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Photoshopド定番チュートリアル

2025.02.25 Tue

Photoshopで写真をベクター風のグラフィックに加工する(ベクター画像/イラスト/写真加工)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopで写真を加工し、Illustratorで描いたようなベクター風のグラフィックを表現するテクニックを紹介します。過去記事「人物写真を油絵風・絵画風のグラフィックに加工する」や「写真をイラスト風に加工する(色面で簡略化した人物イラスト)」なども併せて参考にしてみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「被写体を選択」「なげなわツール」「スマートオブジェクト」「アンシャープマスク」「油彩」「カットアウト」「ぼかし(表面)」「スマートシャープ」

Photoshopで写真をベクター風に加工する: 
1.元となる写真を配置して被写体のみ切り抜く

まずは元となる写真素材を開き、必要に応じてトリミングやサイズ調整などをしておく。ここでは、[幅:1200ピクセル]、[高さ:1400ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]の写真素材を使用して加工していく(図1)

図1。今回は[幅:1200ピクセル]、[高さ:1400ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]の写真素材を用意した。写真素材のサイズによってもフィルターなどの最適な設定値は変わってくるので、以降の工程では、プレビューを参考にしながら適宜数値は調整してみてほしい

レイヤーパネルで元写真のレイヤーを選択したら、選択範囲メニュー→“被写体を選択”を実行して被写体の輪郭に沿って選択範囲を作成(図2)

図2。被写体の輪郭に沿って選択範囲を作成する

続いて、なげなわツールを選び、オプションバーで[選択範囲に追加]や[現在の選択範囲から一部削除]に設定して(図3)、うまく選択できていない部分を微調整する(図4)(図5)

図3。選択範囲の状態に合わせ、オプションバーで[選択範囲に追加]や[現在の選択範囲から一部削除]に設定しておく
図4。選択範囲を微調整する前
図5。選択範囲を微調整した後。赤枠部分のようにうまく選択できていなかった部分を修正しておく

この選択部分をコピー&ペーストしたあと、ペーストされた方のレイヤー名を分かりやすく「被写体」に変更し(図6)、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行する(図7)

図6。この時点のレイヤーの状態。デフォルトだと選択範囲の部分が「レイヤー1」という新規レイヤーにペーストされるが、ここでは分かりやすくレイヤー名を「被写体」に変更しておいた
図7。この時点のレイヤーの状態。「被写体」レイヤーをスマートオブジェクトに変換しておく

Photoshopで写真をベクター風に加工する: 
2.写真をイラスト風に加工する

写真をイラスト風に加工していく。被写体のレイヤーが選択された状態のまま、フィルターメニュー→“シャープ”→“アンシャープマスク...”を[量:150%]、[半径:4.6pixel]、[しきい値:0レベル]で適用する(図8)(図9)

図8。[量:150%]、[半径:4.6pixel]、[しきい値:0レベル]に設定する
図9

続いて、フィルターメニュー→“表現手法”→“油彩...”を[形態:4.5]、[クリーン度:2.5]、[拡大・縮小:0.1]、[密度の詳細:0]、[光源]のチェックを外して実行する(図10)(図11)

図10。[形態:4.5]、[クリーン度:2.5]、[拡大・縮小:0.1]、[密度の詳細:0]に設定し、[光源]のチェックを外す
図11

次に、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[アーティスティック]の[カットアウト]を、[レベル数:8]、[エッジの単純さ:4]、[エッジの正確さ:1]で適用する(図12)(図13)

図12。[アーティスティック]の[カットアウト]を、[レベル数:8]、[エッジの単純さ:4]、[エッジの正確さ:1]に設定する
図13

レイヤーパネルで[フィルターギャラリー]の右横にあるアイコンをダブルクリックして(図14)、「描画オプション」を表示したら、[描画モード:通常]、[不透明度:50%]で実行する(図15)(図16)

図14。この時点のレイヤーの状態。[フィルターギャラリー]の右横にあるアイコン(赤枠)をダブルクリックする
図15。[描画モード:通常]、[不透明度:50%]に設定する
図16

Photoshopで写真をベクター風に加工する: 
3.よりベクター画像らしく調整して仕上げる

ビジュアルを仕上げていく。被写体のレイヤーが選択された状態のまま、フィルターメニュー→“ぼかし”→“ぼかし(表面)...”を[半径:20pixel]、[しきい値:8レベル]で適用する(図17)(図18)

図17。[半径:20pixel]、[しきい値:8レベル]に設定する
図18

続いてフィルターメニュー→“シャープ”→“アンシャープマスク...”を[量:75%]、[半径:4.5pixel]、[しきい値:0レベル]で実行する(図19)(図20)

図19。[量:75%]、[半径:4.5pixel]、[しきい値:0レベル]に設定する
図20

次に、レイヤーパネル上で[フィルターギャラリー]にマウスポインターを合わせたら、optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を押しながらその[フィルターギャラリー]をスマートフィルターの最上部にドラッグ&ドロップして複製する(図21)(図22)(図23)

図21。この時点のレイヤーの状態。optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を押しながら[フィルターギャラリー]をスマートフィルターの最上部にドラッグ&ドロップする
図22。[フィルターギャラリー]をドラッグ&ドロップした後。[フィルターギャラリー]が複製される
図23

さらに、フィルターメニュー→“シャープ”→“スマートシャープ...”を、[量:100]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]で適用する(図24)(図25)

図24。[量:100]、[半径:1.5px]、[ノイズを軽減:0%]、[除去:ぼかし(レンズ)]に設定する
図25

ここでは、さらに緑で塗りつぶした背景を加え、文字要素などを配置して完成とした(図26)

図26。完成ビジュアル

以上、Photoshopで写真をベクター風のグラフィックに加工する方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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