其の20　機種依存文字を使用しない

機種依存文字とは、特定の環境上でしか正しく表示されない文字のことである。

同一の文字セット上で、特定の文字コードについてOSやコンピュータごとに違う文字が定義されている場合がある。たとえば機種依存文字を含んだ電子メールを送ると、相手の使用しているパソコンによっては、メールの内容がほかの文字に置き換えられたり、意味がまったく伝わらなくなってしまう可能性がある。このことから、多数の環境が混在しているインターネット上では機種依存文字を使うことはできない。

よく見かける例としては、Windows環境で①（まるいち）と書いたのに、Macintoshで見た場合（日）のようにまったく意味不明な文面になってしまう【1】。サイト制作上これらの機種依存文字を使用しなくてはならない場合、その部分を画像化して使うなどの必要がある。

また、先に触れたようにメールでも機種依存文字は使用できない。もちろんメールではその部分だけ画像化することはできないので、自分が思わず使ってしまいそうな機種依存文字をある程度覚えておき、使用しないようにしたい。

ちなみに、WordのdocファイルやPDFファイルはWindows/Macintoch共通ファイルなので、機種依存文字の問題は解決されている。