其の33 グリットを有効活用しよう | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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レベル中級其の33

グリットを有効活用しよう


まとまりがない印象を受けるサイトには、表示されている要素の左側が揃っていなかったり、バラバラに配置されていることが多い【1】。

こうした場合には、レイアウトをする際にグリッドシステムを利用すると非常に便利だ。これを上手に活用すると、スッキリとまとまりのあるレイアウトが可能になる。

グリットシステムを使用せずレイアウトした例
【1】グリットシステムを使用せずレイアウトした例。きちんとした意図がなく配置をしているので、見ていて落ち着かない

グリッドシステムとは、画面をグリッドと呼ばれる格子状に分割し、それを基準に画像や見出し、文章などの要素を線に合わせてレイアウトを行うことだ。見えない線に沿ってレイアウトするため、ページ上に載せる要素を簡単に揃えることができ、ページのフォーマットや、サイト全体のイメージを統一しやすいという利点がある【2】。また、CSSのボックスをグリットシステムの四角形一個分を見立ててレイアウトすると便利である。

グリットシステムを使用してレイアウトした例
【2】グリットシステムを使用してレイアウトした例。位置揃えがきちんとできているので、統一感が出るし、フォーマット化しやすい

ただ、機械的にグリットに合わせてばかりいると単調でつまらない印象になる場合もある。そんなときは、あえて意図的に一部をずらしてみよう。どの程度グリットに合わせてレイアウトしているかの度合いを「グリット拘束率」という。拘束率が高ければ堅い印象のサイトになり、低ければ自由度が高く楽しい印象を与えることができる【3】。

一部分だけグリットから外してレイアウトした例
【3】一部分だけグリットから外してレイアウトした例。全体が単調になってしまったときなど、部分的にずらしてみるとよい

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