其の37 ジャンプ率を上手に活用する | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて
タイトル画像

レベル上級其の37

ジャンプ率を上手に活用する


「ジャンプ率」は主に紙媒体の誌面で用いる言葉で、文字のジャンプ率といった場合、見出しの文字サイズと本文の文字サイズの比率を示す。例えば新聞はジャンプ率を上げて各見出しを目立つようにし、見出しだけを読んでも全体の趣旨を理解できるようになっている。

Webサイトの場合でも、このジャンプ率はユーザーに何か印象づけたり、躍動感を演出するための手法として使われる。とくに文章が多いページはこのジャンプ率が低いと、非常に読みづらくなってしまう【1】【2】。

本文と見出しのジャンプ率が低い例
【1】本文と見出しのジャンプ率が低いため、読みづらい。どこが見出しなのか、判別しにくい
ジャンプ率を高くした例
【2】ジャンプ率を高くした例。ページを見た瞬間に見出しが目に入る。ただし、このジャンプ率を高く設定しすぎると、しつこい印象をもつユーザーもいるので注意したい

また、ジャンプ率にも複数あり、文字のジャンプ率・写真のジャンプ率などがある。ジャンプ率が高ければ躍動感を表現でき、ジャンプ率を低くすると上品で落ち着いた印象になる。

一概にこれぐらいの大きさならばいい・悪いということではなく、制作するページのイメージによって、躍動感を出したいのであればジャンプ率を高めに、落ち着いた雰囲気にしたいのであれば低めに設定してみるとよいだろう。


お作法一覧へ
twitter facebook このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
【サイトリニューアル!】新サイトはこちらMdNについて

この連載のすべての記事

アクセスランキング

8.30-9.5

MdN BOOKS|デザインの本

Pick upコンテンツ

現在