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第16回 リンク構造の最適化


SEO対策と聞くと、HTMLの最適化のような比較的細かい部分に視点が行きがちな方が多いようだ。HTMLにキーワードを設置したり、それをマークアップしたりすることは、もちろん大切だ。

しかし、SEO施策の効果を出すには、サイト全体の「リンク構造」も非常に重要なポイントになってくる。今回は、そのリンク構造について解説する。

(解説:株式会社ディーオーイー コンサルタント 野田 健治)

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株式会社ディーオーイー(DOE)●2007年1月より、ECJコンサルティング株式会社(ECJC)のSEMコンサルティング事業を統合。DOEでは、 数々の有効なネットマーケティング手法を定着させてきたECJCのサービスを、新サービスブランド 'DOE Search' として提供する。
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リンク評価とは


Googleなどの主要な検索エンジンは、これまで解説してきたようなサイト内に埋め込まれたキーワードのほかに、サイト内のリンク構造や外部ドメインからのリンク数、また、どのようなテーマで書かれたサイトからリンクされているのかを重要視しているとされる。

リンクの種類は、主に、「内部リンク」と「外部リンク」の2種類に分けられる。

  • 内部リンク・・・自分のサイト内で張られているリンク
  • 外部リンク・・・自分のサイト外から張られているリンク

検索エンジンは、これら2種類のリンクの状態を細かく分析し、Webサイトの表示順位を決定する際に、客観的な判断の材料としている。従ってSEO対策では、HTMLの記述などの細かい部分に気を使うことも大切だが、このようなリンク構造も非常に重要なポイントになってくる。

内部リンク施策


内部リンクの最適化によって期待できる効果としては、Webサイトのテーマを強調する、検索エンジンロボットの巡回を促す、などが挙げられる。

しかし、効果が出るからといって、Webサイト全体のバランスを考えずに、Webマスターやコンテンツ担当者同士が思いつくままにリンクを張り合あえばよいわけではない。

検索エンジンは、お互いにリンクでつながったページ同士のテーマ性を重要視しているため、ページ同士がお互いにどのようなテーマで書かれているページなのか、という点を念頭において、リンクを設置する必要があるのだ。

では、具体的にはどのようにリンクを張り合えばよいのだろうか。

下記の図は、リンク構造が最適化されていないWebサイトの例だ。第7回での解説と内容は若干重複するが、大切なことなので、ここでもう一度触れておきたい。

通常のリンク構造概念図
リンク構造概念図、通常の場合

この図を見ると、それぞれのコンテンツに対してトップページからのリンクしか設定されていない状態であることがわかる。このような構造のWebサイトは、横方向へのリンクがまったく設置されていないため、テーマ性の強調・ロボットの巡回性などの面で弱くなってしまう。

では、理想的なリンク構造とは、どのようなものだろうか。

理想的なリンク構造概念図の例
リンク構造概念図、理想的の場合

トップページからのリンクのみではなく、各ページ同士がリンクによって有機的につながっており、立体的な3D構造となっている。そのため、同一テーマのページ群が成立し、検索エンジンがサイトの情報を集めやすく、テーマ性を強調した状態を作り出すことができる。

この構造によって、サイト全体の評価向上、キーワードの上位表示、新規ページの素早い検索インデックス追加、などが実現されやすい状況となるのだ。

外部リンク対策


外部リンクを最適化するには、外部ドメインサイトなどから、リンクを張ってもらわなければならない。

しかし、内部リンク最適化の場合は、自分の管理下にあるため比較的自由にリンク構造を構築できるのに対し、外部リンクを最適化するには、他人の管轄下にある外部サイトからリンクを設置してもらわなければならないため、敷居が高い作業になる。

基本的には、外部のWebサイト管理者に対し、地道にリンクをお願いしたり、リンクをしたいと思わせるような優れたコンテンツを作ったりすることで、少しずつリンクを増やしていくことが重要だ。

Yahoo!カテゴリなどのように、有料でカテゴリサービスに登録審査してくれるものもあるので、有効に活用したい。また、コーポレートサイトの場合は、自社グループのWebサイトなどからリンクしてもらう方法もある。

なお、外部リンク最適化においても、基本的には内部リンクと同様、同一のテーマを持ったページ同士をリンクすることが重要だ。したがって、トップページ同士のリンクだけでなく、中間ページや下層ページなどへも細かくリンクすることができれば、更なる効果が期待できる。

リンクファームの危険性


このように、外部リンクを大量に集めることはなかなか難しい。望んだ通りのリンクをしてもらえなかったりすることもあるだろう。

そんな中で考え出されたのが、自分で外部サイトを大量に囲い込み、もしくは運営するなどして、外部リンクを大量に発生させる仕組みだ。このような行為は「リンクファーム」と呼ばれることが多い。通常のWebサイトでは発生しないような不自然な外部リンク数、構造を発生させ、検索結果の上位を狙う悪質な検索エンジンスパム行為だ。

このような行為を行っているWebサイトは、検索エンジン側から「好ましくないWebサイト」と判断されてしまう可能性が高い。不当に検索エンジンの評価を吊り上げようとしていると判断されるためだ。

第15回でも解説したように、検索結果が不正に捻じ曲げられれば、結果的に自社の検索エンジンを利用するユーザーが離れてしまうことにつながるため、この手の手法に対しては、どの検索エンジンも目を光らせている。

このような行為が発覚すると、特に悪質な場合は、検索結果から完全に削除されてしまうことがある。実際に、サイトごと検索エンジンのインデックスから削除されてしまった国内大手企業サイトの例もある。外部リンク施策を考える際には、十分気をつけていただきたい。


次回につづく
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