まとめ
中立な立場での情報提供を心がけなければと思いながら記事の執筆に臨みましたが、少し偏った意見であると感じられた方もおられるかもしれません。ただ、私のような立場のユーザーがマイナポータルを利用してみた中で、どこに利便性を感じたのかということをお伝えするのは意義のあることだと思っています。
何かと批判に晒されることが多い行政ですが、現場レベルで活動されているデジタル庁や国税庁の職員の方々が各種サービスにおいて尽力されています。デジタル庁に問い合わせした際も、「貴重なご意見として承ります」と担当者の方はできる限り丁寧に対応してくださいました。実証ベータ版とされている通り、現在デジタル庁はベータ版の利用に関するフィードバックを求めています。
行政サービスに使い勝手のフィードバックや意見を送ることは、一つの政治参加です。こうした国の基幹サービスは、大臣が変わったり政権が変わるたびに大鉈を振い、以前のシステム仕様などをご破算にしてやり直させるようなやり方では問題があります。
トップダウンで運用が決められるのではなく、私たち納税者が主体的に関わってボトムアップのサービスを作り上げていくという意識が重要なのかもしれません。MdNのユーザーであるデザイナーをはじめとしたクリエイターの皆さんからのフィードバックも大変貴重な意見であると思います。ぜひマイナポータルを利用してみて実証ベータ版を検証しつつ、確定申告の準備を進めていただければと思います。
2024.01.22 Mon