
第11回 SEOの基本は正しいマークアップ その2~キーフレーズの配置と論理的強調
Webコンテンツの内容を自然な形で検索エンジン側に伝えるには、適切に配置したキーフレーズを、論理的な強調や見出し要素によってマークアップする必要がある。
今回は、その具体的な設定方法について解説する。
(解説:株式会社ディーオーイー コンサルタント 野田健治)
キーフレーズの配置
Webサイトにキーフレーズを配置するポイントは、自然な形で設定することにある。設定の方法はWebサイトによって異なるため、今回は、一般的な配置を例に挙げて解説する。
キーフレーズ配置:悪い例

Webページの上部にキーフレーズが集中し、Webページとしては不自然な構成になっている
Webページにおけるキーフレーズの数などにも左右されるが、キーフレーズの集中は、どちらかというと、検索エンジンからマイナス要素とみなされてしまう可能性が高い。このようなバランスの悪い配置は、できるだけ避けたほうが無難だ。
キーフレーズの配置:よい例

Webページの上部から下部までバランスよくキーフレーズが配置されている
Webページの全体にバランスよくキーフレーズを配置することにより、検索エンジンに対してより自然な形でテーマを伝えることができる。さらに、一般ユーザーにとっても、見やすく読みやすいWebページとなる。
論理的強調要素 < em >タグ、< strong >タグ
キーフレーズの配置が決まったら、論理的強調タグを適切に使用し、キーフレーズをマークアップしていく必要がある。これにより、情報に重要度のメリハリをつけることが可能となり、検索エンジンに対し、Webページのテーマが伝わりやすくなる。
論理的な強調を行う場合のタグは、主に< em >や< strong >などを使用する。これらのタグは、論理的な強調要素を表すタグで、< em >は強調、< strong >はより強い強調という意味づけをすることが可能だ。
なお、これらと似たようなタグとして、< b >や< i >などを連想する方がいるかもしれない。しかし、これらは見た目こそ< strong >や< em >タグと似通っているが、意味には大きな違いがある。
< b >や< i >は、単に視覚的な強調のために作られたタグであり、論理的強調の意味合いを持っていない。また、W3Cにおいても「非推奨」 となっており、CSSでの代用が推奨されている。これらのタグについては、今後、十分に気をつけながら使用する必要があるだろう。
見出し要素 < h >タグ
論理的強調タグ以外の重要な要素として、< h >タグがある。このタグは見出しを定義するためのタグであり、これも適切に使用することにより、検索エンジンに重要な要素として認識させることが可能となる。
設置の簡単な例を見てみよう。
一番上の大見出しから、中見出し、小見出しと順番に< h >タグを割り振っている。論理構造として< h1 >が最上位のレベルで、以下< h6 >まで数字が大きくなるにつれて下位レベルとなる。ページに設置する際は、この論理構造が崩れないように注意することが重要だ。
見出し要素の設置例

< head >要素について
上記で解説した要素のほか、ソースの上部に記述する< head >要素にもキーフレーズを含めると、より効果的だ。特にWebページの主題となる< title >タグは非常に重要な要素となるため、キーフレーズを含めたほうがよい。
さらに、非可視要素である< meta name="keywords"~ >、及び< meta name="description"~ >も、場合によっては大切な要素となる。キーフレーズを含めておくのはもちろんのこと、キーフレーズの表記ゆれを吸収させるためにも有効だ。例えば、商品名などのように、正式名称以外の表記をWebページ上に掲載することが難しい場合は、これらの< meta >タグを活用するとよいだろう。
「SEOをはじめよう。」次回、第12回は1月11日(木)からの掲載開始となります。
「SEOとデザインクオリティ」と題してお送りする予定です。ご期待ください。