其の11 “読みやすさ”に配慮してフォントを選ぶ | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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レベル初級其の11

“読みやすさ”に配慮してフォントを選ぶ


代表的な二つのフォント、ゴシック体と明朝体。明朝体には見た目が美しく読みやすいという特徴があり、対してゴシック体には、認識しやすく印象に残りやすいという特徴がある。

とはいえ、それは紙面上でのことで、Web上(モニタ)では一概にそうとも言い切れない。画像として書き出す大きめの文字には明朝体もいいが、ユーザーに読ませるためのテキストはやはりシンプルなつくりのゴシック体の方が読みやすい。

明朝体はゴシックに比べるとつくりが細かく、そのような細い線は解像度の低いモニタで閲覧すると、潰れて見えてしまう可能性もあるのだ【1】【2】。

明朝を使用している例
【1】明朝を使用している例。一行程度ならまだしも、文章量が多いと読みづらい
ゴシックを使用している例
【2】ゴシックを使用している例。やはりこちらが読みやすいだろう

“和”を表わすために、読ませるための部分まで明朝体にしているサイトがたまに見かけるが、“和”のイメージは画像や色彩のビジュアル面で表現し、テキスト部分はゴシック体で表示した方が読みやすいだろう。

また、各種ブラウザの表示の違いも要注意だ。FirefoxやNetscapeはInternet Explorerと違い、表示フォントがデフォルトでは明朝体に設定されている。CSSの「font-family」を用いて、フォントの指定を行うことを忘れてはならない。


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