其の47　プラグイン使用時のユーザーへの配慮

制作者側のブラウザには、当たり前のようにインストールされているFlashプレーヤーやなどのプラグイン。一般的なユーザーのブラウザには、Flashプレーヤーこそ、最近ではインストールされている場合が多いが、そのほかのプラグインに関しては未対応の場合は少なくない。

言う間でもないが、プラグインがインストールされていないブラウザで、プラグインを必要とするコンテンツを閲覧することはできない。

たとえば、PDFもAcrobatがインストールされていないと閲覧できないわけだが、ユーザーがそのPDFファイルの内容に興味があればインストールしようと考えるはずだ。そうした場合、ダウンロードサイトへのリンクの表記がないと、インターネット初心者のユーザーは、Acrobatをどこで入手したらいいかわからず、結局そのコンテンツから出て行ってしまうことになる。

どんな環境の人もストレスなく閲覧できるのが一番であるから、プラグインを必要としないページが一番好ましいが、そうもいかないのもまた事実だ。

特に企業や学校内のインターネット環境では、（必要がないという理由で）プラグインがインストールされていないケースが多々ある。いろいろな環境のユーザーがいることを考え、プラグイン未対応のブラウザでも見られるWebページを追加する、もしくは対応させることが大事だ。それが無理なら必ずプラグインをダウンロードさせるためのリンクを用意しよう【1】。