Webデザインには、あなたの知らない「落とし穴」がたくさん。大きなものから小さなものまで、それが及ぼす影響はさまざまだ。カンペキだと思っているあなたのサイトも、実はすでに暗い穴の中かも・・・。
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Flash貼り付け時のOS、ブラウザ環境による落とし穴
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現在、Web制作においては、さまざまな開発ツールが揃っているので、基礎であるHTMLタグなどを一から記述しなくてもサイトを制作することが可能だ。
たとえば、FlashをHTMLに貼り付ける場合、Dreamweaverなどのボタン機能ひとつですむ。そうしたことから、実際、HTMLのソース上でFlashを貼るためのタグがどのように記述されているかを知らない人もいるのではないだろうか?
Flashを貼るHTMLを制作する場合は、<object>タグと<embed>タグの両方が必須となる【1】。なぜ、わざわざふたつのタグを入れる必要があるというとWindowsのInternet Explorerは<object>タグを、WindowsのNetscapeやOpera、Macintosh、Unixは<embed>タグを参照していることによる。
労力をかけてFlashを制作したはいいが、HTML記述に<object>タグもしくは<embed>タグを書き忘れたことによりFlashを見ることができない環境があるという事態に陥らないようにしよう。
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<objectclassid="clsid:**************"codebase="http://down
load.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#ver
sion=6,0,29,0" width="850" height="580">
<param name="movie" value="index.swf">
<param name="quality" value="high">
<embed
src="index.swf"
quality="high"pluginspage="http://www.macromedia.com/go/get
flashplayer"
type="application/x-shockwave-flash" width="850" height="580">
</embed>
</object> |
【1】DreamweaverでFlashを貼り付けた場合。<object>タグと<embed>タグの両方が使われているのがわかる
解説:横山 剛
(※本文中、及びキャプション内で使用している「<」、「>」は、全角になります。ご注意ください。)