CREATIVE POINT B |
周辺光量の低下した画像を作成する |
KEY WORD 1 |
「トイカメラ」の雰囲気に近づける |
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KEY WORD 2 |
クイックマスクモードで選択状態を確認する |
カメラのレンズは周辺部分では光の量が減少し、若干暗くなる。特に、「トイカメラ」と呼ばれる安価なカメラではこの傾向が強い。これを「周辺光量低下」という。純粋に写真として見ると、周辺光量低下は良いことではないが、これが逆に良い感じの雰囲気を演出することも少なくない。ここでは、この雰囲気をつくり出してみたい。
画像の端を残して、少し内側を選択する【1】。選択範囲メニュー→“選択範囲を変更”→“境界をぼかす”を選択し、ぼかしの半径を50ピクセル(以下、px)程度に設定する【2】。選択範囲がぼかされて、選択範囲の角が丸くなった【3】。そして、選択範囲メニュー→“選択範囲を反転”を行い、画像の端のほうを選択する【4】。クイックマスクモードに変換すると選択の状態が確認できる【5】。赤い部分は選択されていない部分を示している。クイックマスクモードは選択状態を視覚的に確認するためにも使える。イメージメニュー→“色調補正”→“レベル補正”で、入力レベルの中間調を右に動かして、周辺部分を暗くする【6】【7】。実際の周辺光量低下はレンズの周辺部で暗くなるので、四角く暗くなるわけではないが、画像の写真としての雰囲気は出てくる。