第19回 成功をつかむメンテナンスと検証の在り方 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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第19回 成功をつかむメンテナンスと検証の在り方


SEO施策の導入やリニューアルなど、ひとつの大きなプロジェクトが完了した後、そこで完結してしまってはいないだろうか?

今回は、プロジェクトに投資した巨額のコストとリソース、時間を無駄にしないためには、Webサイトの運用フェーズで何を考えなくてはならないかを解説する。

(解説:株式会社ディーオーイー コンサルタント 菊井 了平)

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[プロフィール]
株式会社ディーオーイー(DOE)●2007年1月より、ECJコンサルティング株式会社(ECJC)のSEMコンサルティング事業を統合。DOEでは、 数々の有効なネットマーケティング手法を定着させてきたECJCのサービスを、新サービスブランド 'DOE Search' として提供する。
http://www.doe.jp/
SEOに関するご相談はhttp://www.doe.jp/inquire/から。

Webは常に“企画(Plan)⇒実行(Do)⇒検証(See)”


本来、Webマーケティングとは、「SEOを導入すること」や「Webサイトをリニューアルすること」が最終的な目的ではないはずだ。だが、大きなお金が動き、多くの人間が長い時間を掛けて作業に従事している間に、本来の目的を見失うことが、まま起こりうる。

先にも述べたように、企画(Plan)、実行(Do)のフェーズには、最も大きなコストと時間を要するため、実行(Do)が終了した時点で、多くの人は目的を達成したと思いがちである。しかし、その後の検証(See)フェーズは、前の2つのフェーズと同様、もしくはそれ以上に重要なポイントなのだ。



2005年10月に検索サービスのリニューアルを果たしたYahoo!検索について、Yahoo!Japanのリスティング事業部検索企画室室長である井上俊一氏はこう語っている。

「宇宙の果てと一緒で、検索サービスという世界はゴールがない永遠のベータだ」

この考えのもと、Yahoo!Japanでは改善の基準を独自に定め、実際のトラフィックを使ってテストを実施し、日々検証と改善に努めている。

我々はWebビジネスそのものにおいても、「永遠のベータ」という言葉が当てはまると考えている。

検索エンジンを使ったマーケティング戦略を行う上では特に、検索エンジン・サービスを提供している側がこうした姿勢である以上、コンテンツを作る側も同様の姿勢を保ち続けなければ、成功をつかむことはできないだろう。

では、Webサイト運営者側が検証を実施する際、どのような方法があるのだろうか。

検証(See)には大きく分けて2つの手法がある


我々は、このような問いに対して、概ね以下のように回答する。

【検証手法A:体重計型分析による、毎日の健康チェック】

⇒Webサイト運用をしていく中で、日々必要項目のみをチェックする。検索エンジンから安定して集客できているか、アタックを掛けられていないかなど。


【検証手法B:人間ドッグ型分析による、集中検査】

⇒Webサイト改善案策定、施策確認を前提とした、詳細な項目でのデータを抽出する。ユーザーの遷移状況、コンバージョンや放棄率など。

Webサイトの検証を行うにあたって、様々な種類の「アクセスログ解析ツール」が存在するが、どのツールを利用すればよいかを迷うところである。その際にはまず、上記のような“2つの手法に適したツール”という観点から選んでみるとよいだろう。

検証(See)を受けて、地道なメンテナンス、時には大きな改修を行う


[検証手法A]によって毎日チェックを行っている間に、細かい改善点は必ず浮かんでくる。Webサイトによってその改善点は様々だが、例えばWebサイトが外部からアタックを受けているような場合には、サーバー・サイドのセキュリティ設定の変更などが挙げられる。

[検証手法B]においては、どの程度の周期で実施するべきか、という疑問がまず挙がることだろう。我々はおよそ3ヶ月~6ヶ月を推奨している。これは日別の推移だけではなく、月単位での推移を分析することによって、Webサイト全体の成長度合や問題点を俯瞰して見ることができるからである。

メンテナンスに伴うページの消滅やURL変更には要注意


最後に、Webサイトの運用を行っていくにあたり、新規コンテンツの追加や古いコンテンツの削除といった更新、またはドメインの移行(Webサイトの引越し)を行う際に、SEOの観点から必ず注意しておきたいポイントを挙げておく。

ロボット型検索エンジンが検索結果に出力している「Webページ」は、“HTML”などのような「ファイル」単位ではなく、「URL」単位であるといわれている。作成されたURLがロボット型検索エンジンに認識され、高い評価を受けていながらも、URLを変更したり、削除したりしてしまうケースが多くある。

その結果、Webサイト全体でロボット型検索エンジンから受けていた評価にまで、悪影響を及ぼすことにもつながるのだ。

SEOの観点から、WebサイトにとってURLは「資産」である。

そのことを十分認識し、URLの変更が発生した場合には、必ず検索エンジンが公開しているガイドラインにのっとった手法で、URLが変更になったことを検索エンジンに的確に伝えることが重要である。


次回につづく
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