
第8回 検索エンジンに好まれるサイトとは? その2~インデックスの促進
それでは、巡回されたサイトが検索エンジンデータベースに登録され、さらに、検索結果上位に表示されるには、どのような施策が必要なのだろうか。
(解説:株式会社ディーオーイー コンサルタント 池松枝美)
インデックスされるには?
「インデックス」とは、検索エンジンのデータベースに登録されることを示し、つまりは検索対象になることを意味する。インデックスされるための具体的な対応策としては、前回解説した、検索エンジンロボットが巡回しやすい構造にすることのほかには、URLを静的に保持すること、などが挙げられる。
検索エンジンは、”?”や”&”といったパラメータを含む動的なURLを好まず、そのようなURLを持つページをインデックスしない傾向にある。そこで、それを回避するためURLを静的に保持する必要があるのだ。
その手法としては、バッチ処理で静的ページを生成する、あるいは、「mod_rewrite」(WebサーバApachのモジュールのひとつ。正規表現を用いてURLを書き換えることができる。)を使用して擬似静的化を行う、などがある。
また、サイト内の全ページがインデックスされるまでには、おおよそ3ヶ月~6ヶ月の期間を有することも知っておきたい。
フレームについて
インデックスについて、もう1点留意したいことがある。フレームの使用についてである。
ひと頃に比較するとかなり減ったが、フレームを利用しているサイトを、しばしば見かける。メンテナンスの利便性が高いというのが、フレームを利用する理由となっていることが多い。しかし、フレームはSEOのみならず、ユーザビリティの観点からも、好ましくない。
ロボット型検索エンジンの多くは、親フレーム、子フレームを個別にインデックスする。そのため、フレームを使用したサイトでは、以下のような弊害が生じる。
・ 検索エンジンがフレーム内のリンク先を巡回できないため、子フレームがインデックスされないケースがある
・ 親フレームにリンクが集中するため、子フレームが被リンク評価(上位表示の一要素)を受けられない
各フレームページが検索結果として個別に表示されることにより、制作者が意図しない形でユーザーの目に触れてしまうという問題もある。
検索結果経由で子フレームを単独で表示させることになった場合、子フレーム内には、他ページへのナビゲーションはもとより、「何のサイトであるか」の表示すら存在しないことが多い。それは、子フレームから他へ移動できなかったユーザーを簡単に追い返してしまう結果を招き、大きな機会損失となる。
フレームを使用したページの構成例

図のような構成をもったページの場合、フレーム分割を定義している[フレーム.html]と、表示内容を記した[メニュー.html]、[コンテンツ.html]を、検索エンジンは個別にインデックスしてしまう。
これらを解決するには、フレームを外すのが最もよい。弊社の経験では、フレームを除去しただけで検索エンジン経由のトラフィックが数倍なったサイトもある。フレームを使用せずともメンテナンスの利便性も確保する策としては、SSI(Server Side Include)やPHP(Hypertext Preprocessor)の導入を挙げることができる。
検索結果への上位表示
上位表示を目指すためには、前述した点以外にも、サイト内とサイト外で施策を行う必要がある。
「サイト内施策」とは、次回から解説するHTML最適化や、
リンク構造の設計などを指す。「サイト外施策」とは、Yahoo!や
Xlistingといったディレクトリサービスへのカテゴリ単位での登録を行うことである。
このようにサイト内とサイト外の施策を終えて、やっと検索結果に表示されるようになる。
次回は、「検索エンジンに好まれるサイトとは? その3」として、検索結果をユーザーにクリックしてもらうためのテクニックについて解説する。
次回につづく