過去と未来を見通す、大谷和利のテクノロジーコラム | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-

過去と未来を見通す、大谷和利のテクノロジーコラム

2018.8.17 FRI

アップルの今後を左右する「レアメタル争奪戦」。敵は思わぬ業界に!?
2018年08月01日
TEXT:大谷和利(テクノロジーライター、AssistOnアドバイザー)
売れないといわれたApple Watchを軌道に乗せ、売れ行き不調と噂されたiPhone Xもスマートフォン市場でトップクラスの販売成績を上げていたことが判明したアップル。しかし、ベストセラーのモバイルデバイスを擁しているからこそ抱える悩みもある。そして、不可避的に争わざるを得ない伏兵は、意外な業界から現れてきた。それは、テスラなどのEVメーカーだ。しかも、戦場は自動運転車などではない。もっと根源的な部分で、アップルは負けられない競争の真っ只中にいる。
▷ フラッシュメモリ以来の大争奪戦

デジタル音楽プレーヤーの市場が立ち上がり、等比級数的な拡大へと向かおうとしていた2005年のこと。アップルは音楽データのストレージ用のフラッシュメモリを将来に渡って安定的に確保するため、主要なメモリ製造メーカーに合計12億5千万ドルを前払いして、2010年までの供給契約を締結した。

当時のマスコミの論調の中には、そこまでする必要があるのかと疑義を挟むものもあったが、結果的に、アップルの大胆な賭けは実を結ぶことになる。そして、その後の…
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[筆者プロフィール]
大谷 和利(おおたに かずとし)
●テクノロジーライター、AssistOnアドバイザー
アップル製品を中心とするデジタル製品、デザイン、自転車などの分野で執筆活動を続ける。近著に『iPodをつくった男 スティーブ・ ジョブズの現場介入型ビジネス』『iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化』(以上、アスキー新書)、 『Macintosh名機図鑑』(エイ出版社)、『成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか』(講談社現代ビジネス刊)。
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