
第4回 SEO導入のタイミング
WebサイトへSEOを導入するにはどのタイミングが良いのだろうか? このことは、
前回で述べた「SEOは単なる上位表示の為の手段」という誤解と深く関係している。
サイトのリニューアルを図るプロジェクトの工程を例に、SEOを導入する最適なタイミングを探っていく。
(解説:株式会社ディオーイー コンサルタント 菊井了平)
誤解が生む機会損失
SEOという手法が、単なるテクニックとして世間一般に認知が広まっているためか、残念ながら導入するタイミングが遅すぎるケースが多い。それは、SEO施策がサイト構造全体に関わってくることを知らないために発生するのだが、それにより、余分な工数がかかるなどクライアントに不利益を及ぼすこともある。Webサイト制作事業者であれば、知らなかったでは済まされず、プロジェクトの管理手腕を問われることにもなりかねない。
それではここで、WEBサイトリニューアル・プロジェクトの流れを例に、具体的な例を挙げてみよう。
クライアントの多くがSEO導入を検討するタイミング
下の図のようなワークフローの中で、クライアントがSEOの導入を検討及び依頼をしてくるタイミングとして、弊社の実績上最も多いのは、デザイン開発の部分、いわばリリース間近の実装フェーズの段階だ。
クライアントの多くがSEOを依頼してくるフェーズ

下流工程の段階では、WEBサイト構造やコンテンツプラン、デザインまでもがほぼフィックスしてしまっている。これでは中途半端なSEOしか実施できず、効果がほとんど期待できない。逆に、効果が出るようにSEOを導入しようと思えば、「戦略立案」からやり直し等、プロジェクト全体が白紙になってしまうような事態さえありえる。
SEO導入に最も効果的なタイミング
それでは、最もSEOの効果が期待できる導入のタイミングはどこだろうか? 答えは以下のタイミングだ。
最も効果が期待できるSEO導入のフェーズ

なぜ、このようなプロジェクトの上流工程でSEOが必要なのか、詳しい説明は後述していく。だが、SEOとWEBサイト制作方針は密接な関係にあるということを、ここで最初に述べておきたい。