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物語のある、ニューフェイスな文房具

2020.07.08 Wed

10番目の物語

デザイナーの近況をお届け!「fur.」「やまま文具」「A FLOATING LIFE」「裏紙ノート」「TETO」

取材:沼田佳乃

2019年12月からスタートした連載ですが、みなさまのおかけで10回目を迎えることができました。そこで今回は特別編として、1回目〜5回目に登場していただいたデザイナーの方々に、近況を教えてもらいました。コロナ禍の中、どんなことをされているのでしょうか。

【第1回】ハイタイド「fur.」プロダクトデザイナーの細井さん

コロナ禍の影響はありました。自分自身も4月頃から在宅勤務に切り替わり、働く環境にも明らかな変化が。その状況もあって、自宅で仕事をする上で欲しくなるようなアイテムを検討したり、生産先さんとのやりとりを行っていました。生産先さんとはコロナ禍以前よりも「オンラインで打ち合わせしましょう」という流れになるパターンが増えたかなと感じています。

今は、秋に行う展示会でのお披露目に向けて、画像の木材を使用した新商品を企画中です。今回も素材自体にストーリーのあるアイテムをリリースしたいと思っています。

▼ハイタイド「fur.」の記事はこちら
https://www.mdn.co.jp/di/contents/4710/69701/

【第2回】PLANTIS「やまま文具」代表兼デザイナーの山口さん

新型コロナウイルスの影響で、国内販売はかなり少なくなりましたが、海外については増えている状況です。自宅兼会社兼工場なので、自粛期間中はほとんど外出せずにデザインや自社での製造を続けていました。

時間が止まったような感覚ととてつもなく早く進んでいる感覚がある中で、慌ただしさがない分、いろいろと考える時間が多くなりました。デザインになにができるのか、文房具とはなんなのだろうかということや未来の事などを常に考えるようになったと思います。

新商品としては、7月から付箋やメモパッドのリフィルを差し替えられるレザーカバーの販売を始めます。あとは、数年間試作を続けている「三方色付けノート」は、製造もほとんど終わっているので、もう少しで完成すると思います。

今後もよりオンライン化やテクノロジー、AIによる最適化が進む中で、実際に手に取ったり、使用してみないと分からない魅力というのを文房具は持っていると思っています。「やまま文具」は写真や言葉だけでは伝わりにくい商品が多いですが、今後もさらにそこを追求した商品を作っていきたいと考えています。

▼PLANTIS「やまま文具」の記事はこちら
https://www.mdn.co.jp/di/contents/4710/70586/

 

【第3回】「A FLOATING LIFE」代表兼デザイナーの江守さん

おうち時間を楽しむためのさまざまな企画を行いました。コロナの影響でワークショップが中止になってしまったので、代わりのオンラインワークショップを開催したり、毎週インスタライブで手帳術を配信するようになりました。また、オンラインショップ限定のセットを出して、毎月新作もリリースしました。

新商品はシステム手帳の本体を制作しています。コロナの影響で制作がストップしていたのですが、最近再スタートができました。7月中旬頃にシステム手帳ミニ6サイズの新作リフィルをリリースする予定です。

▼A FLOATING LIFEの記事はこちら
https://www.mdn.co.jp/di/contents/4710/71010/

 

【第4回】イリモノデザイン製作所「裏紙ノート」代表兼デザイナーの岡本さん

「裏紙ノート」はオンラインでの販売がメインであるため、幸いなことにコロナの影響はあまりありませんでした。自粛期間はデザインのクライアントワークがなくなったので、別の商品制作を進めていました。

そのアイテムは「裏紙ノート」と同じく、見捨てられたものに目を向けるというコンセプトの商品で、湖に捨てられていたガラスを溶かしたアクセサリー「DuckRe:ng」です。自粛期間中は、その世界観をつくっていくため、このブランドのZINEや、LINEスタンプも作っていました。

▼イリモノデザイン製作所「裏紙ノート」の記事はこちら
https://www.mdn.co.jp/di/contents/4710/71355/

【第5回】田中手帳「TETO」デザイナーの有元さん

4月初旬から5月中旬まで、コロナの影響により実店舗を休業していました。そのため、オンラインショップの商品を新しく増やしたり、撮影を行ったり、店舗のレイアウトを変更したりと普段できない作業を行うことができました。

新商品の制作は現在動いていませんが、今後の動きをどうするかなどの話はできました。また、法人様への名入れ対応として提案予定の「100gのノート」は“軽くて持ち運びやすいノート”というテーマで考え中です。画像はこのノートのラフサンプルです。片手で3冊軽々持てるんですよ。ほかにも今後予定しているイベントの限定商品の企画進行中。こちらもお披露目できるのが楽しみです。

▼田中手帳「TETO」の記事はこちら
https://www.mdn.co.jp/di/contents/4710/71863/

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