Premiere Elements 7 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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ムービー編集ソフト

バージョンを一挙に上げてWindows版で登場!!


Premiere Elements 7


アドビシステムズ




アドビシステムズのコンシューマー向けムービー編集ソフト「Premiere Elements 7」を入手。早速いろいろ試してみた。ちなみに前ソフトはバージョン4なので、一気に数字を上げているが、これは同時に発売された「Photoshop Elements 7」とバージョンを合わせたため。と同時に、ここに進化と自信がうかがえる。対応OSはWindows XP/Vistaのみであるが、新たなPremiereの世界を機能ごとに細かく紹介していこう。



操作はより簡単に!より楽しく!


できるだけ簡単な操作で、今まで以上に楽しいムービーが作成できる。一言で言えばそうなるが、その作業は驚くほど楽しく、奥が深いものだった!

つまり「できるだけ簡単に」という思想が機能や操作性の隅々にまで配慮されている。だから手間のかかる作業はソフトにまかせることが可能だし、もちろん細部へのこだわりもキチンと反映できる編集機能が満載なのだ。


使いやすい整理ビュー

タスクパネル上部に整理ビュー専用の領域が新設され、ファイル管理が手早く簡単にできるようになった。もちろん自分のPCにあるメディアファイルから、プロジェクトで使用する素材を検索したり、並び替えたりできる。機能強化された部分であるといえ、操作性もかなり向上したといえる。


画面上部、右側に並んでいるタスクバーに新たに「整理」が加わった。ボタンの選択で領域が4つのワークスペースに切り替わる。作業しやすいというのは大事なポイントだ

作業の流れがわかりやすいワークスペース!


ワークスペースは「ビデオ・静止画・オーディオの整理」「ムービーの編集」「DVD、Blu-rayディスクのメニュー作成」「ムービーの書き出し」の4つに切り替わる。ムービーの制作に必要な一連の4作業がワークフロー形式で表示されるので作業がしやすく、流れもつかみやすい。初心者でもムービー制作の概要を把握していれば、手軽に編集作業ができるようになっている。Youtubeなどに投稿したいと考えている初心者の方にもオススメできるだろう。


多様なデバイスからビデオを取り込める!


機能が強化されたポイントの1つに取り込み機能の強化が挙げられる。以前よりも、素材の「取り込み」も非常に楽になったのだ。そもそもメディアの多様化で、さまざまな素材が存在する今日、このような多種多様なデバイス対応がうれしい。とにかくどんな素材もどんどん取り込んでムービーにしよう、という提案が感じられ、いろいろ試したくなる。


整理ビュー内にある「取り込み」のインターフェイス。Webカメラや携帯電話など、さまざまなデバイスからビデオを取り込める。視覚に訴えるアイコンもわかりやすい。ハイビジョン映像の取り込みは右上の「HDV ビデオカメラ」アイコンから


AVCHDカメラのハイビジョン映像とインスタントムービーの楽しさ


新機能として特筆したいのが、ハイビジョンビデオカメラ対応とインスタントムービーだ。フルHD記録のハイビジョンビデオカメラの多くが採用している最新の映像フォーマットAVCHDに対応。高解像度の映像を直接、簡単に取り込むことが可能。迫力あるハイビジョン映像をそのまま気軽にビデオ編集できるのだ。

そして、今回のバージョンアップの目玉である新搭載のインスタントムービーだが、結論から言うと、その手軽さと楽しさ、完成度の高さに正直言って感動した! この機能を簡単に紹介すると、仕上げたいイメージのテーマを選択するだけで誰にでも簡単に、そのテーマを反映した魅力的なムービーが作れるというもの。具体的にはテーマに沿った編集や構成、音楽やタイトル、エフェクトなどが自動的に作成されるのだが、完成するムービーのクオリティは高く、何より楽しい!

もちろん、完成したムービーに手を加え、あとは自分の感覚に合うように細かく編集することも可能なのだ。



インスタントムービーにできるテーマは20種類。もちろん写真とビデオの組み合わせもOK。編集の仕方やタイトル、選曲のカスタマイズもできるので、表現のバリエーションは広い。音楽の長さに合わせてビデオの長さを調節することも可能
実は筆者はCM制作者として映像の世界に長らく身を置いている。だからか趣味での編集にもつい細部へこだわってしまい、実のところ1フレーム単位で編集しなければ気が済まない感覚があった。(そして徹夜になっていく…)

しかし、このインスタントムービーを利用して、少し考え方が変わった。

つまり、もっとおおらかでいいのではないか。そもそも、この手の編集ソフトは映像を楽しむためにある。その機能がここまで進んでいるのであれば、むしろこの自動編集に素材を委ね、自分の発想にはないプレミア演出(笑)を、楽しんでいいのではないか。そう、ビデオというものはもっと気軽に、楽しむためにあるのだから!

