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WordPress 16
Facebookと連係させるプラグイン「Facebook for WordPress」
2012年6月中旬に、Facebookが開発したWordPress用の公式プラグイン「Facebook for WordPress」が公開された。これまでもWordPressとFacebookを連携するプラグインは多数存在していたが、Facebookが公式プラグインとして公開したことで利用は高まるだろう。
解説/星野邦敏(株式会社コミュニティコム)
「Facebook for WordPress」でできること
「Facebook for WordPress」プラグインを使えば、次のような機能を実装することができる。・WordPressで投稿した記事を、自動的にFacebookアカウントのタイムラインに反映できる。
・「いいね!」ボタンを設置したりカスタマイズすることができる。
・WordPressのコメント欄をFacebookと連携させる。
・WordPress のウィジェットから、「Facebook recent activity」(ドラッグ&ドロップのみでFacebookの友達がそのWebサイトでどのような活動をしているかが見える)や「Facebook Recommendations」(Facebookユーザーがお勧めする記事の記録を表示するなど)を設置することができる。
プラグインの有効化
まずは「Facebook for WordPress」プラグインを有効化しよう【01】。なお、2012年6月現在では英語のみとなっている。ただ、かなりのペースで日本語翻訳が進んでいるので、近いうちに日本語化されることだろう。プラグインを有効化すると、ウィジェットエリアにFacebook用のボックスを設置できるウィジェットができる。またドラッグ&ドロップで、設置したいウィジェットをサイドバーやフッターなどに表示させることもできる【02】。
【01】プラグインの検索は「Facebook」をキーワードにする。「Facebook for WordPress」プラグインを有効化すると、「Facebook」という項目ができる。まずは、ここからApp IDやApp secretを登録する。現状は英語であるが、Stepに従って登録していこう。なお、Facebookのアカウントを持っていることが必須だ。
【02】右側にドラッグ&ドロップするとウィジェットを登録できる。
コメント欄をFacebookと共有
各投稿記事と固定ページに「いいね!」ボタンやコメント欄を設置できる画面ができる。ここでは試しに、「Comments」にチェックを入れ、WordPressのコメント欄をFacebookのコメント欄にしてみよう【03】。実際のWebサイトでは【04】のように表示される。【03】Commentsにチェックを入れて変更を保存する。
【04】実名が前提のFacebook認証のコメント欄とすれば、言われのない中傷は減ると思われる。企業のコーポレートサイトでコメント欄を開くなら、有効な手段のひとつだ。
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【本記事について】
2012年7月28日発売のweb creators特別号「新世代Web制作テクニック総特集」から、毎週記事をピックアップしてご紹介! スマートフォンサイト特集ではデザインのルールとコーディングのポイント、ソーシャルメディア特集では従来のWebサイトとの違いと有効な活用方法、WordPress特集ではサイト構築に必要な機能と役立つプラグインなど、基本的な知識と必須テクニックを網羅した内容になっています。
※本記事はweb creators特別号『新世代Web制作テクニック総特集』からの転載です。この記事は誌面でも読むことができます。