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第3回 誤解されているSEO ~SEOは単なる上位表示ではない

2026.5.13 WED

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第3回 誤解されているSEO ~SEOは単なる上位表示ではない


「SEO」が日本に広まって以来、「検索エンジンで上位表示する」という点ばかりが目立ち、本来のマーケティング手法としての意味合いが曖昧になりつつある。

誤ったSEOを実施することは、クライアントはおろかユーザーにまで不利益を与え、ひいては自分にはね返ってくるということをWebサイト制作者は覚えておくべきだ。この回では、SEO本来の目的について解説していきたい。

(解説:株式会社ディーオーイー コンサルタント 菊井了平)

DOEロゴ
[プロフィール]
株式会社ディーオーイー(DOE)●2007年1月より、ECJコンサルティング株式会社(ECJC)のSEMコンサルティング事業を統合。DOEでは、 数々の有効なネットマーケティング手法を定着させてきたECJCのサービスを、新サービスブランド 'DOE Search' として提供する。
http://www.doe.jp/
SEOに関するご相談はhttp://www.doe.jp/inquire/から。


上位表示テクニックとスパム


SEOは決して上位表示させるためだけのテクニックに終始するものではない。サイト運営者であるクライアントと、情報を探しているユーザーとの出会いを促すマーケティング手法である。

しかし、任意のキーワード(“ゴッゴル”など)を上位表示させ、SEOの腕を競い合う「SEOコンテスト」のようなものまでが行われている。マーケティング手法というよりも、上位表示テクニックとしてとらえられることが、残念ながら多くなっている。

任意のキーワードを検索エンジンで上位表示するというテクニックと、「検索エンジンとユーザーを欺く行為」、いわゆる「検索エンジンスパム」は密接な関係にある。

少ない情報量で特定のキーワードを上位表示させるには、並大抵のことでは検索エンジンのアルゴリズムをクリアすることはできない。

そこで、検索エンジンのアルゴリズムを研究して、今では検索エンジンスパムと呼ばれる上位表示テクニックを新たに生み出し、少ない情報量のまま上位表示させるサイト運営者が急増した。この結果、情報量の少ないページが検索結果の上位を占めるといった現象が生まれた。

逆に検索エンジン側でも、検索結果のクオリティを保つためにそれらを排除せんと、アルゴリズムを改良し続けてきた。こうしたいたちごっこが、SEO=上位表示という図式を世間一般に、より一層強調する形となった。

検索エンジンスパムとその危険性


2006年3月、インターネット広告代理店大手のサイバーエージェント株式会社が運営するWebサイトが、Googleの検索結果から一括して削除されたニュースを覚えているだろうか。

Webサイト内にGoogleのガイドラインに反した手法を用いてページを構成していたことにより、すべてのページがインデックスから削除され、ページランクも消滅してしまったというものである。

サイバーエージェントの広報では「グーグルに対しアクセス不能になった理由を照会しているが、未だに回答は来ていない。当社としては不正行為をしているつもりはまったくない」と説明していた。

この説明に対し、アイレップ株式会社の渡辺隆広氏はこう指摘している。
http://www.sem-r.com/19/20060426145300.html より抜粋)

ある行為が検索エンジンに対する不正行為であるか否かを決定しているのは検索エンジン。ユーザにとって最善の検索結果が表示できるようにする、検索サービ スの品質を高めるためにはどんなガイドラインが必要なのかを、検索エンジン各社が各々のフィロソフィに従って作成します。(中略)
従って企業側の主観でユーザーのためになる、不正行為ではないなど誰も聞いていません。

SEOの目的は上位表示ではなく、あくまでもWebサイト基盤の構築である


SEOは、検索エンジンというメディアを利用したマーケティング手法である。「ユーザーに対して有益な情報を提供する」というゴールに向かって、豊富な情報量(コンテンツ)をユーザーニーズにマッチさせて分かりやすく整理したWEBサイト基盤の構築が目的である。

インターネットビジネスを展開していく上で、”上位表示”という「手法」を「目的」とはき違えることが、多大な悪影響を及ぼす可能性があることを決して忘れてはならない。 


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