というわけで、同一素材を使って、テーマを変えて何タイプもインスタントムービーを制作した結果、その意外性と手軽さに、まずは自分自身が大いに楽しめたことをみなさんにお伝えしたい。以下は、インスタントムービーで作成したもののギャラリーと思って欲しい。








インスタントムービーで作ったいろいろなムービーのワンカット。テーマは「ドライブ旅行」「ヨーロッパ旅行」「いっぱいの思い出」「コミック」「ミュージックビデオ」「スパイ」など、試してみたいものばかり。どれも音楽が素晴らしく、構成も新鮮。お任せコースならではの楽しみがある。ビデオカメラで撮影したムービーが手軽に1つの作品となってしまうのだ。さすが、インスタントムービーと名付けられた新機能だ。



新たなタグ機能「スマート名札」とは?


映像に含まれる内容を自動的に分析。シーンごとに、スマート名札と呼ぶ項目(タグ)を自動的に付けてくれる機能。これも驚くほど簡単に実行できる。

ちなみにインスタントムービーは、スマート名札を使用して行われており、使用するファイルと使用方法を自動で判断し、編集やエフェクトをかけ、全体の流れを作成しているとのこと。


ビデオを分析中。素材にスマート名札が自動で次々と付けられていくのは、ある種、感動的


分析終了後の画面。素材の管理機能としては実用度が高く、便利だと思う

ビデオの編集時には素材のチェックが必須となる。当たり前だが、素材は多いほど選択の余地が広がり、厳選した素材をつないで切れ味の良いムービーが生まれる。それが理想だが、大量の素材、尺の短い素材の内容確認は、かなり根気のいる作業であった。

しかし今後は条件検索ができるスマート名札が大活躍するだろう。「映像の画質」、「画像の明るさ・暗さ」、「フォーカス」、「顔(1人?大人数)」「顔(クローズアップ?ロングショット)」などを始めとして、「カメラの動き(パン・ズーム)」なども
分類してくれるので、どんな素材があるのか効率よく全体を知るのに便利。編集上のリズムを作るための素材や、インサートカットを探す場合にも助かると思う。



名札管理ウインドウは、整理ビューの領域から立ち上げることが可能。右端のチェック項目を利用して検索ができる

実際に検索してみた。チェックボックスを見て欲しい。「顔」で検索するといくつか素材が見つかる

今度は「顔」→「大人数」で検索。今回は1つの素材が該当することがわかる

簡単にリアルな合成ができる、新機能・ビデオマージ


動いている被写体を単色の背景からきれいに切り出し、ドロップ操作で簡単に他のビデオに合成できる機能が新たに追加された。下記のサンプル画像であるが、ブルーバックで演奏している女の子を、たくさんの花をバックに演奏しているように合成してみた。ビデオマージボタンを押すだけで、ブルーの背景が切り抜かれる。あとは合成先のシーンにドロップするだけ。想像以上に簡単。サンプルでは、ちょっとしたミュージックビデオを作成したことに……。こんなに簡単とは思わなかった。初心者にも手軽に操作できるところもうれしい。


女の子がギター演奏しているブルー背景色のムービー


背景に挿入したいムービー


ビデオマージ機能で合成中

ビデオマージ機能で、女の子の背景が合成され、きれいに切抜きがされた


このほかにも、ビデオの長さに合わせてサウンドの長さを自動調整する新機能「スマートサウンド機能」や動画共有サイトへの投稿に最適な「FLV(Flash Video)形式での保存」やBlu-rayディスクへのハイビジョン映像の書き出しなどの機能を備えている。最新の機能は、楽しさと手軽さと、実用性に溢れていた。


(クリエイティブディレクター 藤崎実)


■価格 
14,990円(税込)

■動作環境
CPU:SSE2をサポートする1.8GHz以上(HDVまたはBlu-rayには3GHz以上のプロセッサ、AVCHDにはデュアルコアプロセッサが必要)
OS:Windows XP(Service Pack 2)日本語版、 Windows Media Center日本語版、またはWindows Vista日本語版
メモリ:Windows XP(512MB以上のRAM※HD、AVCHD、またはBlu-ray用には2GB以上)、Windows Vistaの場合(1GB以上のRAM※HD、AVCHD、またはBlu-ray用には2GB以上)
ハードディスク:4.5GB以上の空き
ディスプレイ、ビデオカード:16bit以上のカラー表示 、1,024x768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ、DirectX 9または10互換のサウンドドライバおよびディスプレイドライバ
DVD-ROMドライブ
QuickTime 7日本語版

■問い合わせ先 
アドビカスタマーサービス
0570-067337 http://www.adobe.com/jp

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