がより楽しい時間に。そこでおすすめしたいのが、料理研究家・若山曜子さんのレシピブック「アペロ フランスのふだん着のおつまみ」。パリに留学経験を持つ若山さんが、「アペロ」のおつまみレシピを紹介します。

ワインビネガーとカリフラワーを混ぜ合わせたお手軽マリネ、バゲットに切った野菜をのせるだけのタルティーヌ、オーブン任せのグリルレシピなど、簡単に作れる絶品レシピが90点以上も！華やかに見せる盛り付けアイデアもあるから、家飲みがグッとおしゃれになる！ぜひ、フランス流のおつまみとお酒のペアリングを。

担当編集Wさん「しっとりとした秋のアペロ時間に、おしゃれなフランスのおつまみはいかがですか？簡単に作れて食卓が華やぐ“アテ”が90点以上収録された充実のレシピブックです」

Dandelion Chocolate「CHOC & APPLE」「アンバンジャ, マダガスカル 70%」

肌寒くなり、いつもよりちょっと度数の高いお酒が飲みたい気分。そんなときには、サンフランシスコ発のチョコレート専門店「Dandelion Chocolate」が、千葉県大多喜町にある蒸留所「mitosaya 薬草園蒸留所」とコラボレーションしたブランデー「CHOC & APPLE」はいかが？

原材料はりんご、カカオニブ、ライススピリッツ、そして水のみ。カカオらしい味わいにフルーティさもあるタンザニア産のココア・カミリのカカオニブをライススピリッツで浸漬した後に蒸留。さらに深みを出すため、オーク樽にブランデーを加えて熟成させています。そのままストレートで堪能しても、ホットミルクやソーダなどで割るのもいい。りんごとチョコレートの甘く華やかな香りに満たされて。

ディレクター・白熊健さん「爽やかなりんごの果実味とカカオの甘い香りの変化をゆっくりとロックで楽しむのがおすすめです。共通したフレッシュな果実味を感じられる『アンバンジャ, マダガスカル 70%』とのペアリングもぜひお試しください」

Brooklyn Ribbon Fries「BRF MADE GINGER SYRUP 360g」

スタイリッシュなラベルが目を引くボトルは、駒澤大学にあるフライドポテト＆自家製ジンジャエール専門店「Brooklyn Ribbon Fries」のジンジャーシロップ。こちらのショップの監修を手がけたニューヨークを拠点に活躍するシェフ・Kiyo Shinokiさんが、世界中のジンジャエールを飲み歩き、独自のレシピで作り上げたもの。

生ショウガと数種類のスパイスがブレンドされ、自然な甘さとピリリとした刺激の中に濃厚な旨味が感じられる。ソーダで割り定番のジンジャエールで楽しむのもいいけれど、ワインや、ホットミルク、紅茶にプラスするのもおすすめ。スパイシーな風味とともに体がじんわり温かくなる、秋の夜長に最適の一杯です。

担当の今村さん「少し肌寒くなってきた秋の夜長には、ジンジャーシロップ＋ホットミルク+ラムのジンジャーミルクラムがぴったりです。お酒が飲めない方は、ミルクをアーモンドミルクに変えるといつもとは違う夜を過ごせるはずです！」

S.E.N「The OKOH Authentic」「The OKOH Modern」

バタバタして忙しない日常。秋の静かな夜くらい、自分と向き合う“ひとり時間”を作ってみては？今夏デビューしたばかりのお香と抹茶のブランド「S.E.N（エス・イー・エヌ）」は、コロナ禍で多くの人たちので暮らしのリズムが変わる中、「まるで句読点を打つような休息の時間をつくりたい」という想いから生まれた、リラックスに特化したプロダクト。

お香のラインナップは、自律神経活動に作用しリラックス効果があるという高級香木、白檀、沈香、伽羅を組み合わせたクラシックな香りの「The OKOH Authentic」と、今っぽいモダンな香りが楽しめる「The OKOH Modern」の2種。いずれのお香も焚いた後、 12分間で灯が消えるのがユニーク。心地のいい香りに包まれながらヨガや瞑想で心身を整えて。

代表の各務さん「テレワークで移動時間はなくなったけれど、やることは増えた。外には出れないけど、今すぐリラックスしたい！こんな時ってありませんか？秋の夜長に、あなたのいる空間を癒しをもたらす好きな香りでいっぱいにしてみませんか？」